クラウドファンディングで資金調達してゲームを作るってのをやってるのだが、細かい進捗はパトロンの人達にしか教えないので、ここで備忘録として途中経過であるがクラウドファンディングを使ってみた雑感を記載しておく。

<メリット>
◯プロジェクトマネージメント的に先に余裕ある開発資金があるのってエデンの園かよ!ってぐらい楽。
◯やりたい事を実行する際のスピード感やスタッフ集める際のスピード感が当社比で全然違う。
◯有能な人材を集めるのに先に資金あるのとないのじゃえらい違い。
◯「こうなれば良くなるんじゃね?」に対してすぐ資金を投下できるの凄い楽。
◯経営者的に「借入資金」ではないってのは精神的に楽。
◯基本、銭金で揉めないので現場的には笑顔が多い。(以前はヒリつく時がいささかあった)
◯「全額前金で払うからディスカウントしてくれや」というウルトラC値引き交渉が使える。
◯「納期前倒しにしたらギャラちょっと多めに払うで」というウルトラCが使える。
◯すんごい余裕があるって訳ではないが時間的にも資金的にも以前に比べると開発の環境が格段に良くなった。
◯「日本一」という話題性があったので協力してくれる方が多くてめっちゃ話が早くて嬉しい事が多い。



<デメリット>
◯特典含めて多数のリターンがあるので進捗管理がわりとインフェルノ。
◯クラウドファンディング慣れてる俺ですら、リスクコントロールに頭を抱える日々。
◯パトロンに対する説明や言い方がまだまだ修行や経験値不足でtoLOVEる事も。
◯借入資金ではないが信用の前借りで生まれた資金なので借入よりもシビアになる。
◯消費税が途中で上がるの計算に入れてなかったので重めのボディーブローを食らう。
◯調達した資金は俺の計算通り6〜7割ぐらいしか本丸に使えないので、割とすぐに消える。
◯見えないコストの発生ってのは必ず発生するので予備費の設定マジ重要。
(10~15%は↑のコストを乗っけてても良いかも。)


まぁやってみてわかる事って色々あるんだなぁってのが正直な感想。
最終的には全部終わってからじゃないとわかんないけどね。

今の所は既存の流通から借金してヒーコラ言いながら作るより俺はこっちの選択肢でよかったかなと思える事が多いって話。

あとなぜか良く聞かれるのは「作ってる物が受けなかったらどうするの?」って聞かれるんだけど、こっちはめっちゃおもしれえ!とかめっちゃすげえだろ!と思って作ってる訳で、それが受け入れられなかったら残念ながら俺らの感性が古くなってダメになったって事だったり、その遊んでくれた人と感性が合わなかったってだけだと思ってる。

作った物で100%の人を満足させるのは無理だが、パトロンの90%ぐらいの人に「ちきしょう!最高やんけ!」と思わせる様な物は作ってるつもりで事前に2年もかけて仕込んでた訳だし。そこは良くも悪くもドライに考えてます。

要はプレッシャーで潰されるぐらいなら、最初からクラウドファンディングなんか使わない方がいいって話ですな。

あとロックな物語作ってんのに客の顔色みてビビりながら作った物が受け入れられる訳ねえだろって。
ウチを支援した客はそんなのわからねえ程バカじゃねえっての。
どんな結果になろうともステージ同様ゲームも一発勝負で攻めたるわ。