月別アーカイブ / 2018年01月

中心を外さずに。第63回。

 年が明けた。
 地球が、また太陽の周囲を一回公転した。

 「金」という元素の成因は、超新星爆発とかいろいろ説があるが、最近有力なのは中性子星どうしの衝突だという。

 いずれにせよ、地球という惑星、太陽系ができる、その前の宇宙のことである。
 
 何十億年か経つと太陽の熱で地球上の水がぜんぶ干上がってしまうとか、そのような宇宙スケールの時間のことを考えていると、地球が太陽のまわりを公転して一年経った、と感慨に浸っている私たち人間の時間のスケールが、小さく、そしていとおしく思えてくる。

 宇宙の本質は、スケールのabsurdityの方にあるのだろうが、人間の居場所はその中のみずたまりにある。



中心を外さずにcloseup.png

 正月飾りは、門松とかいろいろあるけれども、やはりいちばん好きなのは、丸いおもちが二つ重ねられているやつだ。

 しろくて、丸くて、ぽわんとしているのが良い。

 近くにみかんがあると、白とオレンジの色のコントラストも良い。

 自分でおもちをついて、それをかさねもちにすると、何だかほこらしい。

 まるい、ということと、支え合っている、ということが、きっと、命の文法にかなっていて、それで正月飾りとしてふさわしいのだろう。

(クオリア日記)

おもち.png



第456回

.ゆっきーさん

茂木先生、こんにちは。
私は中学校教師一年目、25歳女です。

私は仕事で悩んでいることが主に二つあります。
一つ目は、生徒の前で話すとき、相手の心に響くようなことを言えていないと感じることが多いことです。相手はそんなこともう知っているというような当たり前のことしか話せません。先輩からは、相手にとって価値あるはなしでなければ、そのために考えて話すことが大切だとアドバイスされているのですが、なかなか思うようにはいきません。時々教師という職業自体が自分に向いてないのではと感じるようになりました。影響力のない人は人としての魅力に欠けるのでは、と思うからです。

二つ目は、仕事の中で気を利かせないといけない場面(沢山あって書ききれません)で気づけず、気が利かない子という印象を同僚に与えていることです。ぼーっとしてる子と思われているようです。自分の中では色々考えているつもりなのですが、うまくいきません。

今後どのように仕事をすすめると良いか、注意すべきことがあればご回答をしていただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

ご回答。

中学教師になられて一年目ということは、今、9ヵ月経たれた時点なので、まだまだ「学習曲線」の急上昇中だと思います。

ですから、今、.ゆっきーさんが感じられているさまざまな課題や、困難は、ずっとこのままである可能性は低く、変化していく(改善されていく)可能性が高いと思います。

生徒の前で、相手の心に響くようなことが話せない、とおっしゃっていますが、そのようなことを考えるゆっきーさんのお人柄は、必ず伝わっていると思います。「相手にとって価値あるはなしでなければ、そのために考えて話すことが大切」という先輩のアドバイスは大切だと思いますが、それは、これから目指す地点であって、そちらに向かって少しずつでも近づいていけば良いのです。

「気が利かない子という印象を同僚に与えている」ということですが、一年目だから、仕方がないと思います。

全体的に、.ゆっきーさんが悩んでいらしゃることは、教師になって一年目、ということからくる、「特別な時間」だからだと思います。

そのうち、笑って、「あんなこともあったなあ」と振り返ることができる、そんな時がくると思います。

だから、不安で、いろいろ模索している今は、春に花が咲き、芽生えるような中学教師の特別な生命の時間だと思って、大切にしてくださいね!

nounandemo
 
脳なんでも相談室へのご相談は、https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1294423.html のコメント欄までお願いします。

よくある相談項目を集めて、回答した本です↓

『すベての悩みは脳がつくり出す』

↑このページのトップへ