しえりさん

こんにちは。質問です。

『その場で感じている感情よりも、時間がたってからふと思い出したときの感情のほうが本当の感情に近い』という話を聞いたことがあります。

これは正しい話なのでしょうか。

五感で感じた情報はすぐバイアスがかかってしまうのではないかと思います。

脳科学的にはどうなのでしょうか。

よろしくお願いいたします。

ご回答。

面白いことを考えますね。

「本当の感情」ということを科学的に定義できるかといえば、おそらくできないでしょう。

「その場で感じている感情」と、「時間がたってからふと思い出したときの感情」は、脳内過程として、どちらがほんもの、というよりも、違うわけで、それぞれの違いを見極める必要があると思います。

「その場で感じている感情」は、いわば、即座の反応で、一般に扁桃体などの感情系の処理の方が大脳皮質よりも早いことが知られていますから、生体としての本当的な反応に近いのだと思います。

一方、「時間がたってからふと思い出したときの感情」は、大脳皮質の後付処理を経ているわけですから、当初の反応よりも、より、過去の記憶との照合や、関連付けが進んでいると考えた方がいいでしょう。

つまり、そのような違いが、感情としての色付けを変えているものと思われます。


nounandemo

 
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