月別アーカイブ / 2019年11月

女優、というほど私はその演技は見たことありませんでしたが、沢尻エリカ氏、薬物で逮捕されましたね。そういえば少し前に白い巨塔というドラマに出てました。現代の俳優さんたちが名作の重圧に負けまいと力んでるなか、彼女だけは普段どおりの沢尻エリカ、ちょっと実力不足かなと感じましたが。そんな彼女が本気で女優になりたいなら、こんどの大河ドラマはチャンスだったと思いますが、自覚がないという点で女優失格、そして私には女優としては体格やたたずまいが貧相に見えるような気がします。背が高いとかグラマラスとかではなく、女優ってなんとなくただの派手な女性ではない雰囲気が必要だと思うんですよね。
さて、沢尻エリカ氏は人間失格という太宰治の名作の映画にも出ていたようです。太宰治は私もけっこう好きでして、初めて読んだ中学生当時はこんな文章を書ける人がいるんだと驚きました。日本語や文法として正しいとか美しいとかではなく、太宰治だけが持つ文体と言いましょうか。読んだことがないという方に私が必ず勧めるのは御伽草紙という作品です。文学作品にありがちな上手いんだけど退屈な文章とは全然違いますので、秋の夜長、ぜひご一読を。…そんな太宰治の人間失格を映画にするなんて無理だし無茶ですから、当然私は映画は観てませんが、あるテレビ番組で爆笑問題の太田氏が太宰治だって薬物中毒だったけど今や教科書にだって載っている(だから沢尻エリカも許してまたいずれ復帰させてよい)、と発言したらしいです。
なるほど、一理あるかもしれないですが、まあ現代の世の中にその理屈はなかなか通らないでしょう。そして私は沢尻エリカ氏に太宰治ほどの苦悩があるとはとても思えませんけどね。太宰治は世の中や人間が見えすぎた、では沢尻エリカ氏はどうだったでしょうか…。ところで、今も昔も東京は病んでいる、その事実は変わりません。太宰治は青森出身ですが、薬物との関わりを持ったのは東京に住んでからです。そして東京育ちの沢尻エリカ氏はMDMAという薬物を所持していたということですが、この薬物は比較的安価でオシャレっぽい包装がされていたりして、薬物初心者が手を出しがち、ゲートウェイドラッグなんて呼ばれるそうです。
つまらないことを書きますが、こんど東京の山手線に出来る新駅の名称(←不評)は高輪ゲートウェイですね。現代、日本各地の若者は望む望まないにかかわらず、挙って東京に集まっています。その駅名が示すように東京は薬物などよくないものへのゲートウェイ、若者たちに幸せな人生あれと北九州から私は願っています。

大学入試の英語に民間試験を使うということが延期になりました。このことについてはだいぶ以前に私はここのブログで、私がかつて漢字検定で経験したことから、民間試験を入試に用いるのはやめた方が良いといった内容のことを書き、民間試験は玉石混交、そんなタイトルをつけました。私がこの件をそんな以前に知ったのは、朝日新聞の記事です。今回の一連の流れは新聞にしてみれば嬉しいでしょうね。世間が注目する前から疑問を呈しとりあえずは止めた、やはり世の中はなんでも仕方ないと受け入れるのではなく、おかしいと思われることには抵抗する、人間それを無くしてはいけません。
その英語の民間試験の話、世間は地方の生徒の交通の便や各家庭の経済力で有利不利があるという問題点を指摘しますが、私はもう一点付け加えます。それは場の雰囲気が統一されない点です。民間試験である以上、入試に臨むわけではないただの人が周囲にいるということ、例えば目の前のおばさんが途中でやめて寝た、隣のオッさんがなんか臭い、横には生意気そうなませた中学生、そんな面子に囲まれたら不利ではないでしょうか?、入試って周りのみんなもピリッとして独特の緊張感、それで全国統一されることが公平だと思いませんか?また反対に入試目的以外の人は受けに行きづらくなりますよね。私が仕事に必要で英語民間試験を受けることがあったとして、隣が大学受験生だったらイヤです。このへん、キチンと対応する予定だったのでしょうかね。
さて、今回なぜ英語民間試験が急にアッサリと延期されたかというと、結局は大学入試に携わる人たち(文部科学省)が本気ではなかったからです。権力がある一部の誰かの意向と思惑で事が進んでいただけで、当事者の大多数は疑問を持ちつつ上の人間がやるって言うからやりますよ、まあ自分の給料には関係ない、そんな感じで物事を進めていたはずです。だからこそ世間が注目し騒ぎ、いよいよ本番が迫る時期が来たら面倒な事が増えてきて投げ出したくなってきた、ちょうど良く大臣が失言した、これは渡りに船、はいヤメヤメ先送りすれば良いんでしょ、今まで通りの英語力なんてつかないペーパーテストで行きましょー!ってことですよ。そこには日本の英語教育を良くしていこうという工夫や気概が、責任感や意志が、要するに本気が見えませんね。
ところで本気って何でしょうか。本気とは髪を振り乱し汗にまみれ涙を流し、大声で叫びながら何かを為すことではなく、いかに自分の意思を明確に持ち表すか、他人に判断を委ねない、つまり意に沿わないことをやらされないことではないでしょうか。人生の幸せとはどれだけ本気で生きたか、かもしれません。能動的ではないから幸せを感じないし、用事を済ませるだけの人生でつまらない、毎日がそんな感じの人がこの日本に増えているのかもしれません。文部科学省という日本の教育行政の中心にいる役人ですらその程度のモチベーション、いわばテキトーに仕事しているのか…と思うと日本という国はかなりマズいと私は危惧しています。なるようになる、レット・イット・ビーではいけませんよ。

弊社は看護師さんに向けての出版物も作成しています。そんな私たちの気を引き締めることがありました。あるバラエティ番組を見ていたときのこと…ところで皆さんはテレビのバラエティ番組って見ますか?私はほとんど見ませんが、たまに見ます。そして見たときは出演者の顔と名前を大体覚えるようにしています。そうしておけば世間の流行とか時代の雰囲気とかそんなものに一応付いていけますから、そうしています。決してバラエティ番組がくだらないとかつまらないとか、そういった切り捨てはしませんがただ、毎回必ず見たいと思わせられるバラエティ番組というのは中々無いですね。これは面白いと思ったのは、大学在学中の27年くらい前に京都で初めて見た「探偵ナイトスクープ」ぐらいでしょうか。今のバラエティ番組はほとんどがそのナイトスクープの二番煎じの要素がありますね、私に言わせれば。…バラエティ番組によく出演していたと思われるお笑い芸人の徳井氏、3年間無申告なんていうニュース?がありました。それは非難されて止む無しですが、私が一つ言いたいことは、ならば税金を遣う側のお役人の方々も心して1円足りとも税金を無駄遣いすることなきよう、ご留意いただきたいということです。お笑い芸人のツイッターごときに100万円払う京都市も、徳井氏と同じくらいの罪深さだと私は思いますよ。
さて、本題です。そのバラエティ番組ではなんと9人の子供を育てるまだ30歳くらいのお母さんのことを紹介していたのですが、まあ子供たちは好き勝手に動き回り泣いたり叫んだり大変な様子が画面から伝わってきました。しかし、母はめげることなく洗濯ものをたたみ大盛りの焼きそばを作り…これは現代の子育て中の親たちへのちょっとした皮肉を込めているのか、いや、子供のいない私が子育てについて発言は控えたいところですが、子供の1人や2人、どうにかなるって、という叱咤激励だと私は思いました。9人の子供たちへの過保護なんてそこには全くなく、育児家事の場面に出てこない旦那さんへの不満もなく、とにかく遂行力のあるお母さんの姿がありました。
で、バラエティ番組らしいなぁという展開なのですが、子供たちだけでお母さんへの日頃の感謝の気持ちを示そうと、少ないお小遣いを集めてスーパーに行き、お母さんの好きなケーキを手作りすることになりました。そうしてなんとか不恰好ながら気持ちのこもったケーキが完成し、お母さんの帰りを待つ子供たち…もうここで涙もろい視聴者はノックアウトされるわけですね。私は、泣けはしませんでしたけど。
いよいよ、お母さんが家に帰ってきましたよ!満面の笑みを浮かべるお母さん、目には涙が…涙が…浮かんでいませんでした。毎日9人の子供たちを育てていること、そしてそのお母さんはパートで看護師の仕事をしているとのこと、看護とは患者の喜怒哀楽、生老病死に向き合う仕事ゆえに精神力、メンタルがおそらく屈強、なんにつけ涙を軽々に流したりはしないということでしょう。番組的にはお母さんの涙がほしかったでしょうが私はこれで良かったと感じました。看護師さんは強し。…そんな看護師さん向けに商品を作り販売していると思うと、冒頭に書いたように気が引き締まりました。私も日々働き、納税しながら頑張っていこうと思います。

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