月別アーカイブ / 2018年01月

 中心を外さずに。第93回。


 仮想通貨で、ブロックチェーンを維持するために行われる計算は、それ自体には意味がないわけで、それが電気代とかが問題になるくらいの量になってしまうと、あまりエコではない。


 どうせならば、その計算自体に何か意味のあることをやらせる(たとえばSETIとか、タンパク質の構造計算とか)という設計が可能なのかどうか、誰かがすでに考えているかもしれない。


 将来的に、ブロックチェーンを維持するための計算から科学技術上の発見がどんどん出てくる、みたいな世界ができたら面白いと思う。



中心を外さずにcloseup.png

爪楊枝のあたまのところに、なんか切れ込みのようなものがあるけれども、子どもの頃からそういうものだと思っていた。

ある時、確か大学生の頃だったと思うんだけど、誰かがぽきっとあたまを折って、そこに楊枝を置いた。

そして、ほら、これは、このようにして置けるようにつくってあるんだ、しかも特許をとっているんだよ、と言ったので、へえ、そうなのか、と思った。

それ以来、それを確認していなくて、今もググらずにこれを書いているんだけど、この「爪楊枝のあたま問題」は、世の中にはそういうことがあるんだ、という一つの例だと思う。

小さなデザインにも工夫があって、その理由をみんな特に考えずに暮らしていて、その由来を聞くとへえ、面白い、と思うことが世の中にはたくさんあると思う。

(クオリア日記)



つまようじ.png

第486回

ケタヴァ・ゴリンゴ・シエリンゴ さん

誰かに相談に乗ってもらったとき、アドバイスをもらって、「ありがとう」で済ませた方がいいのでしょうか?

それとも、「うーん、それだと問題がある」とか「私は、そのアドバイスの通りにはできない」と言って、できるだけ自分が成功に近づけるような答えをもらうのが正解でしょうか。

前者じゃないと、みんな、傷ついてしまいますよね。でも、後者だと、心からの感情は生まれなくなりますよね。

ずっと、このことで、もやもやしています。深い仲だからといっても、相手の表情を見ていると、前者じゃないと、だめなのかなと…。

どうお考えですか?よろしくお願いいたします。

20代、女

ご回答。

一人の方に相談して問題が解決したりものごとが見えることもありますが、複数の方に相談することで多角的に見えてくることもあると思います。

そして、最後に決めるのは本人です。

グーグルのCEOのエリック・シュミットさんにお話しをうかがった時、シュミットさんがこんなことをおっしゃっていました。

何かを決めるときに、何人もの人に話しを聞く。30人に話しを聞いたら、それだけ多角的に判る。一人の天才よりも、30人の普通の人に話しを聞いた方が問題の本質が見える。

そして、最後は自分で決めると。

誰もが、自分の人生のCEOです。

nounandemo
 
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