私たち夫婦は1972年(昭和47年)の11月の生まれです。先月49歳になりました。気分的にはなってしまいました、という感じでしょうか。二人で作った出版社(いわゆるBtoBです。本屋では売ってません)も10月で6期目の第一四半期が終わったところです。会社は続けば(潰れなければ)それで良いと思っています。会社をステップにお金持ちで有名になりたいとか、そんな功名心は無いです。ただ、時間はコントロールしたい、時間に追われたくないとは思います。お金持ちより時間持ち、それが一番ですよ。…お客さんは大事にしたいですが、着くも離れるもそれは私たちの実力、私としては離れて行ってしまったかと思われるお客さんの方が気になります。売上が少し不調の兆しを見せるとすごく不安になります。妻(社長)はそうでもないようです。胆力の違いでしょうか。
弊社が作った出版物は主に紙に印刷するのですが、インターネット上でやり取りするネット印刷の会社(有名なのはラクスルとか)も使うことがあります。その中のT社は、請求書がネットプロテクションズ(以下N社)という請求書発行代行会社から来ます(T社と弊社は直接お金をやり取りしない)。そのN社はちょうど明日東証1部に上場しますが、私の見立てではN社は伸びる、株も買いだと思います。でも、私はN社株は買いませんし、正直なところN社の業態は好きではありません。その理由として先程のネット印刷のT社は仕事が荒っぽい割にクレームを受け付けないのですが、その強気の姿勢は、N社の請求書代行システムがあるからです。ウチの納品物に不満があるなら代金を支払わなければいいぜ、だけどN社のブラックリストに入れられ、今後N社を利用している会社からは買い物ができなくなって困るのはそっちだぜ、というわけです。
弊社としてはT社とは取引を控えればよいだけの話ですが、例えば、これが詐欺的な商品の販売に利用されているというのが、私がN社の業態を嫌う理由です。個人がN社の請求書が届く商品を買ってしまえば、支払わないことには面倒くさいことになる、ブラックリストに載ってしまえばクレカも作れないしローンも組めないぞという脅迫をN社が代行してくれるんですから、詐欺的商品の販売会社からしてみれば多少の手数料くらい払っても痛くも痒くもない、私は詐欺会社、不良会社の存続の手助けをしてしまっているN社には東証1部上場を機に取引相手を選んでほしいと思っていますが…。
そして今日、F社という企業のマッチングをするという会社から電話があったのですが、仕組みとしては弊社に編集や制作の仕事を紹介するかわりにその手数料を取ると、つまりは弊社が営業せずとも仕事が来ますよと、先程のN社は請求書発行を任せてもらえば代金の取りっぱぐれはありませんよと、世の中の会社にお金さえ払えば営業しなくていい、代金回収しなくていい、と囁いているんですね。まあでも、私は会社や仕事って営業してお客さんを捕まえて、そのお客さんからきちんとお金もらって、というものであり、そのお客さんを自力で捕まえる過程や代金回収の繰り返しが会社を強くするのではないかなと思います。なのでN社やF社は日本の会社を弱くする、またそういう彼らの仕事を他人のふんどしで相撲を取るって言いますよね。そしてそれではN社やF社の社員は何も身に付きませんし何のプロにもなれない、申し訳ありませんが私は少々蔑(さげす)んでしまいます。