プロ野球パリーグは福岡市にホームスタジアムを構えるソフトバンクが優勝しました。ちなみに北九州市はそれによるお祭りムードは全くありません。あくまでも福岡市の話、という雰囲気です。…今回は野球に興味がない人でもスッと読める、野球をテーマにしての文章を書きたいと思いますが上手くいくでしょうか。
ソフトバンクというチームの二軍の拠点(球場と二軍若手選手の寮)は九州新幹線の筑後船小屋駅のすぐそばにあり、この駅は妻(社長)の実家に帰る際に降りる駅でもあります。実家はそこから車で30分くらいです。新幹線の駅があるとは言っても元々はこれといって何にもない場所でした。その地に有力な国会議員がいるので、その議員の名前で呼ばれる駅だったりもするんですが、私たち夫妻にとってはあると便利な駅です。そんな場所にソフトバンクの二軍施設が2016年に移転してきたのですが、相変わらず田舎です。
ソフトバンクの選手が怪我をしたり不調になり二軍に落ちるということになると、その田舎の施設に行かされる、なんだかそこに凄く都落ち感があり侘しいわけです。一軍の拠点、九州国の首都・福岡市の華やかな世界と対照的ですからね(新幹線に乗れば20分しか離れていませんけど)。…ただ二軍という場所は、そんな都落ちした選手だけではなく、プロ野球の世界に入って数年の若手選手が日々鍛錬に励む場所でもあり、彼らが練習に打ち込むにはその田舎は良い環境とも言えそうです。飲み屋の一軒もありませんからね。
そんな二軍施設について、ソフトバンクの内川選手…知らない人のために一言説明しますとチームの中心選手の一人で、プロ野球で秀でた記録を残した選手だけが入れる名球会というものにも入っています…が以前、本人の契約更改後の記者会見の場で、二軍施設にいる若手選手たちがコンビニ弁当ばかり食べているのを球団はなんとかしてやってほしいと訴えました。そういえば内川選手は地元のテレビ番組で、行きつけの焼肉屋で後輩選手に焼肉を振る舞い、肉の上手な焼き方を披露したりしてましたから、食べることには一家言(=こだわり)あるタイプなのかも知れません。野球選手がコンビニ弁当ばかりではたしかにダメそうですよね。
その内川選手、今シーズン前の調整が上手くいかなかったとのことで、開幕当初は二軍、そして夏が過ぎ秋も深まる10月になっても一軍に昇格することがありませんでした。ファンからは二軍の試合には出ているし決して不調にも見えないし何故なんだ、どうしてなんだとの声も上がっていましたが…とうとうチームは先日、内川選手がいないまま優勝してしまいました。…週刊文春の記事によると内川選手は監督や、あろうことか若手選手との折り合いが悪いとのこと。内川がいなくても優勝してみせる、という監督やチームの強い意志があったのかもしれません。内川選手は二軍施設の環境改善を訴えるほど後輩思いのはずなのに、かくも難しき人間関係、内川選手は優勝が決まった翌日、チームに退団を申し入れました。来年内川選手がどうなるのか気になりますが、それにしても完全実力成果主義っぽいプロ野球の世界ですら人間関係は乗り越えられないものなんですねえ(だから面白いとも思います)。でもこれで内川選手は注目され人気が出たりもする、人間ってそういうものであり、私たちの論理や行動は結局は好きか嫌いかという、ただそれだけのものによるのかもしれませんね。