月別アーカイブ / 2020年03月

連続ツイート2478回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


こういう時代だし、小中学校は休校になってしまうし、大切なことだと思うのは、やたらと自粛したり、控えてばっかりいないで、出かけるときはでかけて、うまく工夫して集まったりしていないと、経済が回らなくなってしまう。そこで思い出すのが小学生の(特に男の子の)「不謹慎力」だ。


もちろん、ジェンダーの区別をするつもりは全くなく、女の子にも不謹慎力はあると思うけど、以下では、ぼく自身もかつてそうだった、小さな男の子の不謹慎力をふりかえりたいと思う。小学校の頃「8時だョ!全員集合」で、加藤茶さんの「ちょっとだけよ」が爆発的に流行って、男の子はみんな真似をした。


それで、林間学校の子どもたち主催の出し物の時に、男の子全員が「タブー」をかけて、加藤茶さんの「ちょとだけを」を事前に教師との打ち合わせなしにやったら、教師たちがものすごく焦っていたのを今でも覚えている。(笑)。あれは不謹慎力全開であった。


また、小学校6年生の時に、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの『スモーキンブギ』が流行って、それをまたもや先生への相談とか根回しなしに、卒業式の日の演物としていきなりやって、教師や教育委員会やPTAが焦りまくっていたのを思い出す。歌詞が歌詞だから。改めて確認してみてください(笑)


これは男の子に限ったことじゃないかもしれないけど、小学生くらいは、大人たちの良識だとか優等生的な見識だとかそういうものに可愛く結果としてさからう「不謹慎力」があって、それが今のご時世で自粛や休校やらで解放されなくなってしまっているとすると子どもたちにも不幸だし、社会にもよくない。


不謹慎力を、大人になっても保っていて、クリエイティヴに展開していたのが、忌野清志郎さんだと思う。社会には小学生の不謹慎力、そして忌野清志郎さんが必要だ。いろいろ良識が説かれて(良識は大切だけれども)自粛が広がる今だからこそ、敢えて、不謹慎力の大切さを今朝くらいはふりかえってみたい


以上、連続ツイート2478回、「こんな時代だからこそ振り返る、不謹慎力の大切さ」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。

連続ツイートまとめ.png

1211回


人参・朔さん


茂木さん、こんにちは。
朔と申します。

 僕は教職を目指す大学3年生です。教職という進路を考えるにあたり不安があり、現状や傾向などについて茂木さんの考えを伺いたいです。

 僕の持つ不安は、自分がマイノリティに属する場面が多いことです。例えば、僕は自閉症スペクトラム・ADHDの診断を受けており、人よりその特性が強いです。学校では友達関係が苦手でいじめられてきました。また、先生の中では少数派かと思いますが、勉強が出来るほうではありません。解答例とは全く違う解き方をするなどして、先生も正解かどうか分からないために、なるべく解答例と同じ解き方をするよう言われてきましたが、なかなか難しく感じます。そしてそれは普段の考え方や発言にも似たようなところがあり、正直あまり人とうまくいきません。
 こんな僕が教職に進もうと決めた理由は、中学の先生に「教職に向いてはいないが、君のような人が必要だ」と言われたからです。僕自身も、子どもが多様な分、教師にももう少し多様性があっても良いのではないかと思います。もし僕が教職に就くことでその助けになれば良いです。しかし心配もあります。
 学校現場というのは、まだまだ差別意識が強いと聞きます。その現状があるなら変える努力をするしかないのですが、誰かしらが標的になるとすれば、それは自分だろうな、と不安にもなります。様々な特性を持った自分が生きていける世界なのだろうか・・・と。
中学の先生が言った「向いてはいないが」というのも、そのあたりのことのようです。
 そのような学校現場の側面について、茂木さんはどのように感じ、考えておられますか。


ご回答。


人参・朔さんが書かれている文章を読ませていただくと、いろいろなことに配慮が行き届いていて、先生に向いていらっしゃると思います。


教育実習なども経験されていくのだろうと思いますが、その現場で、いろいろと感じ、考えられたら良いのではないでしょうか。


生徒の多様性を大切にすると同時に、そのためにも、教師の側の多様性も大切にすべきだというのはほんとうにその通りだと思います。


いろいろ不安もあるでしょうが、ぜひ教職を目指されたらいかがでしょうか。


一つポイントになるのは、今は、学校のあり方も多様化し始めていて、いわゆる普通の、典型的な学校以外にも、公立、私立を含めていろいろな学校が生まれ始めています。


 世の中にどんな学校があるのか、生まれようとしているのか、情報収集をしつつ、典型な学校を含めて、自分にあった仕事の場、活躍の機会を探られたらいかがでしょう?


 なお、「解答例とは全く違う解き方をするなどして、先生も正解かどうか分からないために、なるべく解答例と同じ解き方をするよう言われてきました」ということですが、すばらしい個性だと思います。


 天才物理学者のファインマンさんも、「違う道具箱」という表現で、そんな解き方をされていたようですよ!

nounandemo
 
脳なんでも相談室へのご相談は、https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1294423.html のコメント欄までお願いします。

よくある相談項目を集めて、回答した本です↓

『すベての悩みは脳がつくり出す』

連続ツイート2477回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


新型コロナウイルスが人間の認知に与える負荷について昨日に続いて考えたい。今回の感染を、「通常の風邪やインフルエンザと同じだ」という言説があるけれども、違うと思う。そもそも、武漢の医師たちが、通常とは異なる肺炎があることに気づいたのである。


コロナウイルスが身体に与える影響の詳細はまだ明らかになっていないことも多いが、変異で、症状の出方がこれまでとは異なる肺炎があることに気づいた。政府による隠蔽もあったけれども、医師たちは比較的早くその特定と症状の記述をしたと思う。


Huang, Chaolin, Yeming Wang, Xingwang Li, Lili Ren, Jianping Zhao, Yi Hu, Li Zhang et al. "Clinical features of patients infected with 2019 novel coronavirus in Wuhan, China." The Lancet 395, no. 10223 (2020): 497-506.


問題は、重症化するメカニズムだけれども、よくわかっていない点も多い。高齢の方が重症化するという話もあるけれども、若い方で重症化したり、武漢で告発した医師の方のように亡くなる方もいる。何らかの持病を持っている方が重症化しやすいとも言われるが、詳細がわからない。


症状が医師たちが気づくくらいに通常の風邪とは異なり、また、重症化や死亡に至るメカニズムもこれまでの風邪とは異なる可能性がある。このあたりが、新型コロナウイルスに対して人々が不安を抱く根本的な原因になっている。若い人でも、自分が重症化する可能性を否定できない。


日本のメディアは騒ぎすぎだと言う方々もいるけれども、海外のメディアの報じ方も、日本のメディアと同等、ないしはそれ以上である。インフォデミックという論評もあるけれども、実際にメディアがそう動いてしまっている以上、仕方がない。


単純な死亡者数が多い病気や要因は他にたくさんあると言っても、今回の新型コロナウイルスは人間の認知プロセスにおいてさまざまな新規な特徴があるため、それが不安の感情反応を引き起こすことはむしろ当然といえる。東京オリンピックが開けるかどうかは、人間の認知反応を含めても判断となろう。


以上、連続ツイート2477回「人間の認知プロセスへの負荷から見て、新型コロナウイルスはやはり単なる風邪ではない」をテーマに7つのツイートをお届けしました。

nounandemo
 
脳なんでも相談室へのご相談は、https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1294423.html のコメント欄までお願いします。

よくある相談項目を集めて、回答した本です↓

『すベての悩みは脳がつくり出す』

↑このページのトップへ