偏差値に関する一番の誤解は、それで学力が測れると思っていることだろう。

学力は、本質的、原理的に、非典型的なものである。

たとえば、小学校の頃から、非可換群に興味を持つ子は、当然学力は高いが、同じ学年の横並びのテストでは、それは測れない。

<偏差値では、学力は、測れない。>

個々人の能力の非典型性を、一つひつと評価する、AO型の入試によって、初めて学力は、その伸びしろのフルスペクトラムで測れるのである。

これは、きわめてシンプルな論理にすぎないと思う。偏差値に関する虚妄は、ここに極まっていると私は考えるのだ。