男爵いもさん

38歳、フリーのICT系エンジニアのタンタンと申します。

僕は高校を卒業してから『神はいるのか?』という疑問に悩んでいます。

科学的な見解と、茂木さんはどのように考えていらっしゃるのかを知りたいです。

僕は神がいると信じた時期もありましたが、今ではいないと考えています。僕は神社への参拝等、一切しません。親戚や知人の葬儀等では相応の対応をさせて頂いていますが、正直無駄だと考えてしまいます。しかし神が絶対にいないと言い切れる確証もありません。

神がいないと結論できるなら、世界から神を無くした方が効率的だし、平和に近づくと考えます。

答え難い質問かも知れませんが、宜しくお願い致します。

ご回答。

「神」について、現代の知識人の標準的な立場は「無神論」(atheist)で、Richard Dawkinsのように積極的に発言している人もいます。

(著書としては、The God Delusion、邦訳『神は妄想である』)

しかし、無神論の立場からの批判は、結局、既存の宗教の体系に対するものです。

そこから離れて、宇宙の実在を冷静に見れば、神という名前を使うかどうかは別として、そこに驚異があることは疑いありません。

アインシュタインは既成の宗教は信じませんでしたが、宇宙の秩序、法則に対する畏敬の念は常に表明していました。

私たちの行為に対して、それを褒めたり罰したりする神、あるいは天国や地獄といったものは存在しないでしょうが、驚異としての神、ないしは超越的な存在を信じる(というか感じる)ことは、現代においても合理的な態度であるように私は思います。

nounandemo
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