月別アーカイブ / 2017年10月

プロ野球の日本シリーズが行われています。社長(妻、福岡出身)がソフトバンクホークスを応援しているので、横浜での試合のチケットを取るべく、先週ネットのチケット販売サイトを販売開始時間に訪れてみた(木曜の午前10時と、普通に働いている人は取れませんよね。私の場合は時間の自由だけはきくので)ものの、すぐにはネットがつながらず、やっとつながったと思ったら販売開始からわずか10分くらいで完売でした。

一方で、チケットなどの転売サイトも覗いてみれば、正規の販売価格よりも2倍はザラ、お金さえあればチケットが手に入る状態でした。もちろん、私たちはそうまでして行きたいものでもないので、あきらめました。試合日が近づけばその価格はもう少し下がると思いますが、怪しげな人とお金のやり取りしたくないですから。…そしてつまり、そこは昔で言うダフ屋さん(違法)達が集まるサイトですよね。表向きは都合が悪くなって観に行けなくなったチケットを売ろうなんてうたってますけどね。ついでに転売サイトの運営会社(販売手数料で儲けている)のHPと社長についてインターネットを覗けば、私より若そうな、野球なんてたぶん興味なさそうな男が、屈託なくピースサインして笑っていました。彼は自身の仕事が批判含めて話題になることが経営者冥利に尽きるなんてうそぶいてますが。そして、その会社は今は大手SNS運営会社に100億円以上で買収され傘下に入っているようです。彼にしてみりゃこれで人生一丁上がり、これから何らかの規制が入りそうなダフ屋行為助長サイト事業からはなんとなーく離れていくのが想像できます。こんなのが100億で売れるとはね、とほくそ笑んだ事でしょう。戦後にヤミ米の販売で一儲けした話と似てますね。IT長者なんてまあそんなものですかね。

さて、スポーツの大一番のチケットはもはや7000円やそこらですんなり手に入るものではなくなった、高嶺の花ということでしょうか?転売行為が成り立つことは、需要と定価の乖離、アンバランスを示しているのかもしれません。転売行為をなくすには、それすなわちギャンブルですから、売れ残りのリスクと購入者にリスクを生じさせる以外にこのネット社会において防ぐ手段はないでしょう。今の定価なら、転売で利益を出しやすい、やったもん勝ちな状態(時代)だと転売する人たちは考えているわけですね。

少し観点を変えてなぜ転売が成り立つかを考えると、やはりスポーツの大一番に比べて、他のエンタテインメントのテレビ、映画、ゲームなどがあまりにも予定調和的でちまちましてて、つまらないからってことも要因かなとも思います。筋書きのない光景を大観衆と共有できる興奮、それが現代人にとって最上の価値だから、スポーツの大一番のチケットは7000円くらいでは気軽に手に入れられなくなっているということなんでしょうね。私はたかがスポーツに20000円とか出しませんが。ただ、プロ野球をテレビで見ることすらしなさそうな彼のピースサインはなんかムカつくゼ!って感じです。皆さん、チケットは正規ルート以外から買わないようにしましょうよ。…ちなみに、先に行われた福岡での試合は満員、すなわち転売はほぼ成立したとみえます。



ちょっと前ですが、スポーツ庁長官の鈴木大地氏が通勤時に革靴をスニーカーにして、もっと歩くことを提唱しました。発表の際の鈴木氏、黒のスーツに白いスニーカーの取り合わせがちょっと変でした。ちなみに通勤途上、電車を一駅前で降りて歩くのではなく、三駅四駅歩いたりすると仮に怪我したときに労災保険との兼ね合いがややこしくなるようですね。
しかしながら、歩きづらい革靴は1万円しないような安物のはず、2万円以上出せば特に問題なく歩き回れますよ。メーカーによって自分の足に合う合わないはどうしてもありますけどね。まあ大人として、ちょっと高いけど良い革靴履くのも悪くないかなと私は思います。だいたいスーツにスニーカー、やっぱりカッコ悪いのは否めませんし、最近はスーツにリュックサックの会社員もいますが、もはや中学生とあんまり格好が変わりませんね。でも最近の会社員、スポーツ庁のお役人が思うほどカチっとした格好してないですよね。私もお客さんに会う予定がなければ私服にスニーカーで通勤しています。
それにしても、日本という国はお上からのお節介なお達しが多いですよね。まあ、悪いことではないんだけど、それをお役人に言われなくてもね、と思うのと、ならばお役人や議員のみなさん、実践します?って返したくなります。東京都では、18歳未満の子どもがいる家庭では、保護者は家でタバコ吸ってはいけないという条例が可決されています。現都知事の成果らしい成果が、これですからね、ある意味平和なのかもしれないですね。
さて、冒頭の鈴木大地氏は、ご存知のようにソウル五輪の金メダリストです。バサロ泳法で世界中の注目を浴びました。そして、日本人がスポーツで活躍すると欧米人はルールを変えて主導権を取り返そうとするのが習性、のちにバサロ泳法を禁じるルールを設けました。そのとき、鈴木大地氏は思ったはずです。どんなルールであれ、これからも勝ってみせるゼと。何か得体の知れぬ大きな組織に、立ち向かう気概を胸に抱いたことでしょう。…時が経ち、いま自分が国民に向かってもっと歩こうなんてルールを呼びかけている、自分が大きな組織になっている、その皮肉に、内心で奇妙な感慨にふけったのではないでしょうか。政治家として、国民が背を向けるような(=関心を持ってくれないような)仕事をしてはいけないな、自分は背泳ぎの選手だったけど、なんてことも思っていると良いですが。

今回の衆院選、消費税を10%に上げるかどうかが争点の一つです。ところで、輸出戻し税という消費税に関わる興味深い話があります。
ご存知の方もいるとは思いますが簡単に説明しますと、自動車メーカー、プレンティ・ファーム社という企業(以下、PF社)があるとします。PF社は、愛心社という自動車部品会社があるとして、愛心社から部品を買う際、消費税込108万だったとすると、完成品である自動車が輸出されるものであれば、税務署から8万円還してもらえます。それを輸出戻し税と言います。私もその名称はこの度ブログを書くにあたって知りました。還付される理由としては、あくまでも消費税は日本国内での売買にかかるものなので、海外で売る場合は、消費税をかけられないことによります。200万円の車は国内では税込216万円ですが、海外では200万円で販売されるからです。ここでPF社は得でも損でもない、むしろ払わなくてよい税金を一旦払い、それを取り戻す手間を考えると損しているように思えます。
しかし、消費税を上げるとPF社のような輸出で儲ける大企業がさらに輸出戻し税で儲けるから納得いかない、なんて話があるらしいんですね。それについては次のような企業間やりとりがあると思われているからです。
PF社「愛心社さん、こんど消費税10%になるけど、田想社さんがね、2%の増税分値上げしないからもっと取引増やしてくれと言ってきてるんだ。おたく、どうなの?」
愛心社「…わかりました、ウチもそうします…」
こんな話が実際にあったら、そうです、2%分PF社が労せずして手に入れるということになりますね。愛心社の部品は税別100万円が98.2万円に減り、そして逆にPF社の輸出戻し税はこれまでの8万円から9.8万円に増えます。まあ、間違ってもPF社のような超一流企業はそんなことはしないと思いますが、企業間取引は、どうしても注文する側が優位、ましてやPF社のような大企業なら尚更です。立場の濫用はいけませんね。なので私は、自動車メーカーの各社さんは、変に勘繰られないよう風評を絶つべく、いまこそ消費税アップに業界あげて反対すべきと思います。これ以上消費税上げたら益々国内でクルマが売れないよ!と、日本の庶民のためにも、ひとつお願い出来ませんかね。まあ大体、ウチは消費税アップ分値上げしませんなんて意味不明の営業もしてはいけませんね。
私はいま税率アップすべきは消費税ではなく株取引(←いわばお金に多少の余裕がある人が取り組むギャンブル)で生じた利益に対して(←法人個人どちらも)ではないかと思います。不労所得であり、生活に回さずに済む余ってるお金が増えたんですから、税金取るのにうってつけではないでしょうか。いま日経平均株価は21年振りに21000円台を回復してますから、ちょっとぐらい税率上げられたって痛くも痒くもないはず、むしろ払ってもいいよって人もけっこういるはずです。付け加えれば、震災があり民主党政権だった2011年の日経平均株価は8000円台ですからね…。その年に株を買った人、私はその先見性と度胸に尊敬及び感服いたしますが、たぶん政治家の皆さんは株を日常的にやってますよね、その頃から。

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