今、「おから」というものを食する為のメンタリティーの構築の仕方がどうしても分からない。強いて言えば「健康」なのかもしれないが、ヘルシー方面の潜在能力で看板貼れる程の実力ではないと思う。要は組み合わせである。懐石料理や幕内弁当などバラエティーに富んだ和食の中に細やかな箸休めとして佇むくらいが丁度であって、私の眼前に在する大戸屋定食の、ボウルにポテサラのノリでよそわれたこの感じ、無理。絶対分かってない。おからって『逆に』の食べものじゃん。本来絞りカスなのですが、これはこれで風流でございます。逆に。そういう文脈を踏まえないとおからって楽しく、美しく食べることができないものだと思うんだけど、だから今私の魂がポテサラみたいなおからを食することを激しめに拒むんだけど。無理なんだけど。おそらく献立を考えた開発チームは「健康的でヘルシーな和食」というテーマで副菜におからを選んだんでしょうが、副菜おからってあんまりないからオリジナリティーを見出したのかもしれませんが、目先のイメージ、消費者に好印象を与えたいという目的意識が強すぎた結果、手段の目的化、おからという個性光る人材のパーソナリティーの喪失を招き、このような失敗和膳が世に放たれたのでしょう。

副菜の無念は、主菜の無念を上回る
無念無念無念無念無念無念 無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念無念

夜の海に行った。それは、海だと思えば海だと納得することができるのかもしれないが、眼前に表出しているのは世界が終わり断面が露呈している得体の知らない蠢きの地点の連なりで波打ち際を歩くと蠢きの先端が何度も境界線を奪いにくる




おいでよ、







どうぶつの森















どうぶつ?


 


どう ぶつ    ?





奥の方のわけがわからなくなっているところにどんどん向かっていきたいが、そうするともう戻ってこれなくなるというバーチャル予測の世界に一方で精神が拘束されているものだから、波打ち際をウロウロしているしかなくて途方もなくやりきれない、満たされない気持ちが無尽蔵に募った この後何事もなかったように東横線に一時間くらい乗って帰宅するんだ やりきれないよう 大分濃いグレーの空に今影送りしたい

浜辺には海の家が建っているが、簡素な造りなのに団地みたいで気持ちがわるいというか それがただ海でしかない光景を投射していた。私のスクリーンには映らないけど光量が強くて。だから海の少し上らへんにワーナーブラザーズって書いとこうかと思う。夢と、魔法と、ファンタジーの世界。諦めてるから見れる夢、緩やかに現実と繋がっているから花火の残り香の匂いがしてくる。死じゃん。見えた。こういうとき私は頭の中でヤマザキがくれる白いお皿をたくさん割るんだよ。



海に向かう途中で

「世界人類が平和でありますように」

と書かれた白い杭を見た。民家の庭に刺さっている。言葉はPEACEなのになぜか不発弾でも目撃したような殺伐とした気持ち になるからやめてよ。戦争を低予算で可視化するのうまいね。どこまでが意図なのか推し量ることができないけど意図なんかひとつもなさそうな気配漂っていて虚ろな不気味さのせいで心が3割壊死「世界中ヤマザキくれる皿いっせい全部割れますように」

夏休みがはじまった気配を背中で感じた。物が無口だ。きっと学校のプールの水はぬるくなっている。誰の声も聞かずにカップ麺のお湯を沸かしていると、この世界のどこよりも自分がいる。27年部屋にひきこもっていた人のドキュメンタリーを見たら私にそっくりだ。一人でいる心の静かさに部屋が満たされている。きっと鉄棒の影がのびている。夕方のオレンジ色は人間の顔を黒い影にする。だから誰の声も聞かない。がんばっていると思う。もう少しだめだったら死ぬと思う。この夕焼けが、どこまで歩いていっても地平まで続いているような気がする。人間が好きだけど、近くにいるとすぐに消えたりいなくなったりするのが分かるので、夕焼けの時の、ずっと静かな世界をまっすぐ夕焼けの太陽に触れて体が溶けてなくなるまで歩いていきたいな ドラえもん、きみがいない部屋は、いつもの
いつもの部屋だね。命よりもだいじなもの簡単に取り上げられる。鉄砲で順番に撃って、倒れた中から出てきた黒いのが列を作って歩いている。私は鉄砲が怖くて逃げてしまったから、その後の世界は見たことがない。もっと強い、昼間の白い光にあたったら、ここにいる気配が全部分からなくなって、そうしたら、さよならも言えなくなってしまうのだ

夜が安心なのは宇宙との境目がないから 電波の入ってこない砂漠。がらんどうのモノリスなのに、空っぽなのに毎日お祈りをして神様になるって言われて持て余すざらついた、空虚 渇いた砂、鉄の匂いがする 砂鉄混じりの砂。 人間の血が砂になって散るまでの期間、雨がない。砂を毎日めいいっぱい浴び額に張り付いてあせがしみているから塩が張り付いてひりひりする 灰色の砂鉄がじりじり皮膚を食い千切っているので、いずれは形がなくなって砂みたいになるのかな 朽ちること 右手がない 左手もない 足もなく 脳がぽっかり、ういて砂が滲む痛みを夢想していた 夜に 夜が終わりそうな暗がりに

今路地を歩いてたら唐突に心をゆるした土地に。こういうことはいつ起こるか分からないからほんとうに不思議だ。路肩でバナナクレープを焼いているおじさんが私の顔を見て、今日はもう終わりだ明日来いと言った。バナナきらいだから明日こねーよと思った。観光街からほんの少しだけ外れた路地は暗く湿ってほんの少しだけこっちを見ていた。つまらなくもたのしくもなさそうで鈍い灰色にハムみたいなピンクがちょっとてらてらして温度が皮膚を舐めるのがいたいのか眠たいのかわかんないくらいだった。ホテルでカード使えなかったから30バーツくらいしかなくてそれでバナナクレープ買えるのかどうか一瞬考えてみた。人間が好きだ。

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