月別アーカイブ / 2019年03月

雑談その14。

 脳科学がメディア対応するとき、どうしても、脳内物質とか(ドーパミン、セロトニン、エンドルフィンetc.)、特定の部位(海馬とか、扁桃体とか、紡錘状回)を挙げろ、という圧力がかかることが多い。

 最初のうちは、メカニズムを説明していても、テレビや雑誌の人は納得した顔をしないから、なぜなんだろうと思っていて、それで上の具体的な物質名や部位名を出すとやっと安心するというか、ほっとした顔をしている。

 つまり、「脳科学的」というのは、物質名とか部位名だと思っているんだということがわかる。

 それで、こっちとしては、いや、別に、ドーパミンの化学式に神秘的な性質があるわけじゃなくて、それがレセプターにくっついて、それがどのような神経活動につながって、それが脳の神経回路の中でどのような働きをしているかということが大切なんだけど、と思っても、そういう説明は長くなるから、つい面倒になってやめてしまう。
 向こうも求めていないし、説明してもどうせ使われないし。

 こまったものだと思う。

 結局、長い説明を可能にして、楽しめるためには、スローメディアでいくしかないのかなと思う。
 最近私がこの「雑談」の試みをしているのも、つまりは雑談がスローメディアだからだろう。

 そもそも意識の謎などは、スローメディアでしか扱えない。


雑談のひととき.png

812回


ドラゴンさん

こんにちは、茂木先生
僕は中学3年生です。
茂木先生は前に英語力をつけるには、多読がいいと言っていましたが、
具体的にどんなものを読めばいいのかわかりません。
前に先生が言っていたように無料で読める論文も読んでみたのですが
僕には難しすぎて……
そこで、中学生でも読めそうな英語の科学のサイトなどを教えてださい。

ご回答。

ご回答。

がんばっていて偉いね!

言語というのは、すべてつながっているので、中学生向けのサイトとか、そういうものは限られてしまうのです。

もし、まだボキャブラリーがたりないと感じているのならば、英語の子ども向けの本から読むのがいいです。

Alice in wonderlandとか、Charlie and the chocolate factoryとか。

ここに、古典となっている子ども向けの本のリストがあります。

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_children%27s_classic_books

科学に興味があるのならば、科学の知識は比較的言語依存的ではないので、ブルーバックスや日経サイエンスを読んで、ある程度見取り図やリテラシーをつけてから読むと類推がつきます。

英語は、少しずつ、でも着実に。

中学生でこれくらい意識を持っているのは素晴らしいことだから、ぜひ、続けてくださいね!

nounandemo
 
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よくある相談項目を集めて、回答した本です↓

『すベての悩みは脳がつくり出す』

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