夜の海に行った。それは、海だと思えば海だと納得することができるのかもしれないが、眼前に表出しているのは世界が終わり断面が露呈している得体の知らない蠢きの地点の連なりで波打ち際を歩くと蠢きの先端が何度も境界線を奪いにくる




おいでよ、







どうぶつの森















どうぶつ?


 


どう ぶつ    ?





奥の方のわけがわからなくなっているところにどんどん向かっていきたいが、そうするともう戻ってこれなくなるというバーチャル予測の世界に一方で精神が拘束されているものだから、波打ち際をウロウロしているしかなくて途方もなくやりきれない、満たされない気持ちが無尽蔵に募った この後何事もなかったように東横線に一時間くらい乗って帰宅するんだ やりきれないよう 大分濃いグレーの空に今影送りしたい

浜辺には海の家が建っているが、簡素な造りなのに団地みたいで気持ちがわるいというか それがただ海でしかない光景を投射していた。私のスクリーンには映らないけど光量が強くて。だから海の少し上らへんにワーナーブラザーズって書いとこうかと思う。夢と、魔法と、ファンタジーの世界。諦めてるから見れる夢、緩やかに現実と繋がっているから花火の残り香の匂いがしてくる。死じゃん。見えた。こういうとき私は頭の中でヤマザキがくれる白いお皿をたくさん割るんだよ。



海に向かう途中で

「世界人類が平和でありますように」

と書かれた白い杭を見た。民家の庭に刺さっている。言葉はPEACEなのになぜか不発弾でも目撃したような殺伐とした気持ち になるからやめてよ。戦争を低予算で可視化するのうまいね。どこまでが意図なのか推し量ることができないけど意図なんかひとつもなさそうな気配漂っていて虚ろな不気味さのせいで心が3割壊死「世界中ヤマザキくれる皿いっせい全部割れますように」