月別アーカイブ / 2021年05月

サラリーマンとして働くのをやめて、自分で会社を興してから4年半、振り返れば一番のピンチはやはり一年前のコロナによる一回目の緊急事態宣言で仕事が止まった時期でした。ただ、自分だけじゃなく世の中の多くの会社が同様に苦労していましたし、それならまあなんとかなるかなと思っていました。何が不幸かというとやっぱりそれは自分「だけ」が世の中から取り残されている、そんな状態ですよね。大きな災害で大きな被害が出て自分の家「も」全壊するより、平時において自分の家「だけ」が火事などで燃えて無くなってしまった、その方がよっぽど辛いと思いますよ。…幸いにして弊社はコロナのピンチを乗り越えたようですが、先行きはなんともわかりませんね。とりあえずとにかく、日々精進するしかない、それが弊社の社是です。
サラリーマン時代と大きく変わったことの一つは、私、取引相手に対してかなり怒りました。サラリーマンの頃は会社のためにはここは怒るポーズをするのが妥当だなと思って怒ってる風を演じざるを得なかったというか、いや、立場的にはお金をもらう側の場面が多かったので、腹が立ってもそれを表面に出す訳にもいかないという状況でした。…今は経営側の立場、つまりお金を払う側の場面が多いので、本当に心底腹が立つんですよね。世に言うアンガーマネジメントとか腹が立ったら6秒数えて深呼吸とか、そんなの全く関係なく、なるべく言いたいことを相手にぶつけてきましたしこれからもぶつけます。
さて、私が怒るのはなぜか、それは防げるミスをする、繰り返すからです。怒ることで人間はピリッとしますしね。挨拶や言葉遣い、態度、遅刻などで怒ることはありません。ところで遅刻より早く来る方が腹がたちませんか?早く着いたならそのへんで時間潰してぴったりに来れば良いものを、なんで早く来てしまうかな、理解できませんね。…仕事上のミス、人間ですからある程度は仕方ないものです。だからこそ、ミスを防ぐべく私は仕事の指示連絡や発注は書面やメールなど、繰り返し見られる形を取ります。それなのに間違いを繰り返すから、私に怒られる訳です。怒られる人は迂闊(うかつ)、ズボラ、無反省の度を越しているからです。実は今回こんなことを書いたのも、最近立て続けに怒ったからで、なんだか疲れてしまいました。2人の女性なのですが、共通するのは私は(正社員ではないから?)仕事は工夫しない、わかりません判断できませんという甘え、そこからさらに言い訳、それは許されませんよね。そんな生き方、仕事の仕方で楽しいですか、叱咤の意を込めて怒ってるつもりもありますけどね。
人間同士が諍い、争い、喧嘩を繰り広げる世界、世の中です。そういったことが無くなれば良い、みんな仲良く平和に生きていこうよと思っても、やっぱり人間は一定数ズボラにミスを繰り返し続ける、それが世界平和を阻んでいたりする一因かもしれないなと思いますが、みなさんとにかく仕事は真面目に考えながらやりましょう。私はこれからもそうします。怠惰、ズボラは罪です。パワハラとかストレスとか一丁前なこと言ってんじゃねーぞ!ってところです。

私の会社の事務所と、住んでいる賃貸マンションと、旦過(たんが)市場を線で結ぶと正三角形ができます。その一辺を歩くのに要する時間は10分弱です。仕事に時間的余裕がある日は11時40分くらいに私は事務所から旦過市場に向かい、魚や野菜を買いに行きます(肉はあまり買いません)。そんな真っ昼間に買い物している48歳の男はなかなかいないので、市場に行き始めた当初は店の人によく領収書が必要かと尋ねられていました。居酒屋の大将か何かと思われたんですね。…市場で買い物し始めて2年、行く魚屋や八百屋も大体同じ店になってきて、店のオッチャンおばちゃんともすっかりお馴染みです。良いものがあればおススメしてくれますし、たまに600円の魚を買って1000円札を渡したら500円お釣りをくれたり、タダで半端な野菜や魚のアラをもらったりしています。北九州市民の台所と呼ばれたりしますが、実際はごく一部の小倉北区民の台所というところです。
そんな旦過市場ですが、市場の雰囲気は昭和のままです。魚も野菜も包装されておらず裸で並んでいて、名前も表示されておらず、もちろん賞味期限なんてものも、生産地も何もなく、値札すらない魚もあります。つまりは地元のものでないものや変なものや古いものは基本的に置いてないという店からのメッセージです。とはいえ、魚や貝など家に持って帰ってみたら案外だったものもありましたが、それはそれなりに料理すれば良いことで、私は店に文句言ったりはしません。魚や野菜は生き物ですから、当たり外れはあって当然ですしね。自らの目を鍛えれば良いことです。
しかしながら、そんな昭和感満載の市場は現代の若い主婦たちに受け入れられているとは言いがたいところです。旦過市場はどうしても客を選ぶというか、たとえば1万円札や5千円札は使ってはいけないという暗黙の前提(クレカやナントカペイなんて論外)、先ほど書いたないない尽くしの商品表示や多少の目利きを要すること…私はそれらを全く気にしませんが、さてあなたはいかがでしょうか。魚について名前や調理方法がわからなければ聞けば教えてくれますし、ウロコや内臓は基本的にさばいてくれますが、魚といえばマグロやサーモン、サンマにサバくらいしか知らないという人には様々なまるごとの魚が並ぶ店はかえって近寄りがたいものもあるだろうなあと思います。
そんな旦過市場も2027年には新しくなる予定で、今年度から工事が始まる予定です。市場で働く高齢の方などは今のままでいいのになんて不満気ですが、市場の位置が半分くらい川の上に乗っかっているような形をしていて数年前には浸水したりと、現代的な土地利用の観点からも問題があり、旦過市場の商売の仕方もいわば無法地帯みたいなもので…いわゆるレジ袋は相変わらず無料ですし、コロナ対策なんてどこ吹く風、さっきも書きましたが生産地や賞味期限どころか商品名表示も曖昧あやふや、頭の固い行政サイドや神経質な市民の方々からは今の旦過市場は忌避嫌悪の対象でしょう(でも北九州市が大好きなエコという観点、概念からしたら今の旦過市場が一番なはず)。新しくなる旦過市場が今の良さや持ち味を保てるかはわかりませんが、2027年には私もここにはいないような気もするので、ケセラセラ、栄えていても必ず衰退する、形あるものは必ず無くなるという真理がただそこにありますが、コロナのおかげ(せい?)で計画は予定通りには進まないかもと私は予想しています。

弊社はここ数年会社休業日についてはカレンダー通りなので、今日がGW休暇明けということではありませんが、GW中皆さんはどこかへ出かけましたか?ステイホーム?うーん、もはやする意味あるんでしょうか。コロナ感染者をゼロにするためにはそれが一番でしょうけど、まだそこを目指すのかどうか、人類は問われています。他人との接触を避ければコロナに感染しないのは間違いないですが、それで精神的に病んだり運動不足で体調を崩したりしてしまってはいけませんよね、ということでもありませんが、私はGW中に広島の実家に帰省し、レンタカーを借り、高齢者と呼んで差し支えない両親を連れて山口県の東、瀬戸内海にある周防(すおう)大島へ遊びに行きました。
遊び、と一言で言っても世の中にはコロナに感染しやすい遊びとそうでもない遊びと分けられますよね。私たち家族が好きな遊びは、自然の残る海で釣りをしたり貝や海藻(海草)を採ったりという縄文時代的なものです。人間が整備した海水浴場のような海は不自然、私には楽しい場所ではありません。周防大島にも最近では洒落たカフェとかありますが、私たち家族はそんなのより海が好きです…周防大島あたりの海は現代において比較的自由な雰囲気があります。皆さんもご存知の通り、最近は遊びの範疇を超えて密漁行為をする人たちもいますので、海に行くと貝などの採捕を禁止するとの注意書きの看板が漁協や行政により立てられていたり、実際漁師らしき人が見回っている海もあります。私たち家族がよく行く周防大島にはそれらが無く良い感じなのですが、売り物になるようなサザエやアワビ、タコなどが獲れるわけではなく、この日に獲(採)れた、釣れたのはササノハベラという小魚(沢山釣れました)、海藻はアオサ(いわゆる青のりの原料)とフクロフノリ(一般的に知ってる人の方が少なそう、私も最近知りました)と、漁師も見向きしないようなものです。すごく美味しいですけどね。…海の魚介類資源について私の意見を一言書けば、海の環境を悪くしている張本人は行政と漁師です。それだけ日々商品価値がある魚介類を獲りまくり(そうでないものはただ捨てるという…)、これだけ海岸をコンクリートで固めておいて(大きくなる魚も稚魚の頃は海岸の浅瀬にいたりします)、エラそうなことよく言うゼ、というところです。
私の両親は車の免許を持っていないので、普段海に行ったりはしないのですが、海に近い田舎生まれということもありそんな遊びが好きでして、それは幸いコロナで世知辛い今でも行いやすい遊びです。お金を払うような潮干狩り場と違って周防大島の海は人があまりいませんし、高齢者の両親が毎日家に閉じこもっていては不健康、呆け始めたりしてはいけません。そしてコロナが流行っていようといまいと、このGWに私たち家族は周防大島の海で遊んでいただろうな、縄文時代的な人間で良かったゼと思いました。コロナのいまが辛いというアナタ、自然な海で遊ぶとか、タイムマシンに乗ったつもりでちょっと時代から離れてみると良いかもしれません。大体PCR検査とか無かった昔なら、果たしてこのコロナウイルスって人間は認識できていたのか、疫病として恐れていたのか、そんなことも思ったりします。

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