月別アーカイブ / 2017年08月

盛夏、子どもたちは夏休みですね。朝、6時30分からのラジオ体操は、夏の風物詩とも言えるかもしれません。私が子供の頃、夏休みに母の実家に行ってたときも、その地の小学校でラジオ体操したことが記憶にあります。
ただ、最近はその人の集まりに伴う音や声が騒音だとのクレームがあるとのこと、子供達のラジオ体操は7月だけ、とかいうところも多いようです。先日、テレビでやってたんですが、ある住宅地でそこは集まるのは大人(中高年)がほとんどながら、やはりうるさいので何とかしてほしいという住民と、ラジオ体操すら出来ないのでは地域のコミュニティ機能が保てないという主催者の、ちょっとした対立があるとのこと。私としては、やはり現代は夜中働いて午前中は寝る、なんて人もいるだろうし、何だか世知辛いけどラジオ体操なんて、やりたきゃ家の中で各個人がやればいいもの、コミュニティづくりもラジオ体操が必要不可欠なものではないし、集まりたい人たちだけ昼ごはんでもご一緒すればいいのではないでしょうかと、思いました。
しかしながら、現代の日本人が良いものとして残したいとか、無くなるのが寂しいなんていうもの、いわば昭和礼讃的なものは、振り返れば戦後の日本にいっときあったに過ぎず、今後形が変わったり無くなることも不思議ではないかなと思います。江戸時代はラジオすらなかったですし、江戸にあったけど現代の東京では無くなった良きもの、ゴマンとあるでしょうね。
私たちは、自分の人生や世代の経験を中心に物事を考え過ぎなのかもしれないと、このラジオ体操の件で改めて感じました。そう、昔は良かった、最近の若者は、というアレです。今とこれからの世の形は、そこで生きる人たちが作るもの、それが私たちの過去の経験に照らしてどうあろうと、過去にこだわり続けるのが必ずしも良いことではないだろうなと。
なので、異なる世代の人たちが、お互いの世代について興味を持ち、ああそれは面白いね、イイね、不便だったんだね、便利になったね、なんて言い合ってお酒飲んだりするのが、真のコミュニティ&コミュニケーションというものではないでしょうか
ちなみに私の、明後日からの今年の夏休みは、都会より少し時間の流れが遅いような地方や田舎で過ごす予定(例年通り実家に帰省)、お盆は何はなくとも両親や家族と顔を合わせること、こればかりは無くならない方が良い、無くなると寂しいと一方では思います。

仏壇と蜂蜜を足して割ったような名前の女性タレントを起用した宮城県の観光PRの動画が、エロを想起させ下品だということで批判されたり、あるいは動画なんて見てもらわないと意味がないので、品があろうとなかろうと話題になったから結果オーライ、などなど物議をかもしていますね。でも話題になることが最終目的ではないのでは?と私は思いますが。税金使ってるんですしね。
観光旅行にはある種のエロはつきまとうもの、それは温泉街の色街などに顕著ですが、いまの時代に行政発の観光PRでなぜ、なぜにその路線なのかという点が私は疑問です。エロを否定するわけではないんですけどね。観光はかつて男衆のものだった時代から、いまはカップルや女性、あるいは高齢者の団体、外国からの来訪者がメインなのは明らか、ここでエロティックなPR動画を作って奏功するとは思えませんよね。大体、杜の都仙台は淫靡からは遠いイメージですが、それが嫌とでも言うのでしょうか。
結局のところ、お役人がPR会社に丸投げしたらこうなった、それがすべてだと思います。税金を使うからこそ、仕事は練ってほしいものですがね。くだけたものを作ればお役所仕事っぽくなくて良いとでも思ってるなら、勘違いも甚だしいというものです。
PR会社にしても、なぜ秋田県出身のそのタレントさんを起用しましたかね。隣県だからって、たとえば私の郷土広島のPR動画に、山口出身の安倍首相が出てきたら、ものすごく違和感ありますが。仙台と言えば伊達政宗、同じ伊達姓の方がツッコミの漫才コンビがいるじゃないですか。私は彼らを好きですよ。あと、フィギュアスケートのプリンスなあの方とか、仙台にはプロ野球とJリーグのチームもあるのに…宮城のためなら一肌脱いでくれそう(今回の秋田の方は服を脱ぐのが仕事ではある…)ですけどね。
それにしても、今回の件で世の男衆は宮城に行きたいとは言いづらくなったような…。なにアンタ、あんなのがイイの、イイ歳して嫌ねぇって、奥様から言われかねないかと。現代の余暇活動の主導権あるいは却下権は女性にあること、誰も異存はないでしょう。

高校野球、夏の甲子園が始まりますね。先日の西東京の代表高校を決める決勝戦、いま人気と実力が1番、何年かに一人の逸材とされる有名な高校生が所属するチームが、負けました。私個人としては、そのチームが甲子園に出た方が何かにつけ面白いと思っていたので、拍子抜けです。私の郷土(広島)代表のチーム以外で、見てみたいなんてことはあまりないですしね。まあ、甲子園で活躍するには、ちょっと頼りないチームには見えましたが、今大会の話題性が少なくなったのは間違いないです。
この件についての一般的な話は他に譲るというか、私がする必要もないところなのでおいといて、そのチームの負けが決まった瞬間、私の耳には出版業界(←低迷中)全体からの悲鳴が聞こえました。
①これから出る甲子園関連の雑誌やムックが、予定してたより売れないよ!②それら雑誌類に書く記事のネタが無くなったよ!③その記事は既にある程度書いてたのに、ボツだよ!表紙の写真も彼を中心に作ってたのに…!今からやり直し、スケジュールも厳しくなるよ!
特定の選手ばかりにスポットをあてるなんて、スポーツの正しい見方じゃない、高校生をアイドル扱いするなんて、おかしい、それらは正論ですけど、いまの出版業界には、彼の力が必要でした。スポーツの結果はしばしば出版業界の思惑や期待を裏切るものですね。業界が待ち望む大きい売上に必要不可欠なのは、ミーハーな読者、これに尽きます。普段は雑誌なんか読まない人が雑誌を買うことで普通ではない売上が生まれる、そのためにはやっぱりアイドル的な存在がいないと、無理です。
世の中の景気を押し上げるのは、人々に不用意な出費をさせる魅力的な何かだと思います。彼には、それがありました。まあ、弊社とみにんの仕事には幸い?無関係ですが。

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