「ドット」と「ドット」を結ぶひらめきは、無意識の中でいつ起こるかわからない。その起こるタイミングを制御することはできない。しかし、その準備をすることはできる。

ひらめきの準備の最たるものは、さまざまな「素材」を無意識の中に投げ込むことである。読んだり、聞いたり、体験したり、あるいは考えたり、書いたりして、無意識の中にそれらの情報を蓄積していく。

たとえば、映画を見たり、小説を読んだり、あるいは人生の実体験をしたりすることが、「素材」を蓄積することにつながっていく。それらの素材が無意識の中で「発酵」して、変容していくのをあとは待つのである。

無意識の中での素材の変容のプロセス自体はコントロールすることはできないが、それがどのようなものか、イメージすることはできる。元々の文脈などを超えて、素材が混じり合い、組み合わさっていく感覚である。

ディフォルト・モード・ネットワーク(DMN)の働きは、時にmind wandering(心がふらふらと動くこと)と表現される。素材の変容のプロセスはまさにmind wanderingで、逆にそのようなプロセスを許容しなければならない。

一方的にインプットを続けたり、あるいは特定の文脈(課題)に沿った活動をするだけでなく、ぼんやりと脈絡なくさまざまなことに思いを馳せるmind wanderingの活動をすることが、結果としてひらめきの歩留まりをよくすることにつながっていく。

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