月別アーカイブ / 2017年02月

創造性を考える際に「イースターエッグ」というメタファーは役に立つ。何か仕掛けがしてあって、その時がくればその効果がわかる。創造性とは、一生懸命イースターエッグを仕込む作業だと言ってもよい。

創造する人は、「イースターエッグ」職人である。誕生日のサプライズを仕込んでいる時のように、誰にも言わず、黙々と作業する。他人にそれが伝わるのはずっと後で、それまで孤独な作業が続く。もちろん、承認という報酬も得られない。

行為に対する報酬は、作品が完成して、それが公になってみんなが驚いたりよろこんだりしてくれた時に初めて受け取ることができる。それまでは、その時を想った、ただひたすらイースターエッグの仕込みを続ける。

構想段階や、途中でそのことを口にしたりするのは、意見をもらったり、フィードバックを受けたりする上で必要なこともあるが、基本、創造者はイースターエッグをつくっているのだと思わなければならない。満足はずっと後で遅れてくるのだ。

イースターエッグの長いながい仕込みの段階(これは、思ったよりも時間がかかる場合もあるし、終わらない時もある)と、それが伝わって報酬を受け取るまでの時間的な遅滞こそが、創造者が学習する「パターン」の一つである。

ところで、作品に仕掛けられたイースターエッグを、受け手が気づかないままに時が過ぎていくということはよくあることだ。傑作ほど、隠されたイースターエッグは多い。時には創造者自身がイースターエッグを無意識のうちに仕込んでしまっていることもある。

連続ツイート
 

りのみーさん
 
鹿児島在住、大学3年生 女性です。

いつもブログを拝見させて頂いています。

最近よく考えるのが、笑いのツボは何だろうということです。
私は、皆が笑っている話なのに全然笑えないし、人と違うところで笑ってしまうことがあります。
なぜ笑えないのかというもやもやがあるので、
何か笑いについてご意見を頂けるとありがたいです。

ご回答。

笑いの起源として「偽の警告」仮説があります。
笑いは恐怖や不安と近く、それを打ち消すために生まれたという仮説です。

たとえばくすぐったいというのは、おかしくて仕方がないけど、考えてみると他人に身体をさわられるのは危険なことでもあります。

笑いは高度な認知能力で、だからこそパターン学習して笑いのツボを広げていかないと、笑えないネタもたくさんあります。

他人と自分の笑いのツボが違う、というのは、笑いの認知プロセスを考える上で重要なヒントになり、またある種の自己像でもあるので、今後もその違いをたのしみ、またふりかえる機会となさってください!


nounandemo
 (ご相談なさりたい方へ。 脳なんでも相談室へのご相談は、 https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1294423.html のコメント欄までお願いします)   

『レイトショー』のスティーヴン・コルベールさんが、トランプさんのスタッフがトランプさんのツイートを減らすためにとった方策について分析しています。

自分を批判するニュースを見るとツイートするので、とにかく褒めることが肝心だと(笑)。

そこで、トランプさんがいかにも好きそうなニュースを、レイトショーがつくりました。

その内容と言えば・・・(爆)





コメディは、差別や偏見、政治的課題など、思考が硬直しがちな問題を「笑い」にすることで、私たちの頭を柔軟で自由なものにします。

特に、タブーになりがちなこと、対立が固定しがちなことほど、「笑い」を通してメタ認知を立ち上げることができます。そのことで、私たちはより自由になります。


コメディに必要なのは、真実を見る「勇気」です。

すぐれたコメディは、民主主義に欠かせないインフラだということができます。

 コメディは、「自由」の空気製造機なのです。

英語のコメディを見ることは、英語力を高める上でも有効です。
英語が分かれば笑える。おかしさ、笑いがわかるかどうかで、自分の英語力をチェックできるのです。  
  

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