本来ならオリンピックが終わっていた今年の夏のいま、私の家のベランダの植木鉢にパプリカが芽を出しました。2週間前くらいにサラダにして食べたとき、とった種を植えてみたものです。…そういえばオリンピックの応援歌としてパプリカという歌を5人組の子供が踊りながら歌ってましたね。昨年末にはレコード大賞を取ったりもして(作曲者の米津玄師氏はスポーツに興味があるようには思えませんね)、何はともあれ日本がオリンピックに向けて進むはずだった2020年、なぜこうなってしまったのか、まあオリンピックが無くても実際困るわけでもないからいいんですけど、あんまりそんなことばかり言ってると世の中が本当につまらなくなりますね。
日曜日の晩、NHKのスポーツニュースを見ることが多いのですが、昨夜の放送は野球やサッカーや陸上のことはそこそこに、途中からパラリンピックの選手がゲストに出てきてずいぶん長い時間を割いていました。どうやらパラリンピックの開会式までちょうどあと1年だから、ということでそういう番組の作りだったようです。申し訳ないんですが、私はパラリンピックには全く興味がないので昨夜の放送は途中で見るのをやめました。パラリンピックはNHKだからこそ取り上げないといけないという使命感があるんだと思いますが、私含め視聴者はそんなに素直ではありませんから、つまらないものはつまらない、私がスポーツニュースに求めるのはメジャーなスポーツの結果と動向だけです。何のスポーツがメジャーか、それを判断・選択するのがスポーツニュースの一番の仕事ではないでしょうか。
いまスポーツ選手で私が興味あるのは、野球の大谷翔平選手とゴルフの渋野日向子選手です。二人に共通するのは、かつての活躍ぶりからするといま絶不調ということです。二人が活躍していたとき、あんなに大々的に報道したのに、直近の全英女子オープンでさっぱりだった渋野選手のことをなぜ放っておくのか、しかも渋野選手は昨年この大会を優勝して、世間に知られることになったのに…彼女はなぜいま不振に陥っているのか単純に興味が持たれるところです。そして大谷選手も怪我で成績不振、彼がこれまで取り組んできた投手と野手を両方こなすいわゆる二刀流も続けるかどうかの岐路に立たされています(私はもう野手に絞るべきだと思います)。
今こそ、そんな二人に思い切って取材を申し込むマスコミがあれば選手と良い関係を築けそうですけど、おそらくそんな度量は日本のメディアにはなさそう、いまのスポーツニュース番組を見ていたらそう思います。オリンピックが延期された、来年の開催もわからない、こんな状況なのに国民からオリンピックに対する興味はというとそう、野菜におけるパプリカくらいのもの、誰からも好かれるわけでも嫌われるわけでもない食べ物と同じ、あってもなくても困らない、そんなところでしょう。それはNHKなどメディアがスポーツとスポーツ選手の報じ方が上手くないからで、上手に味付けしないとダメだよ、無味無臭のパプリカがそう言ってそうです。そんな意味で米津玄師氏がその曲を作ったわけではないでしょうけど、なんだか象徴的です。