私は弊社とみにんの営業部長を名乗ってはいるものの、零細小出版社につき、いろんな業務をこなします、というとカッコイイですがまあ、出来る範囲のことは自分でやるしかない、というところです。
そんな私が先日は、多忙な社長(妻)から、テープ起こしという業務を頼まれました。講演会での話を、イヤホンで聴きながらパソコンで文字にしていくのですが、社長(妻)なら半日で終わるものが私なら2日くらい(もっとかも)かかります。私、ブラインドタッチできませんし。でもまあ、やるしかないわけです。
その講演での話の中で、私にとって目からウロコな話がありまして、やっぱり何事も経験してみるといいことありますね、犬も歩けばってやつですよ。
その講演の話し手の方が仰るに、人はできないことやできない理由は容易に話したり書いたりするけれど、わかった、理解した、できた、体得した、そんな実感は話さない、書かないと。
私も思い当たることが大いにありますが、確かに人は何かの報告であるとか、仕事でなくとも日常の話などで、ついすぐ反省したり否定したり、ネガティブな調子になりがちですよね。仕事において、自分ができないことをアピールしたって何の生産もない、必要なのは何ができるのか、です。例えば焼肉屋でウチの店は松阪牛は出せませんなんて言っても無意味です。あるいは、今年は昨年より売上が落ちました、営業にまわった件数が足りなかったようです、来月頑張ります、なんて言いがちですが、そんな空疎な決意から得られるものは会社としては何もないですよね。やはり私たちが話すべきは、うちの牛肉はブランドはないけど、飼育方法が一味違うのですとか、昨年より売上は落ちましたが、こんな新たな営業手法を身に付けたとか、こうして新規顧客を得られましたとか、聞いてる人がなるほどね、って思うことです。こういったポジティブを引き出すのが、上司やリーダーの仕事なんでしょうね。
テープ起こしなんてあまりやりたくなかったですが、やれるようになって損はないですし、たまにはまたやりたいと思いました。さすがウチの社長(妻)、一味違います。