月別アーカイブ / 2018年08月

今年、報道番組やワイドショー、週刊誌などのメディアを賑わせているのは色々なスポーツの団体や連盟のお偉方や選手の皆さんですよね。パワハラなど各種ハラスメントや利己的で破廉恥な行動の溢れる様相はおよそスポーツが醸し出す爽やかでフェアな感じとは対照的です。また彼らは一般的な常識や感覚からずれているように思えます。勿論メディアが面白おかしく脚色している部分もあるでしょうけど。
日本の学生スポーツの特徴として言えるのは、試合に勝つことや指導者に気に入られることが選手の進学や就職といった進路に関わるという、これまた爽やかじゃありませんね。ちなみに私の通っていた大学も高校時代に全国大会でベストエイト以上が推薦入学の条件だったように思います。ある運動部の連中は授業にもクラブ名の入ったジャンパー(since1970とか刺繍がしてあったり)を着てきたりして、一般学生は内心バカにしてましたが。私が学生の頃は大学入試の競争率も高く、スポーツ推薦で入ってきたなんて聞くと心穏やかではありませんでしたしね。
一般の若者が勉強したり色々遊んだりしてる間に、彼らスポーツマンは閉鎖的な空間で休みなく練習ばかりしているわけです。しかも試合に勝てば表彰されたり新聞に載ったりテレビに出たりして、さらには進学も就職も決まったりして特権的意識を持つのでしょうから、それはまあ歪んだ世界が構築されることでしょう。いまスポーツ庁長官の鈴木大地氏は事あるごとにコメントせねばならず苦り切っているようですが、鈴木氏本人だって全く知らない世界ではないはず、来るときが来たかなんて思っているんではないですかね。
さてこの夏の高校野球、金足農業高校の躍進が注目されましたが、私の印象に強く残ったエピソードを一つ挙げます。…金足農業高校が決勝で負けた後、秋田県でのあれこれをあるテレビが放送していたのですが、金足農業高校のピッチャーはじめ何人かが中学生のころに所属していた野球チームが紹介され、いま中学3年の男子(ピッチャーだそうで)が今回の先輩達の活躍を目にして言うには、実は県外の高校からスカウトされているけど金足農業高校進学を目指すことにしたとのこと。それは結構な話だと思いますが、問題はここからです。そのVTRが収録された日はちょうど決勝戦の当日の試合前で、なんとその日はいつもどおりに練習すると言うのでありますよ。私はここに日本のスポーツ界の病巣を見ます。秋田県が物凄く盛り上がって皆で応援しようというときに、まさに後輩達はいつもどおりに練習、彼らの人生それでいいのでしょうか?ビデオで後から見るって、そんな話じゃないとなんだか私はやるせなくなりました。敢えて言えば君たちは狂っているぜ、まあ悪いのは練習を休みにしない大人達ですがね。

大学の授業で一般教養と呼ばれる、自分の専攻に関係なく受ける授業がいくつかありますが、私が25年前学生の頃その中で印象的だったのが哲学です。はっきり言って意味不明な部分も多かったですが、「理論理性」と「実践理性」の話は興味深く思いました。
例えば、電車でお年寄りには席を譲るべきだと頭の中で考えたり口で言うのが「理論理性」、実際に電車に乗っているときお年寄りを目にして咄嗟に席を譲るのが「実践理性」です(私の解釈なので哲学的に正しいかやや自信がないですが)。…人間として大事なのは行動を伴う実践理性なのは明らかですが、人間は口先の理論理性ばかりをふりかざして日々生きているものかもしれないですね。
さて、この夏期休暇中のこと、広島の実家に帰省中に妻(社長)と私の両親を連れて海に行きました。海水浴というよりも魚釣りをしたり磯で遊んだりするのですが、私が釣りを好きになった原体験は父親に連れられてのものですから、年月を経ても家族というものは同じことを続けるものです。私の母は岩場にいる小さな貝を拾うのが好きで、その貝は持ち帰って塩茹でして食べる(酒のつまみに良いですよ)のですが、こんなの一生に一度も食べることがない人もいるでしょうね。
その海で釣りをしていたときのこと、田舎では防災無線というものが流れますが、それによると小さな男の子が行方不明になっているとの穏やかならざる内容のアナウンスがありました。そうです、私達がその日遊んだ海は山口県の周防大島です。幸いその男の子は無事発見されましたが、男の子は行方不明になった翌日が2歳の誕生日とのこと、そして私達と同じく海に遊びに行く途中で行方不明になってしまったという経緯でした。私には子供はいませんが、もしも私にそのくらいの幼い子供がいたら、まだ海には連れて行かないだろうなと思いました。なぜなら、そんな小さな子供がいたら私が釣りを楽しめないからです。
私達の世代の人が親という立場の現代において一つの特徴は、大人が我慢をしないということが言えると思います。自分の子供が乳幼児であっても何事も普通に楽しみたいという精神性はどうしても事故やトラブルと隣り合わせで、今回行方不明になった男の子の場合も、本来なら大人の誰かが海に行くのを我慢して家で面倒を見るか、そもそも海ではなく安全なプールにでも行くべきでした。私は海でよく釣りをするからこそそう思います。ましてや今年はこの暑さですし、実際この夏、妻(社長)の実家(福岡県大川市)にいる小中学生の甥っ子姪っ子でもプールに連れて行ったら大喜びでしたよ。
以上は私の理論理性です。私にもしも子供がいたらどうするかなと思いますが、こればかりは実践の場がないので私はこれからも釣りに行きたくなったら行くだけです。今後、海で小さな子供を見かけたら、気をつけてあげようと思います。周防大島の事故でふと哲学の授業のことを思い出した夏休みでした。

話題その1
私の出身地の広島市、この夏は豪雨により被害の大きかった地域もありましたが、広島県にせよ広島市にせよ、その名の通り?広いですから、私の実家のある広島市西区のあたりは特に被害はありませんでした。そこからさらに西に向かうとかの有名な宮島(広島市ではありません)があります。そしてこの夏、宮島にて毎年お盆の翌週頃に開催される花火大会が宮島も被害は無かったけれど、中止になりました。広島県や山口県のJRが全線開通していない状況では遠方の来客の輸送に応じ切れず臨時列車のやりくりも出来ないこと、加えて自粛ムードにより、ということのようです…。私は今年こそ花火が求められているように思います。やらないデメリットは大きいと私は言いたくなりますが、これを機に今後宮島の花火大会はローカルなものに変えてはどうかなとも思います。
話題その2
日立グループが10万人を対象に在宅勤務の体制を整えるとのことです。小さめの市一つ分の人間が、通勤・出社しなくなることで会社的にはメリットがあるのでしょうけど、続きますかね?会社に人が集まればパワハラだセクハラだ、遅刻だ残業だ、タバコ吸うな、サボるな等々軋轢があるものですが、それらを何とかクリアする、かわす、こなすのが大人の会社というものではないでしょうか?そもそも家で仕事出来ます?
話題その3
新潟県加茂市が、夏休みは中学校の運動部の活動を試合前以外はやめる、教師と生徒の負担減のためとのことです。しかしながら中学生達はヒマになりませんかね。物心つき始めて色々余計なことも考えたり覚えたりする年頃、四の五の言わずスポーツでもやっといた方が将来的には良いような気がします。先生が忙しすぎると言いますが、授業だけでなく行事や部活なども通じて生徒たちと関わりたいという気持ちがない人間が先生をしているとしたらなんだか寂しいような…。改善すべき点として、先生の人数を増やすか給料をもっと増やすこと、それにより部活も継続すれば良いと思うのですが。ただ部活は土日くらいは休んだ方がよいですよね。週7日かゼロかでは極端です。
まとめ
ーそう遠くない将来の日本にて、ある中学生の日記よりー
「今年の夏は、部活は試合前に数日あるだけなので基本的にヒマ。家でゴロゴロしながらスマホいじったり、近所のショッピングモールで友達と時間潰したり。この夏であのイケメン先輩も引退だし、部活楽しみだったんだけどなぁ。お父さんは家で仕事することになったんだけど、お母さんはその分私の仕事が増えて嫌と不機嫌顔。お父さんは家にいるのに部屋からはあまり出てこなくて、1時間おきにPCに向かって何か喋ってるけどちょっと変なカンジ。家族で楽しみにしてた花火大会は県内で起きた災害に配慮してなくなっちゃったし、あ〜なんだかつまんないの。」


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