スポーツの秋、って最近あまり使わない言い回しですが、テレビでは連日のように各スポーツの国際大会だったり大一番だったり、日本国民はスポーツ観戦に忙しい秋です。私が一番ちゃんと観るのはプロ野球です。ラグビー観た後にサッカー観るとなんだか物足りなく感じませんでした?そもそもサッカーは観なかった、なんて人も多いでしょう。まだ予選の始めの方で相手が弱いですし、弱い相手を叩きのめすような試合って面白くもなんともないですよね。スポーツの試合に大事なのはグッドルーザー、つまりギリギリ勝てる相手です。そして一番感動的なのは格上に勝つこと、高校野球で強豪私学高校に地元生徒だけの公立高校が勝ったりすればそれはもう日本国民は称賛の嵐です。このへんは今回の多国籍ラグビー日本代表に対する応援姿勢と真反対で中々興味深い現象です。
さて話は少し変わりますが、ラグビーW杯で釜石で予定されていたカナダ対ナミビア戦が台風の影響で中止となりました。東京オリンピックのマラソンと競歩の実施場所が札幌市に変更されました。こういう現代的な事が起きるのが、現代スポーツの難しさを表しています。なんだかもう選手は主役ではありませんね。
現代は物凄く情報通信手段、交通手段が発達しています。なのになぜ、ラグビーの試合日程は変更したり、試合会場の変更が出来なかったのでしょうか。またそもそも、なぜ東京で真夏にオリンピックを開催することになっていたのでしょうか。人間一人一人が電話やスマホを携帯している、情報が溢れコミュニケーションが取れる現代なのに、なぜ誤った決定をするのか、私は不思議に思います。あるいは、これだけ世界中、日本中に空港を造り道路を通したのに、なぜ人間は思いのままに移動しないのか、不思議です。そう、答えは選手以外の運営者やスポンサーの都合があるからです。たかがラグビーの1試合、現代ならやってやれないはずはないです。そのスポーツを極めたトップ選手ですら、いや、トップ選手だからこそ、スポーツをやらない人間の事情に振り回されるという現代は果たして本当に便利で技術が優れている時代なのか、私はそれを興味深く思います。人間は何のために技術を進歩させてきたのか、ということです。
こんな時代、私はスポーツとの付き合い方として、のめり込まないのが一番だと思います。スポーツなんて観戦が終わったらそれで終わりで良い、選手なんて私にとっては言葉は悪いですが見世物に過ぎません。試合が中止になった、試合会場が変更になった、それで困る人商売上がったりな人、諸事情あるでしょうけど、所詮はスポーツ、あるいは予定通りにはいかない(からこそ面白い)のがスポーツ、私はスポーツ観戦は好きですがテレビの中のスポーツに何が起ころうとも私の人生や生活には関係ないし問題ないと思っています、そして皆さん、もう少しスポーツに対して冷めてみてはいかがでしょうかと提言してみます。それがアスリートファーストに繋がることではないでしょうか。