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高校時代。

アーティストといえば、Aqua Timezであった。

もちろん、EXILEとかオレンジレンジとかMr.ChildrenとかBUMP OF CHICKENとかaikoとか浜崎あゆみとかGReeeeNとかサザンオールスターズとかもいたわけだが、


あの頃とてつもなくはまり込んだのは、Aqua Timezだったのである。




一日は決意の朝で始まったし、駅前の時計台に決まって夕方5時に行ったりしたし(誰が待ってるわけでもなかったが)、千の夜を超えて眠りについた。


骨折をした日には、ここぞとばかりにギブスを指して「折れた淡い翼」と友人に説明したものだ。



他には雨上がりの放課後。
夕日が滲んだ空を見上げて「大丈夫だよ。」と口ずさんだのも一度や二度ではない。


生涯、このアーティストのファンだと思っていた。


そのことを、それほど周りには吹聴してはいない。Aqua Timezを愛してると百万回言うよりも、一度ギュッと抱きしめた方が早いと思っていたから。


それくらい、気持ちは本物だった。


それこそ「最後まで」続くもんだと思っていたから。
あなたが教えてくれた一つ一つをこの手が忘れぬように。楽しくも楽とは言えぬこの道を行けるところまで行くもんだと。





しかし、大学に入り、いつの日にか僕は、Aqua Timezを聞かなくなった。

例えば手を繋いだならいつかは手を離す日が来るのだと知った。


なんて虚しいんだろうか。
どれだけ好きになっても、結局は継続しない。

だったら好きになる意味なんてあるのだろうか。





それでも、


それでも、懲りもせず僕らは、



日が昇って沈むように、波が寄せて返すように、



何度も何度も音楽にはまっていく