「なんでスズメが喋れるが??」

驚く案山子達。
豊作の神が鳥を5匹横並びにさせた。

『この5匹は、鳥を姿をした神様やき』

「神様?!」

『私も案山子に魂を宿したのは初めてで不安は正直ある。何かあっては困るからそれぞれに相棒を用意したわえ。魂を宿した以上はこの集落の人々には笑顔を取り戻してほしいき』

まずは森川の相棒には

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スズメ!

三浦の案山子には

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カラス!

馬場ちゃんの相棒は

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ハト!!

千の相棒は
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ツバメ!!

今井の相棒は

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メジロ!!

それぞれ種類の違う鳥の相棒。
自己紹介を簡単にすませ相棒はそれぞれの案山子の肩に止まった。

森川は豊作の神に自分達の動く姿を集落の人々に見られてはまずいのでは?と話す。

そうすると豊作の神は

『案山子の動いてる姿は人間には見えないようになっている。だから動いたり喋ったりしても集落の人達に気づかれることはない』

「そうながや!じゃあこうやって走り回っても?」

そう言って無邪気に走り回る三浦。
すると肩に止まってる相棒のカラスが

『止まれ!』

と言うと三浦の体がピタッと止まる。

「身体が勝手に。。止まった」

『相棒の判断で止めることもできるきね。説明の続きを聞いて…人間には動いてる姿は見えないけど、虫や鳥、猫、犬、イノシシなど人間以外の生き物には動いてる姿は見えちゅうわえ。だからよ、人間おらんでも常に警戒しながら動いてく・れ・よ・な』

クチバシをわざと三浦の頰に当てながら挑発的に説明するカラス。

人間以外の物には動いてると認識されるようだ。
田畑は最近、猪などに食い荒らされる被害もあると聞いている。
猪も動く案山子に警戒してくるはず。突進されたら一貫の終わり。
三浦はそう思うとさっきの行動を猛烈に反省し始める。

『まずは魂を授かった今の現状に慣れることや。まぁちょくちょく顔は出すつもりやき相棒さん達と仲良くやってくれや』

そう言い残し、神社のある方向へ豊作の神は消えていった。

『森川リーダー、どうします?』
肩のスズメが羽をスリスリしながら指示を仰いだ。

急に指示を求められしばし考える森川。

「そうやね… まずは定位置に戻ろう」

4人は頷き、自分が挿されてた案山子の場所に戻ることにした。

『ええー?!せっかく動けるのに戻るんかい!!』

相棒の鳥達も森川の決断に拍子抜け。

魂を宿した案山子誕生の1日は地味に終わった(笑)