今年のゴールデンウィークも終わりました。日常がまたやって来ますね。私は日々の朝食や昼食は自宅や外食が多いのですが、コンビニのおにぎりを食べるという方も少なくないと思います。
コンビニのおにぎりのパッケージを見ると、有明海産海苔を使用と書いてある商品が多く、つまり有明海産だから美味しいですよというアピールですよね。私の妻(社長)の実家にこのゴールデンウィークも帰省しましたが、そこは福岡県大川市でまさに有明海に近く、近所には海苔の養殖を営む漁師さんがいます。私たちは佐賀空港から東京へ飛行機で帰るのですが、冬の離陸時に有明海を眺めれば、沿岸は海苔の養殖場が広がりまさに海苔が海に整然と敷き詰められているようです。
私も妻(社長)と結婚してその実家に帰るようになって知りましたが、海苔は秋から育て冬に収穫するサイクルで、かつてはその時期だけいわゆる出稼ぎの労働者もいたとの話です。現代では機械化、効率化が進みそうしたことはなく人手は昔ほど要らないようですが、これからは後継者をどうするかが問題となりそうです。
しかし、現代日本のコンビニ(55000店くらいあるとか)におにぎりが無い店は無いでしょう。つまり有明海産海苔の需要は確実にあるわけで、海苔の養殖業に就きたいと思う方はぜひ一度この地を訪れてみてはどうでしょうかと思いますが、私ももし今の仕事が失敗に終わったら海苔養殖をしてみたいです。儲かりそうですし。
ただ、海苔の養殖は先述の通り寒い時期が収穫期で、それも昼夜関係なく潮の干満に合わせての作業ですので、かなりハードです。そして何より、いま海苔養殖業で求められるであろう人間は単なる人手ではなく、会社で言えば幹部クラスです。私みたいなやってみたいだけの人間は実際には役に立たないでしょう。しかしながら妻(社長)の実家近辺では海苔養殖業が技術的に発達するにつれ人が減り、町の賑わいは無くなり結果寂れた、そう言ってよさそうです。
私はこの妻(社長)の実家近辺の状況が、これから日本が進もうとしている道の到達地のように思います。人手を減らすことで企業の体力は強くなっても、日本は寂れる。お金持ちや会社からみて優秀な人間しか残れない日本は、色んな物事が発達してもなんだか寂しくて盛り上がらないというそんな国になりそう、だからといって技術向上や効率追求を否定できない私たちはこれからどうすべきなのか、もしかすると機械でやらなくてもよい仕事を見つけるのがこれからの人間の役割なのかもしれない、そんなことを考えたゴールデンウィークでした。