tt さん

茂木先生、こんばんは。
ttと申します。都内のデザイン系の大学四年男子です。

今年の春から研究室に配属され、今、卒業研究を進めている真っ最中なのですが、その研究室の教授がとても横暴で困っています。
まず学生と教授との間に上司と部下のような線引きをしたがり、研究室内では何をするにも教授の許可が必要です。
さらにやたらと学生を拘束したがり、研究室の滞在時間をタイムカードで管理したり、毎週、週報をかかされ、学生のプライベートまで管理が及びます。
そのくせして普段は自分の仕事ばかりして放置されっぱなしです。
普段、教授の仕事や、給料も出ないのにオープンキャンパスの準備を手伝わされたりしますし、さすがにこれはおかしいのでは?と思い、ネットで調べてみたのですが、研究室とはそういもんとかわりとよくあることみたいな意見を多々見受けられました。
口答えするにも卒業研究の単位は教授が握ってますし…周りの皆は教授の目を気にして言われた通りにするしかないような状況です。

私は研究の分野に進むわけではないので詳しいことはわからないのですが日本のアカデミックな世界ではこれが普通なのでしょうか?
だとしたら、あまりにも縦社会で閉鎖的すぎると思うのですが…

茂木先生のご意見をお聞かせください。

ご回答。

うーむ、大変ですね。。。
大学といっても、あるいは教授といっても、そのスタイルはさまざまで、お書きになっている先生のふるまいが典型的だとは、必ずしも言えないと思います。

一方で、そのような先生が時々いらっしゃることも事実です。
デザイン系の研究室ということですが、そのような分野の特性も、関係しているかもしれません。

デザインは、将来、お仕事をされる時に、時にグループワークや、メンバー間の密な連携が必要な分野だと思います。
教授のふるまいは、そのような分野の特性を反映している、と言えないわけではないと思います。

これが、数学だと、そもそも個人でやるしかない分野なので、そのような構造自体がありません。
一度、数学の教授に、「そういえば、一年に一回しか見ない学生もいる」と言われて唖然としたことがああります(笑)。

フェルマーの最終定理を解決したワイルズさんは何年か「行方不明」になったそうですが、そのような単独の取り組みが数学の特徴です。
デザインは、クライアントもいるし、大きなプロジェクトだと多人数で取り組むことになるので、その先生のようなアプローチが出てくるのかなと思います。

その先生のふるまいが必ずしも最適だとは思いませんし、行き過ぎはよくないと思いますが、上のようなデザインの分野としての特性を考えると、一つの社会勉強と割り切ってしまうのも考えだと思います。

なお、同じ研究室で学び学生さんたちどうしで連絡しあったり、こんな気持だとシェアしあうと、リスクヘッジにもなりますし、気持ちも楽になると思います。

無理のない範囲で、学生生活、楽しんでください!

nounandemo

 
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