月別アーカイブ / 2020年01月

先日の日曜、小倉競馬場に競馬をするために行ってきました。わざわざこう書くのは、中には馬だけが目的という人もいるからでして、とりわけ写真を撮りたいという方々(高そうなカメラを構えています)、はっきり申し上げますと私には目障りです。パドックという競走馬のレース前の雰囲気をチェックするための、馬を間近に見られる場所があるのですが、そのカメラマン気取りの人たちが馬券そっちのけで良い場所を我れ先にと陣取るのはなんか違うでしょ、競馬場とはギャンブルを楽しむ場所ですからね。来ても良いけどわきまえを知りましょう。
書き出しから批判になりましたが、私が好きなのは中央競馬というもので、主催者は中央競馬会(JRA、農林水産省の外郭団体)です。札幌、函館、福島、新潟、中山(千葉)、府中(東京)、中京(名古屋)、京都、阪神(兵庫)、そして私の住む北九州市の小倉、計10か所に競馬場があり毎週末このうちの2ないし3か所で競馬が開催されています。比較的有名な東京の大井競馬場は地方競馬(以下地方)と呼ばれ、地方公共団体により競馬が行われています。浦和や川崎、高知などにあります。地方はJRAよりもこじんまりしていて、レースの賞金(←馬主や騎手への)もJRAの10分の1くらいだったりします。ただもちろん、馬券はJRAであれ地方であれ、オッズ2倍の馬券が当たれば100円は200円に、どちらの競馬でもそれは同じです。何にせよ競馬というものはそう当たりませんけどね。ちなみにJRAで成績が振るわない競走馬は地方に移籍したりします。そして地方で勝ちを重ねてまたJRAに帰ってきたり…と競馬の話はいくらでもありますが、まあそれはこのへんまでにしておきます。でも競馬を好きになれば一生楽しめますよ。何か趣味を持ちたい方にはオススメですし、収入があるのならぜひきちんと予想して(←ここ重要)お金を賭けてみてほしいです。
世間では話題になっていませんが、地方の姫路競馬が今年7年ぶりに再開しました。今から10年くらい前は地方は軒並み運営が苦しく、群馬、熊本、広島などにあった競馬場は廃止され…姫路はなぜ復活したかというと、馬券を買う手段としてインターネットが登場しいま地方も馬券の売上が好調だからです。つまり日本中のどこにいたってネット環境さえあれば馬券が買える時代、ギャンブラーはどこの競馬であろうとお金を費やし夢を追いかける…!馬券を買い放題ないまの日本、カジノを作ったら依存性が心配だとかいうのは今更なんか違うでしょ、と私は思います。…さて、このことからお金が儲かるなら世の中は変わる、つまり儲からないことは絶対に人間はやらないという見方もできますね。
実は今回、長々と書いた競馬の話はいわゆる前フリです。私が書きたかったこと、それはその競馬も監督する農林水産省が恵方巻きの食品ロスを無くすよう全国のスーパーやコンビニに呼びかけたというのはなんか違うでしょ、ということです。普通の会社は儲からないことは絶対にやりません。恵方巻きを廃棄しても儲かる仕組み(=コンビニ)を無くさない限り恵方巻の廃棄は無くならない、でもそれを農林水産省がコントロールしようとするのは自由な資本主義経済なのになんか違うでしょ、です。恵方巻きだけでなくすべての食品は儲かる(採算が取れる)範囲内なら廃棄される、人間は無意味に食べ物を作ったり競馬を開催したりはしないことは農林水産省だって承知のはず、それが悲しいかな経済というものであり、国家が口を出せることがあるとすれば、国民は買った食べ物はきちんと食べなさいということではありませんかね。

お正月休み中のこと、妻(社長)の実家に帰省中に甥(中2)と釣りをしました。釣りと一口に言いますが、私が好きな釣りは「海もしくは河口(つまり海水魚を狙う)」で「エサ(ゴカイとかエビとか)」を使って「釣れた魚は持ち帰って食べる」釣りです。甥が好きなのは「川や池、用水路(つまり淡水魚を狙う)」で「ルアー(擬似餌)」を使って「釣れた魚はリリースする(逃がしてやる)」釣りです。私からすると釣ったのに食べないなんて何が楽しいんだか、という感じですがそのルアーでの釣りに全く興味がないでもなし、この機会を逃すのも勿体ないと、妻(社長)の実家近くの用水路に甥と行きました。
さて、甥やルアー釣り好きな人たちの狙う魚はブラックバス(以下バスと略)と言います。皆さんも聞いたことありますよね?…元々は日本にいなかった外来種で、この外来種という言葉を日本に定着させた張本人とも言うべき生物です。ただ、生物からしたら人間が決めた国境を基準に外来とか固有とか言ってんじゃねぇ、と言いたいでしょうけどね。例えばメダカだって東日本と西日本では厳密には違うようです。…バス釣りを日本に広めるべく、「誰か達」が日本の湖沼や河川にバスを放流したために、いま日本のあちこちの淡水にバスがいます。そうして日本にバス釣りという産業が広まると同時にバスは日本の淡水魚や水生生物を食い荒らす生態系破壊の悪の象徴として、日本人をバス擁護派と否定派に分断しました。私もバスが跋扈する湖沼や河川の環境は良くはないと思いますが、ではバスがいなければ日本の環境はバッチリグッドだったかというとそんなこともなかっただろうと思います。いまは無邪気にバスを釣りたいとしか思ってない甥が今後どう考えるのか、何を学ぶのか、そして彼らくらいの世代に上手く説明するのは難しそうに感じます。
なぜか、というとバスと日本人の関係があまりにも現代社会的だからです。本当は良くないんだけど人間が損しないからまあ、いいんじゃない?という…日本の湖沼や河川環境が悪くなったのはコンクリート護岸工事のし過ぎのせいなのは明らかなのに(もちろん水利は大事ですが)、とりあえずはバスの放流が生態系に悪かったことにしよう、でもバス釣り産業も儲かるし無いよりはあった方がいいよね、どうせ日本の淡水魚なんてあんまり食べるもんじゃないし、…そんなご都合主義が現代の日本です。
そんな風に世の中を形作っていくと、結局は人間すらも役に立つかとか生産性がとか言う人が現れてしまうものかも…などというのは論理の飛躍ですけどね。人為的に外国から持ち込まれた生物は外来種として駆除したり、あるいは飼育・移動させてはならないという法律がある日本ですが、一方で美味しくて価値がある日本産魚ならどんどん放流・養殖はする、もうなんだか訳が分からないねと思いながらルアーを投げ続けた私、何にも釣れなかったですが、これからも甥のバス釣りにはたまには付き合って、そしてバスが釣れたら私は食べてみようと思います。人間が生物とどう付き合えば正解なのかは私には分からないですが、私は釣るんなら食べる、食べないなら釣りません。

2020年、あけましておめでとうございます。皆さんは年末年始はいかが過ごされましたでしょうか。私たち夫婦はお互いの実家に帰省するのが恒例ですが、妻(社長)の実家にて、甥や姪を連れてアナと雪の女王2を観に行きました。2、ということは1がありますが皆さん1は観ましたか?私はDVDとテレビで計2回観ましたが、よく出来たお話でしたよね。私の感想ですが観て損は無いと思います。アニメだから子ども向けだろうと思いがちですが面白いですよ。そして2については1を観たなら観といても良いかも、くらいです。映像は素晴らしいものがありますがストーリーや音楽は1には及ばない、映画やドラマの続編モノはどうやってもね、1の面白さには敵いませんよ。2の方が面白い映画ってあるんでしょうか。なぜ人間は2、あるいは3とか4とか続けて作ってしまうのか、それはある程度の興行収入が得られるから…ゼロから1を生み出すのは奇跡に近いものがありますが、2とか続編ならその苦労は1の製作とは比べるまでもないですもんね。
一緒に映画を観た甥や姪、いま小6、中2、高1です。彼らが赤ん坊だった頃から成長を見ていますが、子供というのは当たり前ですが大人より喜怒哀楽に富み、思いもよらぬことをやったり喋ったり、私たち大人から見てこれから先々の将来が羨ましいような心配になるような、なんとも不思議な存在です。ただ、子供たちは大人に依存しないと生きていけないという人間としての特徴があり、子供たちが安心して生きていけるようにすることが大人の義務、責務です。子供に判断を迫りすぎたり責任を負わせてはいけません。それは国や人種、民族そして時代を問わず絶対の真理です。それだけは私は人間が誤ってはならないことだと思います。
さて一方で、なぜ大人になると生きていることがつまらないという人が増えるのでしょうか。…私は今回「アナ雪2」を観終わった後、暗い曲調のエンドロールをぼんやり眺めながら考えました。私たち大人の人生はこの映画と同じで、続編ではないかと。毎日の生活の展開が目新しくない、子供たちが日々色んなことを初めて体験しながら生きているのに対し、大人たちは今日は昨日の、明日は今日の続編的な毎日をときに溜息をつき嘆きながら過ごしている…暗いですね。そう、だからこそ、娯楽や情報が溢れていて職種だって色々ある現代の大人は色んなことを体験することを心がければ、続編的な毎日から脱出できるように思います。大人の皆さん、もしアナタが日々つまらないなら、今年は仕事を変え家を引っ越し、人間関係も改めて新鮮で楽しい、アナタの人生2にしてみてはいかがでしょうか?とあまり映画と関係ないことをここに書いてみたくなりました。子供を養うためにはそんなの無理なんだよと仰るなら、子供たちが観たいという映画を一緒に観てみる、大人の皆さんそんなのはどうでしょう?きっと楽しい体験ができる、人生捨てたものじゃないと感じられる、そう私は思いますよ。

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