月別アーカイブ / 2022年03月



 市川海老蔵さんと小林麻耶さんのことだけれども、ふつうに暮らしているだけでも、ネットとかでいろいろ目に飛び込んでくる。


 ぼくは、ユーチューブの動画でお話したように、それぞれの個性が大切だと思う。


https://www.youtube.com/watch?v=tYNkAbWjHfo


 海老蔵さんの個性は、とにかく生命力と越境力で、その本質は「かぶく」というところにあると思うし、またその現場は歌舞伎などの表現の中にある。


 そして、麻耶さんの個性は、一つ拝見したビデオでもわかるように卓越した言葉のコントロール、表現にあって、その現場はテレビとか舞台とかナレーションにあるのだろう。


 現代は、プライベートもユーチューブなどで「現場」にする傾向があるけれども、それもほどほどが良くて、市川海老蔵さん、小林麻耶さん、それぞれの現場で輝くのが本来の姿だと思う。


 市川海老蔵さん、小林麻耶さん、おふたりとも、応援しています!


(クオリア日記)



 アカデミー賞で、ウィル・スミスさんがクリス・ロックさんを平手打ちした件、アメリカのコメディの「ロースト」(roast)の文化の中で考えなければならないと思う。


 ローストをする人をローストマスターといい、この場合はクリス・ロックさんがローストマスターだった。


 ローストとは、授賞式だとか、誰かのために開かれたパーティーとか、おめでたい席で、ある人のことを敬意をもってユーモアで語ることである。


 ローストで取り上げられた人は、自分がコメディの対象になっていることを善意の現れとして受け入れる。


 ホワイトハウスで行われているコレスポンデンツディナーなどが代表で、例えばオバマさんが大統領のときは、コメディアンがオバマさんの出生証明書のこと(共和党のひとたちが攻撃材料につかっていた)を笑いにした。


 クリス・ロックさんの授賞式での役割は、ローストマスターであり、ウィル・スミスのパートナーのジェイダ・ピンケット・スミスさんをローストしたことがすれ違いを生んでしまった。

 

 ジェイダ・ピンケット・スミスさんのヘアスタイルが、もし、ご本人の選択によるものだったら、そのような短い髪型がキャラクターに合う「J.I.Jane 2」への出演が楽しみだというコメントは典型的なローストだったろう。


 一部では、クリス・ロックさんはジェイダ・ピンケット・スミスさんに脱毛の症状があると知らなかったという報道もある。


 真相はわからないが、クリス・ロックさんのアクトはカテゴリーとしてはローストであり、ただ、コンテクストとかニュアンスであの場、あの関係性の中では失敗したということだと思う。


 一方のウィル・スミスさんの平手打ちが、「有害な男らしさ」(toxic masculinity)と論じられたり、主演男優賞を受けた映画King Richardの描かれ方もまた、二人の偉大なアスリート、Venus とSerenaに対する父親のRichard Williamsの役割を過大視しているという批判も一部あって、大変興味深い。


 高校や大学の探求学習の課題として、さまざまな問題への入り口になるかと思う。



 関連動画


#アカデミー賞 授賞式で #ウィルスミス さんが #クリスロック さんを殴打した「事件」の分析 


https://www.youtube.com/watch?v=gEU2ZZO6cfE


(クオリア日記)

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