月別アーカイブ / 2017年06月

弊社とみにんは、小さな小さな吹けば飛ぶ出版社です。いつか途轍もない仕事がやれたら、と思って日々頑張っています。書店に並ぶものもいつの日か作りたいですけどね。
さて、最近の出版業界では、うんこ漢字ドリルが、話題になり売れました。そのドリルを出版したのは、学習参考書が専門ではない出版社で、何年か前にも人生はニャンとかなる、人生はワンチャンス、というベストセラーを出しました。羨ましいですね。そういえば妻(社長)も買ってました。
一方、業界のトップに君臨している出版社の一つ、ドラえもんの生みの親の某社が先日、自社のダイエットに効く作りおきおかずのレシピをまとめたムック(←この言葉、一般的に通じるのでしょうか?雑誌みたいな体裁の書籍のことなんですが)を真似されたと、中堅出版社を相手に販売停止を訴えました。表紙を見た感じ、確かに似てますけど、そこは大手さんなんだから文句言うくらいにして大目に見てあげたら、と私は思います。真似したりされたりは業界の常、もう少し上手にやりなさい、というのが本音のはず。かつて書店員の経験がある私に言わせれば、同じような本があれば、一緒に並べてちょっとした特集コーナーが作れていい感じなんですけどね。まあ、今や出版物は通販で買う時代なので事情が違うのは承知ですが。
出版社というものの面白いところは、大手が必ずしも面白いものを作れるわけではない、大手のものだから売れるわけではない、ということです。広告や宣伝にお金を注げる分有利ではありますが、先に書いたうんこ〜の出版社も今もさほど大きな会社ではないはずですし、出版社名なんてあまり気にされてませんよね。
出版に必要なのはアイデアやひらめき、頼れる協力者との関係性、何とかして売るんだという気概、です。それでなんとでもなる出版という仕事に就けて良かったと私は思います(まだ不安要素には事欠きませんが)。そんなことで普通、お金もらえないでしょうしね。蛇足ですが、小さい出版社は、ベストセラーを産めばそれがダイレクトに給料に反映されるので、ヤル気が大手よりあります。まあ、ベースが低いのでは、ということは置いといて。

私には、歳の四つ離れた独身の弟がいます。4月に京都に出張した際は、京都に住んでいたので泊めさせてもらいました。住んでいた、というのは、先月から私の父親の生家がある大分県の国東(くにさき)市の片田舎に引っ越したからです。其の地は、私の姓の三重野家のルーツでもあり、姻戚関係のない同姓の方もいるような所です。いわゆる過疎地、と言って差し支えないでしょう。
引っ越した理由は、そこに誰も住んでいない家があるから、というおよそ現代社会からはかけ離れ浮世離れしたものだったりします。もちろん、定職もありません。よくある、都会の人が田舎でオシャレなカフェやイベントで地域おこし、なんてのとは趣きが違います。本当に人がいませんし。多少の田畑用地はありますがね。
とはいえ、檀家になっているお寺の住職や近所のご老人たちがなんやかんやと世話を焼いてくれたりしてるようで、クルマも免許の更新が出来なかったご老人に安く売ってもらったそうです。
やはり、都会から来たヨソ者扱いされないのは、本人に何の面識は無くとも三重野という姓を名乗る人間だからのようです。また、家は松屋という屋号で商売もかつてやってましたので、松屋の子孫とも捉えてくれる訳です。人間の意識というものは面白く難しいもんですね。もちろん、弟当人が生来、人から警戒されない性質の持ち主であることも要因だとは思いますが。
さて、その私の弟はこれまできちんとした会社勤めをしたことがないのに40年生きている大した奴なので、兄として何の心配もしてないのですが、一つ興味深く思っていることは、いつ頃から其の地の言葉、つまり方言が口をつくかな、ということです。そうなったら本当に国東の人間になったといえませんかね。翻って、出身地の国東を離れた私の父親は広島にもう45年住んでおり、それなりの広島弁を使います。
携帯電話やPCでのやり取りが多い現代人は、将来的に方言を失うのではないかと私は危惧していますが、私の弟には、方言の伝承者としてこの先を生きてほしいとも思います。

以前、若狭に魚釣りに行ったことを書いたように、美味しい魚を釣って食べるのが趣味です。まあ、釣った魚は美味しいものですけどね。通常、店では売られない魚も釣れますが、食べるとなかなか味のあるもんですよ。ちなみに、美味しいのに店では売られない理由は、取れる量が少ないか、消費者が知らないので買ってくれないか、のどちらかあるいは両方です。勿体無いですね。
健康のためには魚中心の食生活を、とはよく言われますが、美味しい魚を手に入れることはなかなか難しいですよね。釣りが好きな私にとっては、スーパーで価格が手頃で美味しい魚を見分けるのはさほど難しくなく、また尾頭付きでもそれを捌くのは容易いことですが(何だか自慢してますね)、普通は難しいですし、そもそも最近のスーパーの魚売り場ではねぇ…。うっかり美味しくないものを買ってしまったら、健康以前に嫌になりますよね。流通の過程でよくない状態になっている感じのものもありますね。魚を食べない理由は、けっこうそんなところかもしれません。包丁が上手く使えないので、ということもあるでしょうし、こうしてみると魚を美味しく食べるためには色々ハードルがありますね。
そんな、魚中心の食生活へ転換するために必要なことは、私、色々何かと人に教えられますので、魚釣って食べるインストラクターとして生きて行けないかな、なんて仕事の合間に思います。

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