サラリーマンとして働くのをやめて、自分で会社を興してから4年半、振り返れば一番のピンチはやはり一年前のコロナによる一回目の緊急事態宣言で仕事が止まった時期でした。ただ、自分だけじゃなく世の中の多くの会社が同様に苦労していましたし、それならまあなんとかなるかなと思っていました。何が不幸かというとやっぱりそれは自分「だけ」が世の中から取り残されている、そんな状態ですよね。大きな災害で大きな被害が出て自分の家「も」全壊するより、平時において自分の家「だけ」が火事などで燃えて無くなってしまった、その方がよっぽど辛いと思いますよ。…幸いにして弊社はコロナのピンチを乗り越えたようですが、先行きはなんともわかりませんね。とりあえずとにかく、日々精進するしかない、それが弊社の社是です。
サラリーマン時代と大きく変わったことの一つは、私、取引相手に対してかなり怒りました。サラリーマンの頃は会社のためにはここは怒るポーズをするのが妥当だなと思って怒ってる風を演じざるを得なかったというか、いや、立場的にはお金をもらう側の場面が多かったので、腹が立ってもそれを表面に出す訳にもいかないという状況でした。…今は経営側の立場、つまりお金を払う側の場面が多いので、本当に心底腹が立つんですよね。世に言うアンガーマネジメントとか腹が立ったら6秒数えて深呼吸とか、そんなの全く関係なく、なるべく言いたいことを相手にぶつけてきましたしこれからもぶつけます。
さて、私が怒るのはなぜか、それは防げるミスをする、繰り返すからです。怒ることで人間はピリッとしますしね。挨拶や言葉遣い、態度、遅刻などで怒ることはありません。ところで遅刻より早く来る方が腹がたちませんか?早く着いたならそのへんで時間潰してぴったりに来れば良いものを、なんで早く来てしまうかな、理解できませんね。…仕事上のミス、人間ですからある程度は仕方ないものです。だからこそ、ミスを防ぐべく私は仕事の指示連絡や発注は書面やメールなど、繰り返し見られる形を取ります。それなのに間違いを繰り返すから、私に怒られる訳です。怒られる人は迂闊(うかつ)、ズボラ、無反省の度を越しているからです。実は今回こんなことを書いたのも、最近立て続けに怒ったからで、なんだか疲れてしまいました。2人の女性なのですが、共通するのは私は(正社員ではないから?)仕事は工夫しない、わかりません判断できませんという甘え、そこからさらに言い訳、それは許されませんよね。そんな生き方、仕事の仕方で楽しいですか、叱咤の意を込めて怒ってるつもりもありますけどね。
人間同士が諍い、争い、喧嘩を繰り広げる世界、世の中です。そういったことが無くなれば良い、みんな仲良く平和に生きていこうよと思っても、やっぱり人間は一定数ズボラにミスを繰り返し続ける、それが世界平和を阻んでいたりする一因かもしれないなと思いますが、みなさんとにかく仕事は真面目に考えながらやりましょう。私はこれからもそうします。怠惰、ズボラは罪です。パワハラとかストレスとか一丁前なこと言ってんじゃねーぞ!ってところです。