ピコ太郎さんの「PPAP」(Pen-Pineapple-Apple-Pen )https://www.youtube.com/watch?v=0E00Zuayv9Q が世界を席巻している。今朝はこのミームについて考えたい。

Justin Bieberさんが「今インターネットではまっている動画」とツイートしたことが一つのきっかけだと言われているが、ネットのミームを集成するサイト http://knowyourmeme.com/memes/pen-pineapple-apple-pen … の流れを見ると、それ以前にネット上では広まっていたことがわかる。

鍵となるのは、「本家」であるピコ太郎さんの動画はもちろんだが、多くの「カバー」、「パロディー」が生まれて、それらの動画も多くのビューワー数を稼いでいった、という点にある。「本家」+「カバー」のパワーで、PPAPは一気に広がっていったのだ。

PPAPは、カバーやパロディーが、lip dub(口パク)で作りやすかった、ということも一つの大きなポイントかもしれない。ピコ太郎さんの音声トラックを用いて、さまざまな人がそれぞれのPPAPをつくったことで、ミームが一気に広がった。

「本家」であるピコ太郎さんの独特の存在感がブームに火をつけたことは言うまでもない。ヒョウ柄で、サングラスをかけ、ちょっと「こわそう」だけれども、意外とチャーミングで、ナンセンスなことを言う、そのギャップが受けたのだろう。

PPAPのミームは、ドリフターズの荒井注さんのThis is a penに始まる、日本人の拙い英語、という流れを下敷きとしているものの、世界でこの動画を見ている人たちは、必ずしもそのような文脈では見ていないようである。

PPAPを見た子どもたちの反応を集めた動画 https://www.youtube.com/watch?v=0ddgbYp3RnI… を見ても、子どもたちは普通に「おもしろい人」「面白いおじさん」と見ていて、そこに、英語が苦手な日本人というローカル的な認識はあまりないようだ。そこがミームとして跳躍している点だろう。

コピー、カバーのやりやすさから、PPAPはネット上に無数の派生動画を生み出しているが、9つの異なるスタイルでPPAPをやる https://www.youtube.com/watch?v=e_JX2msmRhI … の動画が私には面白かった。よく知らないミュージシャンもいて、そっちの勉強にもなったからだ。


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