月別アーカイブ / 2018年07月

現代において人間が充足感を持って生きるとはどういうことなのかというと、今回のタイトルの、説明できるかどうかだと私は思います。
現代人の人生の基本的事柄は、家庭、仕事、食事、健康状態、余暇活動に集約されると思いますが、他に何かあるでしょうか。まあ、この五つだとして話を進めさせてください。
あなたが誰かと何か接点を持つ際、例えば交際している人とお酒を飲んだりする際、必ず話題はその五点のうちのどれかだと思います。なぜなら基本的事柄だからです。そして、それについてきちんと説明ができるかどうか、よくわからない、聞かれたくないと目を逸らさないかどうかがその人が幸福かどうかを示している、そんな風に私は考えていますし、そこで説明ができる人間でありたいと思っています。
さて、この五つの基本的事柄に沿っていま話題の衣料品通販会社を千葉で経営する彼、M氏について考えてみます。
家庭…彼は結婚はしない主義として、過去に二人の女性との間に3人の子供がいるとのこと。主義を表明しつつも、多分きちんと説明出来ませんね。
仕事…それだけ稼いでいればさぞ詳しいのでしょう。
食事…外食が多いと思いますが、ワイン収集が好きらしいので、案外家で料理するのかも?間違ってもコンビニ弁当とかハンバーガーでOKなんてことはないかと。
健康状態…成功したっぽい人ほど死ぬのを避けたいと考えるでしょうから、意外に疲れてはいないと思います。テレビなどで拝見するところ、顔色良いですしね。
余暇活動…彼は最近二つの話題で世間の注目を集めました。一つは若い女優さんとサッカーのW杯決勝戦を観戦したとツイッターに上げたこと、もう一つはプロ野球の球団を持ちたいと発言したことです。私はここに彼の人生は何かが満ち足りてないのではないかと感じます。なぜ、サッカーと野球のどっちつかずなのでしょうか。どっちも好きなんだと説明するかもしれませんが、プライベートジェットとやらでサッカーの決勝戦は観に行ったとのこと、あなたがこれから経営したいのはプロ野球球団でしょう?サッカー観戦に熱中してるフリして野球チームのオーナーになりたいなんて、眉唾物ですし、結局は皆に注目されたいのが本音の寂しい御方、その女優さんときちんと結婚して家庭を築いて心の安寧を得ることが必要では?と大きなお世話ですが私は彼について思うのです。
彼はいまのプロ野球で優勝チームはどうやって決まるか(それを最近はレギュレーションと言ったりします)すら説明出来ないのではないかと疑念が湧きます。二刀流大谷クン凄いね〜程度なら野球なんて観ててもつまらないですし、仕組みを理解せずに仕事しても、あるいはスポーツ観戦しても面白くないですよね。みんな、説明の付く生き方をしようゼ!(なぜ私が今回M氏について書いたのか、そこはうまく説明は出来ないですが)

夏が来るとマンションの通路や階段にセミやコガネムシなどが転がっていることがあります。彼らを手に取ると、死んでいるようにみえて生きていることがよくあります。コガネムシは夜に灯りに寄ってきて、何かの拍子に仰向けになってしまい、そうすると自力で起き上がれずそのままだと運悪く絶命してしまうようです。先日もコガネムシが仰向けになっていて、拾い上げてやれば動き始めたので、そのまま階下の樹木まで運んでやりました。
私は虫に触るのが平気というか虫が好きです。子供の頃はよく虫捕りをして飼ってました。特にカマキリが好きでした。あの鎌で生きているバッタや蝶をダイレクトに捕まえて食べるというある種の残虐性は私の心を惹きつけるものがありました。
今年の初夏、やたらに暑いですが愛知の小学一年生が熱中症で亡くなるという事故が起きてしまいました。その日は校外学習で学校近くの公園に虫捕りに行き、学校に帰ってきてから倒れたらしいですが、やっぱり先生たちは今の時代性を少し考えるべきではなかったでしょうか。
まず虫捕りなんて授業の一環として皆でするものではないと私は思います。それはやはり遊びであり、自然に親しむなどという大人の理屈でとらえるものではないです。主に男の子が好むはずの遊びですが、それが現代でもそうなのかというと、特に都市部ではもはや虫なんて興味がない子供も少なくない、むしろ男の子でも嫌がったりするんじゃないでしょうか。暑いし興味ないのに校外学習で虫捕りなんて、女の子もいたんでしょうし、子供にとって楽しい授業だったでしょうかね。また私が子供の頃虫捕りして楽しかったのは授業などという縛りが無かったからで、先生がいると調子が狂うものですが。
自然に親しむはずの授業で、自然から厳しい現実を突きつけられた形になってしまいましたが、今の日本の学校は悪いケースに着眼するがあまり、問題のない大多数の子供がその悪いケースを防ぐためのルールをおかしいなと思いつつ従うしかないことがままあります。例えば、変な渾名(あだな)がイジメの原因だとして渾名禁止で「○○さん」で統一とか、そういった事です。私は今回の不幸な事故で、夏休みの虫捕りが子供の遊びから排除される流れにならないか危惧します。
私の住む地域だけではないと思いますが、玄関前に「虫コナーズ(商品名)」等を取り付けている家庭が多いです。虫イコール悪者のような現代人の意識が感じられて私は寂しく思いますが、虫ってそんなことで家に入ってこないほどヤワじゃないですけどね。…昼間の公園で虫捕りして楽しい季節は初秋の頃だと思うんですが、例えばカマキリなら今の時期はまだ小さな幼虫、いまどきの先生は知らないでしょうね。普段から虫に馴染んでいないからこそ、この炎天下に虫捕りの授業をしてしまったのではないかと思います。虫が好きな子供が楽しく虫捕りできる世の中であり続けてほしいと私は願っています。

あれは私が大阪が本社の出版取次会社の営業部署にいた頃、今から20年くらい昔のことですが、ある日雑誌ananの別冊の増刷分が沢山入荷してきました。営業各員、担当書店に欲しい部数聞いて送っていいぞと課長の号令がかかり、程なく別冊の山は各書店に送られたのでした。私の所属していたその営業部署は京阪神の都市圏にある、法人運営書店が担当でして、私は大阪は梅田地下街の小さいながら一坪あたり売上がとても高い店を担当していました。毎朝書籍と雑誌が入荷するタイミングで書店を訪問し、検品したり注文もらったり楽しかったですよ。文庫や新書、雑誌がバンバン売れてましたが、立地だけでなくそういう時代でもありました。
そのananの別冊のテーマは何だったかというと、それは占いです。星座や血液型の占いの話が満載、私には興味はないものでしたが、世の女性たちと付き合っていくにはこういう話にも付き合わないとならんもんかね、なんて思いましたね。
さて、少し前のこと、通勤途上の小学校の建て直し工事をやっており、その現場の作業員の皆さんのヘルメットに、佐藤・A型などと書いてありました。ふと並び歩く妻(社長)にあれは何かと尋ねると、事故が起きて輸血の必要が生じるかもしれないでしょうとのこと、なるほど、私は几帳面なA型ですよとかのアピールじゃないんだねーハッハッハ、なんて冗談を言いました。…職場の飲み会など、参加者全員が必ずしも仲が良い訳ではない人間が集うとき、誰からともなく血液型の話になることが少なくないですよね。私はやはりそれに興味も何の話題も持たないのでただ話を聞くだけですが、さて、この話は今の若者、平成以降生まれの若者たちにも通じることなのでしょうか?最近の若い人と酒席を共にする機会は私にはほとんどありませんが、たぶん彼らは血液型の話はしないように思います。
血液型による占いや性格判断・相性診断というもの、雑誌が育てたものではないでしょうか。昭和47年生まれの私たち世代が雑誌をさまざまな情報源として読んでいたころ、必ずと言っていいくらい血液型占いのコーナーがありました。雑誌が廃れつつある現代、それと共に血液型の話題もなくなっているように私は感じます。インターネットやSNSの世界は、普通に見ているだけでは血液型の話はそこにありません。この雑誌とネットの大きな差はなんなのかはわからないですが、今の時代血液型の話をする人はもはやオジさんオバさんと言えそうです。まあだいたい、普段の人間関係のヒントを血液型に求めることがナンセンスですし、雑誌と違って血液型の話は廃れてもかまわない(だってつまんないし)と私は思います。

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