月別アーカイブ / 2019年04月

来月の、事務所から歩いて行ける北九州市民球場でのソフトバンク対西武、プロ野球の試合なんですがチケットを取りました。社長(妻)と二人でビール片手にのんびりと野球観戦、良い天気になればいいなあと今から楽しみです。東京にいた頃も事務所から東京ドームが近くときどき野球を観に行ってました。野球観戦が好きな私向きの弊社でございます。
最近は野球に興味がない人も少なくないでしょうけど、やはり子供時代に実際に野球をして遊んだ経験がないから(←ルールがわからない)かもしれませんね。私は野球が好きで贔屓のチームがないわけではないですが、それなりに歳を取ったせいか、勝った負けたより興味惹かれる現象が見たい、心を動かされたい、そんな気持ちで野球を見ています。
プロ野球を好きになりたい、そんなアナタ(←いますかね?)は高校野球(甲子園)をまずは観戦し、アナタの出身地の出場校をとりあえず応援しましょう。そうするとそのときの高校生がプロ野球選手になったりします。ほら、もう他の選手とは違って見える、あたかもアナタが育てたような気がしてきます。そして、実際球場で試合を観ましょう。テレビとは全然雰囲気が違います。広々とした球場で体格の良い選手が打ったり投げたり、超人的なプレーは非日常的な見世物として実に素晴らしく、ホームランが出たときの観客が湧き上がるさま、一体感には感受性豊かな方なら目が潤む事でしょう。…野球、見たくなりました?
プロ野球が興行として面白いのは、シーズン前半にたまに地方都市で試合をすることです。その試合にはやはりご当地出身の選手を優先的に出場させることが多く、もちろん真剣勝負が前提なのですが、選手として水準にあればそこは興行、地方での試合を盛り上げるべくご当地選手が出場します。それは私はとても良い光景だと思います。先日も巨人と広島カープの試合が鹿児島であり、鹿児島出身の松山選手(広島)が今シーズン不調ながらスターティングメンバー(←つまりその試合にずっと出る可能性が高い)に名を連ねていました。なんでも彼がプロ選手となって初めての鹿児島での試合とのこと、家族や親戚、友人などが沢山応援に来ていたらしいのですが…残念ながら不調なことを証明するかのようにエラーしたり打てなかったりパッとせず、本人も悔しかったと思います。
これから書くことは私の想像と希望が混ざったことですが、鹿児島での試合、松山選手の対戦相手の巨人の選手にも、今日は松山には場面によっては打たれてもOK、松山が攻守にわたって活躍したらいいなあと口にはせずとも胸中にそんな思いがあったのではないかなと。それはもちろん自分が故郷に錦を飾った際には活躍させてほしい、八百長なんてきな臭いことではなく互助的意識があっても悪くはないと私は思います。私たち素人が見てもわからないように上手にご当地選手に活躍させる、そんな技術を備えてこそプロ、春から秋まで長丁場のプロ野球、最近の選手は良いプレーヤーも多いですが怪我も多いのは真剣にやり過ぎてるから、本質的には私たち素人を楽しませる興行なんだし、色々上手くやろうよ、と私は気楽に今日もプロ野球を観戦しています。

先日新聞に載っていた記事なんですが、三菱UFJフィナンシャルグループの社長さんが仰るには、今年後半にデジタル通貨「coin(コイン)」を実用化するとのことです。なんでも、スマホアプリで預金をそのcoinと交換できる、そしてcoinはこれまでの仮想通貨と違って1円=1coinで変動せず、加盟店や加盟交通機関で使えるそうです。加盟店は顧客の消費活動のデータが得られるメリットがあるとか。
…皆さん、これが日本を代表する大手金融機関の戦略ですよ。日本は大丈夫でしょうか。そんなのお金と同じ価値しかないのに、用途が狭いしスマホアプリでって…広まるわけがないですよね。お互いがcoinをやりとりできる環境であれば銀行の営業時間外にも手数料無く決済が行えるというメリットもあるようですが、その手数料を生み出しそれで儲けているのは他ならぬ三菱UFJさんですし、今後9時から17時までしか働かないという世の中を目指す日本なんですから、お金のやりとりを今さら新しくすることに意義はない、また現状の通貨より便利なものなんてあるわけがないです。三菱UFJのcoinとやら、私は覚えておきますよ。…それに、みずほ銀行や三井住友銀行、ゆうちょ銀行などの他行がメインの法人個人も多いと思いますが、そこにあるお金はcoinに交換できるのでしょうか?できませんよね。しかるに、絶対に世の中にcoinは広まらないと私は思います。だいたいキャッシュレスなんて、日常を振り返れば預金口座に自動的に給料が振り込まれたり光熱費が預金口座から自動的に落ちたり、買い物をクレジットカードで支払ったり、もはやかなり達成できていることだと思うんですが。
結局は経営者が本音では興味がない仕事は上手くいかないのではないでしょうか。三菱UFJの社長さんともなればお金には不自由していないでしょうから、口先では仮想通貨だキャッシュレスだなんて時流に合わせて言いますが、そもそもアンタはやらんでしょ、これが全てです。社長さんの財布には多額の現金か打出の小槌のようなクレジットカードが入っていて、ご自身は耳寄り情報で買い集めた株など有価証券を所有しているはずです。
一流と呼ばれる会社や法人の経営者の多くは、一般庶民向けの商品を売りながらも、その商品に実際には興味と関係がないという現実、たとえば競馬の運営法人JRAの理事たちは馬券なんか買わない、鉄道会社の経営者は満員電車で通勤なんかしない、銀行の経営者はATMに並んだりしない、孫さんは自分の携帯電話の料金なんて、カルロス・ゴーンはマーチの乗り心地なんて知らないままのはずです。自らの会社の仕事を単なる金の成る木としか見ない経営者から気の利いたアイデアは出ません(←自戒を込めて)。銀行の本質は世に商売を興すことのはず、お金のやりとりや性質を混乱させるようなつまらないことを考えなくて良いと私は思います。私は大企業のトップには基本的に辛口で批判的なのでございます。


4月になり、弊社のある界隈でも新入社員らしき若い人を見かけました。私の会社人生の始まりは、京都市から大阪市への通勤を伴っていました。学生の頃から住んでいた京都市を離れることはせず、片道1時間以上の電車通勤を選びました。今思えば大変でしたが、近畿地方ではそんなに珍しい通勤形態ではないということも付け加えておきましょうか。JR、阪急、京阪の3つの鉄道会社が京都と大阪を結ぶ路線を持ち、特急や急行、快速といった名称の電車が30分くらいで両都市をつないでいます。
私はJRで通勤していたのですが、京都と大阪の中間の高槻(たかつき)市のあたりで川(←さほど大きくない)がありまして。京都から向かってその川を越える前のあたりは田んぼが広がっていて、そこにある集落は時間が止まっているような佇まい、それが印象的でいつも私はなんとなく意識的に見ていました。そしてその川を越えると現代的な住宅地がありました。このコントラストを作ったのは川です。川を挟んで町の様相がまるで違う、そしてもう一つのポイントはこの川には両集落を行き来する橋が無いということです。太古の昔から、この川を挟んだお互いの集落には交流が無かったのではないか…京都市民はこんなにも大挙して毎朝大阪に移動してるのに…そんなことを考えながら通勤していました。
北九州市に住み始めたいま、統一地方選挙を前に北九州と下関の間に新しい橋を架けるかどうかが争点の一つであることを知りました。北九州のことなど何も知らなさそうな、新潟県選出で国土交通省副大臣の国会議員が自らの発言で職を辞されましたが、これでその橋が無駄なものとレッテルを貼られそうで心配です。
この北九州と下関をつなぐ道ですが、現在のものは北九州市の門司(もじ)という町から関門海峡の地下を通る関門トンネルと高速道路が通る関門橋があります。北九州市という町はかつての小倉、門司、若松、八幡、戸畑の5市が合併してできた町です。それゆえに北九州市としての一体感に欠ける面があり、下関市と交流しているのは門司、小倉だけのように感じられます。そして件(くだん)の新しい橋は小倉の北側から下関へ架かる予定なのですが、だいぶ若松、八幡、戸畑に近い側なので、造れば新しい人と物の流れができそうです。本州の中核市と九州の政令指定都市をつなぐ橋なんですから、無用の長物にはなろうはずがありません。
かつて製鉄で栄えた北九州、捕鯨で栄えた下関、お互い人口は減り厳しそうな話(昔は良かった…)ばかりです。無駄と言われがちな公共工事ですが、いまの閉塞感漂う北九州・下関には新しい橋を造った方がよい、そしてこのへんの人間はもっと他の町を見るべき、橋を渡って新しい世界を感じるべき、私がかつてJRの車窓から見た、時間が止まっているあの町のようになってはいかんぞと思います。ちなみに安倍首相は下関市が地元ですが、合併で下関市に組み込まれた町出身、麻生副総理の出身は北九州市ではなく福岡県飯塚市、選挙区も小倉ではありません。橋にそれほどの思い入れはないはずですよ。

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