月別アーカイブ / 2017年01月

ユーモアのセンスは柔軟な思考をする上で不可欠である。とりわけ、自分自身のダメなところ、欠点を笑いに変えることは、学習、コミュニケーション、創造性のために欠かせない。

笑いのメタ認知は人を寛容にする。自分の欠点やダメなところを隠そうとする人ほど、他人に対して攻撃的になる。劣等感を乗り越える最も良い方法は、それを笑いに変えてしまうことである。そのことで人は学習をする準備をすることができるのである。

自分の国の政治的指導者や、政治文化について批評的に笑いを提供することは、民主主義にとってはとても重要で、そのようなインフラがなければタブーなき議論はできない。ユーモアは、政治に欠かせない潤滑油なのである。

政治家に対するコメディアンの批評的笑いは、拡大された自分自身に対するメタ認知だと言える。なぜならばそのような政治家を選んだのは集団としての「自分たち」なのであり、政治家の欠点は、自分たち自身の欠点だとも言えるからである。

成熟した政治的ユーモアにおいては、他国の文化や他国の政治家を笑うことは、だから、価値が落ちる。それは自分たちのことではないから、メタ認知としての自己批評に欠けるからである。むしろ、自分たちの欠点を棚に上げた他者攻撃であることが多い。

もっとも、今のアメリカのコメディ文化におけるロシアのプーチン大統領への言及のように、自分たちの指導者であるトランプ大統領に対する批評性の一部として他国の政治家が登場する場合は、この限りではない。

コメディも一つのパターンであり、たくさんのサンプルを見ることでパターン認識することができる。政治的批評に基づくコメディが主要メディアではほとんど皆無の日本だが、アメリカやイギリスのすぐれた政治コメディを見ることで、それがどのようなものか、パターン認識することができるだろう。

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はりはりさん

神奈川 女子大生2年 
茂木先生、私は20歳になっても彼氏が出来たことがありません。
恋愛したいのですが、どうしたら良いと思いますか?

ご回答。

恋愛は、出会い、つまりセレンディピティ(偶然の幸運)です。

セレンディピティは、Aという目的のために行動していたら、Bに出会う。

つまり、恋愛自体を目的に動くというよりは、勉強したり、部活をしたり、趣味のサークルに入ったり、バイトをしたりといったかたちで社会の中で動く中で出会うのがいちばんいいのです。

ですから、あまりあせらずに、まずは自分の人生をいろいろ充実させてみてください。

そうしたら、その中で素敵な出会いも自然に生まれると思います。

はりはりさんにセレンディピティがありますように!


nounandemo
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