月別アーカイブ / 2018年01月

 中心を外さずに。第92回。

仮想通貨(cryptocurrency)で、一つ直観に反するのが、その発行量で、すでに数千あると言われているけれども、ICOを重ねていくと、原理的にその総数に上限があるわけではないから、たとえば数万、数十万の仮想通貨が発行されたとき、それは一種のハイパーインフレになると思われる。

実際には投資が集まる通貨とそうでない通貨が出るだろうから、市場原理で淘汰される、という理屈もなりたつが、人気のあるものからないものまでロングテールで存在するという状況が、決済手段としても持続可能なのかどうかは疑問だ。

ブロックチェーンで、維持のためのプルーフオブワークに基づく貨幣の配分も、ビットコインのように逓減する設計になっているのは上のハイパーインフレ回避という意味では理解できるが、しかしそれだと採掘のインセンティヴも逓減する。

ICOもそうだが、創始者ないしは初期の参加者の方が得をする構造になっている点が、仮想通貨のメリットであると同時に設計上の大きなリスクである。

つまり、ブロックチェーンというイノベーション自体は興味深いし可能性を感じるが、インセンティヴやフェアネスという視点から、認知的に設計の最適化を十分に行っていないという印象がある。


中心を外さずにcloseup.png

大分に「やせうま」というお菓子があって、とてもおいしいのだが、なんで「やせうま」というのだろうと思っていた。


やせた馬? なんでそんな不思議な名前、と思っていたら、違うのだという。


やせ(八瀬)という乳母がいて、子どもが、八瀬がつくるお菓子がうまいから、「やせ」の「うま」をくれ、というので「やせ、うま」で「やせうま」になったのだという。


へえ、知らんかった。


というわけで、「やせ、うま」はとてもおいしいです。


(クオリア日記)


やせうま.png

第485回

お腹すいたさん

海外に行ったら、いろいろ考える事がありました。高2です。学校の行事みたいなので海外の高校行ったり大学行ったりして、勉強してきました。英語の単語を覚えるのがとても楽しくなるなどメリットがありとても楽しく、受験英語とは全く違うと言うこともよくわかりました。そこで質問なのですが、これから大学受験に向けて勉強していくにあたり、私は今まで自分に無理させて、というかストレスになるくらい勉強しなきゃ、とういう思いがありました。が、そこまで頑張らなくても(現地の高校生のようにとても楽しく生きている姿に憧れて)良いのかなとか思っちゃいました。楽しく高校生活をおくりたい。それでも日本に帰るとせかせかと勉強してる人たちをみると、やはり頑張らないといけないのかと不安になります。みんな楽しく勉強してないです。やる気ない人、やってる人はだいたい受験に向けてです。これからの1年、どのような思いで受験を乗り越えていけば良いのでしょうか?(今も楽しいですが、受験というものに苦しめられている気がします、ストレス解消をするのはもちろんですが、受験そのものが問題です泣)

ご回答。

海外での体験、楽しくて良かったですね!

受験はプレッシャーがかかるでしょうが、それは必ずしもストレスにつながるものではありません。

ストレスになるのは、自分がコントロールできない時で、コントロールできれば歓びに変えることができるのです。

チクセントミハイのフローのスキームで言えば、自分のスキルと課題のレベルが高いレベルで一致すれば、歓びを感じることができます。

やらされ感ではなく、自分で自分に目標を課しているのだと思い、その目標をクリアすることに歓びを見出していけば、受験というプレッシャーをストレスではなく楽しみに変えることができるのです。
モーツァルトも、依頼された作曲を期限までに終わらせなくてはというプレッシャーがあったでしょうが、それをストレスとは感じていなかったはずです。

ストレスと感じていたら、音楽に出てしまいますから。彼の音楽は歓びのかたまりでした。


nounandemo
 
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