月別アーカイブ / 2018年03月

私の事務机の左側の壁に貼ってある紙に、正の字を書いて数えていることがあります。それは請求書などの書類を作り直した数、つまりはミスプリントした数です。基本的にはケアレスミスなので、意識を持っていれば防げることです。一つのミスで幾円かが失われていくので、防がないといけません。
一応会社を経営する立場ですし、1円たりとも無駄にしたくないというか、すべての収支が自分の財布に関わってくるので、嫌でもこうなるものですよ。ケチになるわけでもないんですが。取引先に安くするよう強要したりしてはダメですが、安くしてくれる取引先はありがたいですしやはり探してしまいます。ただ、安いんだから多少仕事が粗くてもいいだろうといった開き直りがまかり通るのは良い世の中ではないですよね。
さて、日々の仕事で色々な取引先とやりとりする際にも、やはり無駄なミスは経費の無駄をなくす観点から極力無くしたいものですが、はっきり申し上げて、いまの日本の会社員の皆さんはミスや無駄が多すぎです。やはりその原因は会社員ならどういう風に働こうと給料は変わらないという仕組み、場合によっては働く時間が長い方が残業代をもらえたりするという、ここですよね。会社員であることがミスが減らない原因であるなら、由々しき問題です。もちろん好んでミスをしている会社員はいないと思いますが、ミスしても自分の財布に響かないことがミスがなくならない遠因かもしれません。ミスしたら上司が叱るより、罰金制にした方がミスは減らないでしょうか。ミスコピーを10枚したら30円(プラス紙代)の損失ですから、ミスした本人から徴収すれば良いのですよ。それは現実的ではないと思いますが、個人的なミスが会社に与えているダメージは相当あるでしょうね。
今回こんなことを私が書いたのは、実際に仕事上で体験しているからなんですが、ただ私はそれでは世の会社員の方々にミスのない隙のない仕事をしてほしいかと言うと、それは仕方ないこととして受け入れようと思います。会社員の方々がミスしがちな世の中だからこそ、自分はきちんとすれば自社の評価を上げられる面もありますし。そりゃあミスで迷惑をかけられたら腹は立ちますが、反面我が社は気を付けよう、なるほどこういった対応は企業価値を損ねるなあと勉強になります。最近印象的だったのは、金額的には小さいミスのやり直しを求める私のクレームに対して社長が首を縦に振らないので応じられません…という某社の言い訳です。余程社長がワンマンなんだろうなあと同情かつ呆れてしまいましたね。それで、そうですねー社長さんがそう言うなら仕方ないですよねー…なんて事にはならないわけですし。しかも結局は応じてくれましたし、何やってるのか訳が分かりませんね。
人間はミスをするものだからこそ、経営する立場の私はミスをしないことに挑戦しようと思います。ちなみに私のミスの正の字は今年に入って33を数えます。少なくはないかもしれないですね。ミスはおそらく地球環境にも良くないですし、私はミスゼロを目指して頑張りますよ。

私は小学生の頃、漢字の読み書きが好きでして、当時は漢字博士なんてからかわれたりもしていました。手偏の漢字を思いつくままに言ってください、という先生からの問いかけに、幾つも夢中で答えてましたね。辞書引くのなんかも好きでした。習っていない漢字は使わないルールはおかしい、学きゅう会とか変でしょ、ルビ使えばいいのにね、なんてことも思ってました。
話は大学三回生(関西では年生ではなく回生といいます)のときに飛びますが、漢字検定なんてものが世にあることを知り、準一級を受けてみたら落ちました。で、半年後くらいの次の機会には、その運営法人が発行する対策問題集を買って勉強したら合格しました。
大人になったいま思うに、単にその法人の商売に絡め取られただけですよね。受検料2回分と問題集のお金、してやられました。その漢字検定が客観的な漢字の実力を示すものではないことは、最上級の一級の問題が、固有名詞(イギリスを英吉利とか)の漢字を問うたりする奇問珍問だらけ、ただの漢字オタク向けのものであることからも明らかでした。もちろん漢字が苦手ならその問題集買っても上級には合格しないでしょうけど、問題集を試験の実施法人が出版していること自体が検定の客観性を損ねています。そのクォリティで漢字検定なんて大それた名前使ってほしくないですがね。その数年後、当時の検定協会の理事長は不正会計で失脚、さもありなんです。
そして少し前の話ですが、東京大学が2020年から始まる大学入学共通テストで、英語の民間資格や検定試験を合否判定に使わないというニュースがありました。これは東京大学の判断が真っ当なように思います。少子化で若者向けの商売は基本的に厳しい現代、その業界を甘く見ない方が良いでしょう。英語の民間試験を実施する法人が暴走するように私は思います。例えば、私が漢字検定で経験したことですよ。検定試験の運営法人に多くお金を払うことが大学合格の近道になる、それが日本という国ではいけませんよね。問題集が売れたら出版業界も儲かるから良いなんて小さな話ではありません。学校は理想を追求するのが本来の姿ですから、試験問題くらい自力で作ってほしいものです。

先日9日に厚生労働省が各都道府県の「健康寿命」を発表しました。その年齢は過去の調査結果と比べて今回が一番長かったそうです。平均寿命ではワースト県として注目されてしまった青森はこちらはワーストではありませんでした。どちらかというと健康寿命が短い方が問題な気がします。そして大事なのは順位ではありませんよね。ワーストでも70歳を超えている現状なら、悪くないでしょう。
健康寿命が伸びていることについて、厚生労働省は健康意識の高まりや高齢者の社会参加を挙げています。要するに皆さんきちんと生きているということで、病院通いなんて楽しくないですからね。健康の維持には人間という生物として自然に生きることではないかと私も思います。ただ、この健康寿命調査は調査される本人が自分は健康だと言えば、客観的には不健康な人でも「健康」とカウントしているのがおかしいという指摘があるようです。しかしながら健康なんてはっきりしない概念ですから、私は自分で健康だと言えるならそれで良いと思いますけどね。
もう一点この調査で挙げるなら、1位と最下位の年齢差が縮まってるという点です。それすなわち、今の日本人の生活習慣は地域性が薄れていることも示しているように思えます。日本中で同じような食事風景や行動ってのも味気ないですね。でも、東京に住み年に3回くらい妻(社長)の実家の福岡県大川市と私の実家の広島市に帰省している私は三ヶ所三様、日本は広いなぁといつも感じてもいますが。
さて話は少し変わりまして、いまや相撲やレスリングの揉め事担当として有名になった内閣府ですが、そこが進めている革新的研究開発推進プログラムという研究チームが発表した、カカオ成分の高いチョコレートを食べると脳が若返るということについて、実験のやり方が不十分として有識者会議がいわばダメ出しをしたというニュースがありました。…いやぁ、そもそもテーマがダメだと私は思いますが。脳が若返るなんて客観的な証明が不可能な事に国や科学者が本気でお金(税金!)かけているのなら、もっと有意義なお金の使い方が他にあると思います。しかも共同研究者に大手製菓会社(←平成、昭和、大正、その前といえば?)なんて、チョコレートの新たな販売手法にしたいのが見え見えではないですか。こんなのは革新的というよりむしろ古典的、いい加減、何かを食べればすごい効果が!といった思考をやめたら、と思います。人間を特定の食べ物に導こうとするとき、そこには商売上の思惑しかないのが常です。偏食して良いことなんて無いってもんですよ。
冒頭の健康寿命が伸びているという話ですが、それはやはり国民の健康についての正しい知識が高まっているからで、現代の国民はチョコレートで脳が若返ることよりバランスの良い食事で健康になることの方を選ぶと、私は信じたいところです。

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