子どもの頃から、梨が好きで、秋から冬にかけてたべている。
 
 なんと言っても、あの「シャキシャキ」という食感が好きなのである。

 その点において、洋梨もいいとは思うけれども、シャキシャキ感の点において、和梨に軍配を上げる。

 あの「シャキシャキ」が「石細胞」というものだということは確か小学生くらいで読んだ。

 以来、梨を食べる時には、「石細胞ありがとう」と思っている。

 ところが、今だに、石細胞を見たことがない。顕微鏡で見ようと思ったこともない。
 そもそも、なぜ梨に石細胞があるのかも調べたことがない。

 こんなにお世話になっているのに、本当に申し訳ないなあ、と石細胞に対して思うのだ。

 世の中には、気になっていながら放置していることがたくさんあって、石細胞もそのうちの一つだ。

(クオリア日記)

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