日本の経済、デフレということが言われて久しいですが、すなわち物価が安いまま上がらない、そうすると給料も上がらない、つまり日本国の国力が上がらないのが問題で、経済という観点では国際競争力が上がらないことがあくまでも心配という一つの大きなテーマがあるわけです。外国へ行ったりせず、外国人と仕事で競争したりしない一般庶民の感覚では物価が上がらない方が楽だと思うのが自然な話で、そうやって生活を目前の会計時の安さ優先でやり過ごしてきたのがここ30年くらいの日本ではないかと私は思います。私が京都市で大学生だった28年くらい前と、あんまり物価が変わった感じがないですし、バイトの時給も800円くらいでした。最近でこそアルバイト的仕事が人手不足で時給が上がっていましたけどね。(これからどうなることやら)
現実的には携帯電話やパソコンが普及し社会は大きく変化しましたが、物価や会社員の給料は大きく上がったとは言いがたい、そうするとどうなったかというと外国人観光客が増えました。つまり外国人からみて日本は社会の有り様の割に物価が安い、ということが言えます。もう少し正確に言えば日本は物価が安いと感じているのは①欧米、豪州、中国、韓国、台湾などで普通に働いている人(決してお金持ちというわけでない)であり、②日本に技能実習生という名称で働きに来ている外国人は日本は物価が高いと感じているはずです。つまり日本の国際競争力をランク付けするなら、①と②の間ということが言えます。もちろん、外国人からみて日本の雰囲気が好ましいから観光に行くということもあったでしょうけどね。(これからどうなることやら)
つまり物価が安いとか高いとかいうのは一面的には外国と比べて、という観点なのであり国内的には個人個人の懐具合によって違うものです。例えば政治家や有名芸能人、大手企業や官公庁の幹部の方々(全体から見れば少数)にしてみたら物価なんて安くて安くて我が世は春、そして一般庶民(国民の大多数)には野菜が最近安いわねぇ、東京って駐車場月極3万円もするの、といったことで物価を感じるものでしょうか。日本国民全員が物価が安いもしくは高いと一様に感じる状態は絶対にないはずで、それはつまり日本が資本主義社会だからです。その構造はギャンブルに似ていて、誰かの負けの上に勝ちがある、誰かより優れているからお金が発生する、反対に皆が皆充分に満足するという状況は作れない、それが資本主義でありました。(これからどうなることやら)
さて前置きが長くなりましたが、コロナウイルスによる社会不安、イコール皆がお金に対する不安を持つ社会ですが、この局面を打開するには日本銀行がお金をどんどん刷って政府が国民にお金をばらまき資本主義をいったんやめるしかありません。海外渡航が出来なくなるであろう今後、国際貿易も縮小し為替相場など意味をなさないのですから(外貨建て貯金とかが良いかも?)、日本円の価値が国際的に下がろうとも(そもそも円安だったし)まずは自国民、とくに労働者(申し訳ないですが年金生活者さんは…)にお金を早急にばらまき(会社にまずはお金を渡し従業員の給料を1.5倍にするとか、もちろん翌年の所得税アップは特例で無しにしないといけません)、皆の家賃や住宅ローン、生命保険料、NHK受信料(←最近再放送ばかりだし)などすぐには値上げのない費用の負担感を軽くするのが一番効果的だと私は思います。皆が一番心配なのは毎月支払わなければならない家賃など、これですよね。