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03:00。ふと目が覚めて窓を見たら、台風の後の空がやけにきれいで、ベランダに出てみたらカシオペア座が見えた。‬

‪東京の空にこんなに星が見えることなんて、たぶん、めったにない。‬

‪空に星座があるなんてすっかり忘れてた。正直にいうと、星座のことなんて何年も考えたことがなかった。‬

東の空にチラチラと赤く瞬く星を見つけた。

金星。明けの明星。

そういえば、ものごころついた時、親にねだったのは天体望遠鏡だったんだ。木星の輪っか、月のクレーター。

小さな私はまだ見ぬ未知のものに心躍らせていたのに、今は未来を恐れる社会人という名のつまらない大人になった。

地球はいま、どこにいるのだろう。

私が少女の頃には世の中になかった、手のひらに収まる小さなコンピュータの画面に触れて、調べてみる。

2017年7月5日、午前5時12分、遠日点。楕円を描いて周る地球が、太陽からいちばん離れる時刻。

私は何から遠く離れちゃったんだろうな、なんて考えてみる。

少女だった自分か、無謀だった学生時代か、希望に燃えていた上京したばかりの頃か。

離れるだけ離れたら、近づくしかない。

こうやって、何かから遠く離れたり近づいたりしながら、生きていくんだろう。

もうすぐ05:12。

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リッツ・カールトン東京のラウンジ。

まだ田舎から東京に出てきたばかりのころ、きちんとふるまいたければ一流のホテルのラウンジに行きなさい、と目上の女性に教えてもらいました。

実直にそれをためし、なんとか東京で社会人としてさまざまな立場のかたにお会いするという仕事を続けてくることができたわけです。

今でも背筋をのばしたい時はお茶を飲みにいきます。ゆったりと本を読んだり、友達とじっくり話をしたり。時には個人的に取り組んでいるプロジェクトの打ち合わせをしたりします。

ところで、どうして、若き田舎者だった私に、その目上の女性は、一流ホテルのラウンジに行きなさいと言ったのでしょうか。

ずっと、それは一流の雰囲気に慣れなさいという意味だと思っていました。もちろんそれもあるのでしょうが、実はもっと大きな意味があったことにそのうち気がついたのでした。

それは「丁重に扱われることに慣れる」ということだったのです。

しばらく前、記事にも書いたように、私は秩父宮ラグビー場にスーパーラグビーの観戦に行きました。

その後、リッツ・カールトンで、とある用事がありました。スポーツ観戦後のリッツ・カールトン…どうしよう。何を着て行こう。

着替える時間もなさそうでしたので、できるだけシンプルなニットとパンツを履き、観戦してからホテルに向かいました。

でも、どうしても、ラウンジにふさわしい服装ではないのではないかという気後れがあります。ちょっと埃っぽい気もするし。

こんな服装で来たことなどなかったよ…。

なんとなく居心地の悪い私に、ホテルのスタッフは実ににこやかに、普段と変わりなく丁寧に接してくれました。

2杯目のコーヒーを飲み終わる頃には、きちんと用事に向かえるほど、落ち着きと自信を取り戻していたのでした。

丁重に扱われると、人は自分に自信がもてるようになり、それにふさわしい落ち着いた余裕のあるふるまいができるようになります。

ほんの短時間でしたが、それを我が身でまざまざと感じた土曜日の出来事でした。

リッツ・カールトン東京のラウンジでは、コーヒーが1863円。これは2杯分の料金で、一杯飲み終わると、さりげなく新しいカップに入った新しいコーヒーを運んできてくれます。
 
たまに出かけるなら、そして丁重に扱ってもらえる場ととらえるなら、決して高くはないと私は思います。

若いうちはレッスン料として、慣れてきたらリラックスの場として。

見下ろした東京の夜景が美しかったな。

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よく晴れてあたたかい土曜日、秩父宮ラグビー場にスーパーラグビーを観戦しにいきました。

日本が、南半球の強豪が揃うスーパーラグビーに参戦したのは昨シーズンから。SUNWOLVESというチーム名です。

私はラグビーに詳しいわけでも好きな選手がいるわけでもないけれど、一昨年のワールドカップで日本チームが活躍してからのにわかファン。

気がつくと、まわりに、ラグビー好きな人がけっこういて、たまに誘ってくれるのでこうやって観戦しにいきます。

今日は、日ごろお世話になっているかたに、「娘が行けなくなったんだけどどうですか?」とお誘いいただき、出かけました。

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今日は、昨年最下位を喫した我がサンウルブズと、優勝したニュージーランドのチーム、ハリケーンズの対戦。日本ではスーパーラグビーの開幕戦に当たります。

結果は、17-83の惨敗。赤子の手をひねるように軽々と得点をしていくハリケーンズは、私のような素人から見ても「うまい!」「美しい!」と思うほどでした。

そんな強いチームを相手に、日本勢も3トライと1ゴールキックを決めたのはナイス。思わず大きな声を出して応援していたのでした。

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連綿と続くストレスだらけのハードな日常ってやつに対処していくには、どこかでその流れをぶった切りながら進んでゆく必要があると思っています。

日々、起きるさまざまな出来事に立ち向かっていると、だんだん生命力も低下していく。

そこで、どこか遠いところに完全に離れてみる、というブレイクをこまめに挟んでいくと、生命力も復活し、また新たな気持ちで日常に臨めるのじゃないかと思うわけです。

そのためには、できれば自分が「何かやる」のが有効なのですが、こういうスポーツ観戦なども、別世界に行けるのでいい方法だな、と思っています。

日本は負けたけれど、大人たちが本気を出して対戦している様はとても気高く美しく、しっかりと私を日常から別の場所へ連れ出してくれたのでした。

ラグビーの後には、よーしスクラム! とかタックルしてみるか! とか、トライ! とか、その気になりやすいという効用もありますしね(笑)

さ、また月曜からがんばろうっと。

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