もう一つ謎がある。

権力の暴走や、横暴のニュースに接したときに、自分を、あたかも権力側に置いたような発言をする人がいるということだ。

自分たちは、一般市民で、どちらかと言えば権力のとばっちりを受ける側だということがわかっていないのだろうか。

あたかも、自分が権力と一体化したような幻想を持つのは、もっとも危険な自己陶酔なんじゃないかと思う。

ツイッターなどで権力側と一体化した幻想を振りまいていても、いざとなったら、自分は蹴散らされる一般市民の側になる、というリアリティ・チェックが、そのような人にはないように思う。