月別アーカイブ / 2018年09月

医学部の入学試験で男女に差を付けていたという東京にある私立大学の新しい学長が、女性になるということです。これで許してくださいという対世間へのアピールではないでしょうが、なんだかいちいち下手くそな印象を受けますし、だったら女性をトップに据えりゃいいんだろ、オレはもう知らねーよって駄々こねてるオジさんが想像されます。
さて弊社は出版社なのですが、出版社というものは一般的に社員の女性比率が高く、弊社の仕事に関わる人も女性が多いです。特に編集部員は女性が多いという出版社は少なくないと思います。それはなぜかということを考えてみますと、まず出版物は女性の方がよく読むこと、そして編集作業が全般的に細かくて気が利く人に向いている(すなわち女性向け)、初対面の取材相手から上手く話を引き出すのが女性の方が向いている、ましてやその相手が中年以上の男性ならもはや女性でないと…とは言い過ぎかもしれませんが。それはこれまでの日本が男性中心社会であるからこそです。女性相手ならよく喋る、しかも男性相手には言わないようなカッコつけたことを、そんな男にはなりたくないものですね。ただそれは理屈ではなく性(さが)というものでしょうけど、女性もそうなのでしょうか?
男女共同参画だとか、雇用機会均等だとか言われて久しいですが、結局いま社会はどうでしょうか。社員採用に男女の希望が明示できなくなって不便、それが世の中の現実的な本音です。出版社なら編集部員が欲しいとき男性であることは前述の通り有利な条件ではありません。それは差別ではなく、社会的な経験からくる判断というものです。ただもちろん、編集部に欲しいのは単なる女性ではなく、編集作業向きの優秀な女性であり、それは医療の世界も同じはずでしょう。患者からすれば優秀な医師なら性別は問わないですし、医療現場の皆さんが優秀な男性が欲しいと思っているのなら、業界の皆さんでそのようにすれば良いと私は思います。
テストで高得点が取れ、お金があれば誰でも医学部に入れるという世の中は公平なのではなく、そこに社会的経験が生かされていないように感じます。古文漢文や因数分解微分積分、受験英語や歴史地理が得意でも良い医者になれるかどうかは別問題でしょうから(むしろそれは良い編集者の条件だったり)、何か医師適性を判別するための教科、それを医療の現場の経験から要請することが必要なのではないでしょうか。あるいは、医学部を受験しようとしている高校生には現役医師の話を聞く授業を設けるとか…とは言え、それが男性医師を増やすことにつながるとは限りませんし、結局は病院たるものお金をかけるべきは医師、現場が悩まないように男女問わず医師を余るくらい採用したら良いのにと、立派な建物に建て替える病院が珍しくない昨今、私はそう思います。そして冒頭の私立大学も最近新しく建て替えられたのは皮肉な話です。

先日、晩の寝付きが悪かったので午前中は仕事せずに寝ることにしました。ちょうどその日はやらなくてはならない仕事が特になく、今の時代携帯電話もありますからね…そして10時半に起きてスマホでニュースを見たら、厚生労働省の調査によると現代日本人の40代の半数は1日に6時間未満しか睡眠をとっていないということです。にわかには信じがたいことですが、これを題材にブログを書くことにしました。45歳の私は毎日7〜8時間寝ないと体調が狂います。ついでに書けば8時間以上寝ると腰痛がして目が覚めます。オッさんですね。
私も2年ほど前までは普通の会社員でしたが、それでも睡眠時間が6時間確保出来ないということは無く、ただもちろん眠いから仕事しないなんてことは出来ませんから、仕事中眠いときはありました。サラリーマンの辛いところですよね。ただ、その頃も今も変わらないのは職場まで歩けるということです。ついでに書きますといまの私の収入はかなり減りました、というか減らしているんですが。そりゃあこの収入なんだから眠いときは働かないくらいの埋め合わせがあって良いというか、物事というのはよく出来ているものです。いまの私には自由と時間はあるけどお金はない、そしておそらく6時間睡眠時間がない方々はその逆、お金だけはあるんじゃないでしょうかね。私のサラリーマン時代、きちんと眠れていた分、お金はさほどありませんでしたよ。なぜなら、通勤時間が徒歩20分だったけれど家賃が高かったからです。私の住む東京都文京区、はっきり言って古い設備の狭い賃貸マンションが多くいわゆるコスパは悪いですが交通の便は良く、私の勤務地や東京ドームが近い、そういう場所です。この辺は各人各家庭の価値観というものでしょうね。私としては家賃が安い分通勤時間が往復で3時間、睡眠時間をその分削るという人生は選ばない、時間と睡眠時間にお金を使う、といったところでしょうか。
さて。それなのになぜ私は自分の会社を作れた、つまりお金はどうしたかという話になりますが、答えはシンプル、借金です。その借金を返すためにも、仕事サボってブログ書いてる場合ではないのですが、返済額は毎月一定ですからそんなに焦らなくて良く、やはり眠いときは寝て、体調を整えて成果の得られる仕事に備えるのが一番です。私は6時間未満しか寝てない人が本当の意味での仕事が出来ているのか疑問に思います。
会社経営者の皆さん、おそらく会社の課長クラスが多い40代社員の睡眠時間と通勤時間を調べてみるべきですよ。通勤時間を減らし、睡眠時間を充分とれるようにすれば、すなわち給料を上げて社員を会社近くに住めるようにし、かつ労働時間を減らせば、また睡眠不足解消が理由の有休や遅刻を認めれば、あら不思議、社員がやる気に溢れミスや各ハラスメントが減り、会社の売上が伸び財務状況が良くなる!、と思うんですけど、いかがでしょうかね。まあ、寝ぼけているいまの私が考えたことですけれど、通勤・睡眠時間について日本、いえ特に東京と大阪の会社とその社員の皆さんは今一度考えるべきです。

先々週末に、淡路島に一泊二日で行ってきました。レンタカーであちこち回り、二日目には鳴門大橋を渡って徳島県に入ってすぐのところにあったホテルの食事処にて昼食を取ったのですが、鳴門近海で獲れたという鯛の刺身、非常に美味でした。養殖の鯛の刺身とは比べ物になりません。
鯛の皮膚の赤色や鮭の身の紅色は彼らがエビやカニなどの甲殻類を食べることによるもので、仮に鯛や鮭に甲殻類を食べさせなかったら、鯛は黒い地味な魚になり鮭は白身になるらしいです。どちらの魚も売られているのは養殖ものがほとんどですが、つまり養殖して鯛を鯛らしく、鮭を鮭らしくするためには甲殻類の成分を含むエサを与える必要があるということです。
魚釣りが好きで魚を食べるのが好きな私は、養殖魚はほとんど買いません。天然魚に比べて美味しくないからが第一の理由、人間が開発した小賢しい餌を食べさせられ、生簀(いけす)や囲われた仕切りのある海などで生かされていて不憫なのが第二の理由です。私としては魚の養殖が経済的に上手くいかず、どんどん業者がいなくなって、でも魚は食べたい、ならばこれまで経済的価値が薄いとされた魚も食べよう、そして魚を獲り過ぎないようにしよう、土用丑の日だとか行事として特定の魚を食べるのはやめよう、魚種や〇〇サバといったブランドにこだわるのもやめよう…そんな魚食文化が日本に広まると良いなと思います。私が釣った天然魚は魚種問わず美味しいですよ。
魚の味が美味しくなるかそうでないかは魚が何を食べているか、魚が彼らの人生ならぬ魚生をいかに過ごしているかによります。どんな高級魚でも、ストレスの多い環境下で育てば美味しくなりません。また、養殖魚はエサが与えられるので運動不足で人間でいうメタボです。彼らの魚生の目的はエサを探して捕まえて食べ、子孫を残すことなのにどちらもかなわないという…。私が食べた鳴門の鯛が普通の鯛より美味しいのは彼らの棲む海の環境によるところが大きいとされます。天然魚が養殖魚より美味しいのは貪欲にエサを探しまわり時に敵に襲われて逃げたりするなど、よく泳ぎ回り天然の美味しいエビやカニなどを食べているからです。そしてこの話はそのまま人間の健康についても通じることではないでしょうか。
現代日本には手間いらずの食べ物が溢れ、あらゆるメディアで健康食品がPRされています。それらはおそらく、養殖魚を魚っぽく育てるためのエサと同じで、養殖魚と同じようなよろしからぬ環境下にいる現代人向けのものです。私たちが健康であるためには、貪欲に美味しい食事を求めること、色々偏らず食べること、それはもちろん仕事や趣味より優先されるべきことだと私は思います。仕事が忙しくてコンビニ弁当などの出来合い食品ばかり食べている、サプリで栄養補給だというアナタ、食べられる予定はないでしょうけど多分美味しくない身体ですよ。

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