月別アーカイブ / 2019年06月

魚の刺身がよく売れるのは夏とされますが、それは冷たい食感と暑くて料理するのが面倒だからだと思われます。美味しい刺身を食べたいと思ったら、一番良いのは新鮮な状態の良い一尾丸ごとの魚をさばいて刺身にすることです。ただ、釣り上げたばかりの魚は身がコリコリしていますが旨味には欠けるよね、というのも魚についてちょっと知ってる人の間ではよく言われる話です。まあ、そのへんは好みでしょうか。魚種によったりもします。また一尾丸ごとの魚から刺身を作ると、残ったアラ(頭やカマなど)で吸い物や煮付けも出来るのでお得だと言えます。たとえば私の住む小倉にある旦過市場で先日、丸ごとの30センチくらいのアジが刺身にされた状態のものと同額でした。魚をさばくという手間賃が価格に反映しているということですね。
新鮮な一尾丸ごとの魚の次に美味しいのは、短冊と呼ばれたりする、身が切られていない状態のもの、そして残念ながら美味しさが一番少ないのが、いわゆるパックの刺身、プラスチックトレイにキレイに盛り付けられた、作り物の菊の花が添えられたりしているものです。さらに二種類以上の魚介類が盛り合わせられている場合は天然か養殖か、そして産地の表記をしなくて良いということになっています(←なので質の落ちるものが多い)。ちなみに私はあまりそのパック刺身は買いません。もちろん美味しくないからです。そのまま食卓に並べられるという手軽さはありますが…。ついでに書けばパック刺身によくあしらわれている大根のツマや紫蘇の葉ですが、刺身から出る魚の血や汁をどうしても多少吸ってしまい、食べ物でありながら食べられないことが多く、もったいないですよね。私はレジ袋よりパック刺身の方が環境に悪い、無駄が多いと思いますよ。
このパックの刺身というもの、非常に現代的な食べ物ですよね。お金さえ出せば誰でも手に入れられるけれど、人間から魚をさばくという技術(←という程のものでもない)を失わせ、人間の食卓から多様性を無くし、見た目は良くとも実質的な味は良くない、ゴミが出る、しかし、だけれども買ってきてすぐ食べられるし皿も汚さないので現代人が大事にする時間は得られるという、ここです。でもその美味しくないものを手軽に食べて作った時間で皆何をするのでしょうか。何か満たされない、つまらない、それはもしかしたらパック刺身を食べるという生活様式、習慣のせいかもしれません。
これは刺身だけの話ではなく、私たち現代人の生活、仕事、さらには趣味などについてもそうかもなあと思います。潮干狩りの人で賑わっています、というニュースを見てアサリなんか買って食べりゃイイじゃん、とか言う人には私はなりたくないかな…。手間暇を惜しまない、結果を急がない、過程から学び、寄り道を楽しんだりというスタンスで暮らして働き遊ぶ人が充足感を得て、特に仕事においてはいっときの結果に一喜一憂したり右往左往したりするのではなく、じっくり事業に取り組み試行錯誤することが一番の好結果を生むのではないでしょうか。働き方改革で時間に余裕ができたら、刺身を食べたいときは魚の短冊を買ってきて自分で切ってお気に入りの皿に盛り付けてみないか現代人!と思います。

弊社は8月決算でして、次の7月で3期が終わります。石の上にも3年と言いますが、会社を始めて3年、これからの目標はこれからも続けることです。中止、中断、破綻、頓挫、挫折、解消、解散、離縁、絶縁、などなど継続の対義語の多様さが人間が継続することの難しさを表しているように思えますね。
継続性を考えず思いつきで仕事を進めること、それは諸悪の根源だと私は思うのですが、少し前に金融庁が老後の生活には夫婦で2000万円の貯金が必要だとする報告書(←そんな金額、人によりますよね)を発表したり引っ込めたり謝ったりしました。それを発表する前に各省庁や役所は徹底的に世の中の仕組みや自らの仕事を見直して考えてみたのでしょうか。ひょっとしていまの官公庁の役人組織維持のために今後国民には負担を強いるので2000万円貯めといてネ、という意味だったりして…ただ、いまの世の中の物事の進め方で良いのかということを考える契機としてその報告書に意義はあったように思えます。
私は官公庁や役所が妙な事を決めたり発表したりし過ぎではないかと最近とみに思っておりまして、その端緒(始まり)となったのは、いま東京都知事の小池氏が環境大臣の頃に提唱したクールビズ、その成功体験だと思います。クールビズについては日本の男性の服装をラフに変えた成果は認められるものです。昔は真夏でもネクタイしてましたが、いまや真冬でもノーネクタイの男性は少なくないですしね。そのちっぽけながらはっきり目に見えた成功体験が日本のお役所にとって忘れられないのか、その後色んな無意味な経済・生活指導が官公庁から発信されました。
私の印象に残っているものを書きますと、スーツでもスニーカーを履いて歩きましょう(スポーツ庁)、副業をしましょう(←国民の本業が楽チンだと思ってるのか…)・働き方改革(厚生労働省)、プレミアムフライデー(経済産業省)、空調の設定温度・レジ袋無料配布禁止(環境省)、時差出勤・家庭内受動喫煙禁止・男性向け新しい日傘(東京都)、クールジャパン・スーパーシティ(←最先端IT技術を集めた街を作るらしい)(内閣府)、観光立国(観光庁)、そして先ほど書いた老後に備えて2000万貯金を(金融庁)…などなど、どれもこれも本来は政治家やお役所が口を出す話ではなく、国民の自発的な経済活動、判断、生活に委ねていれば良いこと、言うなれば大きなお世話なので実現性や継続性に乏しく、誰も実施しないかあるいは反発を招くというのが実際ではないでしょうか(レジ袋はそれならいっそ生産を禁止すれば?)。…これらを素直に受け入れられる、それはイイね!って人や企業っているんでしょうか?関係者でやむなく?あるいは広告代理店の方?…そういえば一億総活躍社会なんて仰った方もいましたね。
ここからが今回私が言いたい本題なんですが、そんな決める必要の無いことを考えていれば給料(=私たちが払った税金)がもらえるお役人や政治家がいる以上、私は消費税増税は反対、8%の継続を希望します(それならまあ、いまのお役所仕事も良しとしましょう)。10%になったら数年後には12、次は15とかになるのは間違いないですよ、皆さん!…ここのブログも我ながらよく続けていますが、消費税増税反対を二回続けて書いてみました。

弊社の事務所近くに毎日新聞社の西部本社があります。毎日新聞の九州拠点は福岡市ではなく北九州市なんですね。新聞のことを英語でニュースペーパーと言いますが、ニュースってnorth(北)、east(東)、west(西)、south(南)の頭文字を取ってnewsだって知ってました?全国津々浦々の新しい事、という意味合いですね。
さて、私が大学3回生(関西ではこう言う)のそろそろ就職活動を始めなければならない時期のこと、元々購読していた朝日新聞に加えて読売新聞を取ることにしました。出版業界を目指すにあたって、当時の私としてはそれが就職に向けての準備でした。インターネットがまだ無かったので、世の中と社会を知るにはまず新聞、そして出版物の広告といえば新聞広告という時代でした。
朝日新聞は私の実家でも購読していましたので、大学生になり一人暮らしを始めた際、やはり朝日新聞を取りました。現代、インターネット上のコメントなどでは左翼的思想が鼻につく新聞として評判が悪い朝日新聞ですが、まあ新聞の思想や主張を鵜呑みにする読者ばかりではないと思いますけど、確かに私が大学生の頃の今から25年前でも、読売新聞とのカラーの違いはけっこう感じ、読売は自分にはなんか合わないなと思いましたね。
その理由としてはスポーツ面ならプロ野球について読売巨人軍の記事が目立ち過ぎ、私は巨人の試合だけでなくプロ野球として注目の試合の記事を読みたいですし、社会面なら個人(一般民間人)の犯罪や事故をクローズアップし過ぎに見えました。朝日新聞は政治家や公務員(=公人たち)や企業の不正を事件として記事にすることが多い、つまり興味関心の重点が法人・団体か、個人かという点、私はどこかの誰かの殺人事件に1ミリの興味も無いですし、それを私が知る必要性を感じません。反対に、まともなフリして悪事を働く政治家や企業、官公庁の怠惰はやはり許してはいけませんし、私たちはそれを知るべきだと思います。
さて、私は消費税の10%への増税には反対です。朝日新聞を読んでいることの影響かもしれませんが、いま政治家が不正なお金の使い方をしたり企業が脱税したり役所がきちんと働いていないのに、なぜ私たちは問答無用で税金という形でお金を取られなくてはならないのか納得いきません。かつて消費税を5%から8%に上げてどれだけ効果があったのか、公人たちは説明する義務があるはずですが、していません。私たちが一万円買い物したら公人へ千円差し出すってことですよ、皆さん!
そしてその理不尽こそ、新聞が報じるべきことなのに、新聞紙上ではあまり記事を見かけないのはなぜでしょうか?その答えはあまりにも情け無いものなのですが、こんどの消費税増税には軽減税率という奇妙な仕組みがあるのは皆さんもご存知だと思います。食べ物を店で食べたら10%、持ち帰ったら8%とかいう馬鹿馬鹿しいあれです。で、新聞はなぜか軽減税率が適用されて8%です。販売部数低下が止まらない新聞各社は販売の妨げになる消費税アップをなんとか回避したいがために政府に軽減税率の適用を懇願し、引き換えに新聞紙上で消費税増税について批判的記事を書かないという取り引きをした、それが答えです。
それは私含めて色んな人の推測ですが、今の健康食品や化粧品の広告だらけの新聞を読んでいるとそうとしか思えない、そして現代の未来ある就活生がそんな新聞を必要なものとして読んでくれるのか疑問に思わざるを得ませんね。

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