小学生の頃、学期の終わりにお楽しみ会というものがありました。それは私だけの体験なのか、日本人なら皆が体験しているものなのか、今ひとつ判然としませんが、とにかく昭和47年生まれで小学生時代を広島市で過ごした私には思い出の一つとしてあるものでして。何年生のときだったかお楽しみ会の進行を考える立場になって、クイズをあれこれ考えたりしました。その名の通り、ただ楽しかった会のような気がしますが内容はあまり細かく覚えてないですねえ。
ただそのお楽しみ会ではっきり覚えているのは、様々なテーマで皆を表彰するというコーナー?がありまして、私が頂いた賞が「裏表がないで賞」ですよ。表彰理由は先生が見ていないところでも掃除をきちんとしたから…なかなか子供らしい理由ですが、掃除ってやり始めると結構楽しくないですか?言われてみれば私は小学生の頃掃除を人一倍やってました。
さて、そんな裏表なき私ですが、北九州市に引越してきて少々戸惑ったのはゴミの出し方です。北九州市はエコ先進地としてその名を全国の自治体に知られているらしく、ゴミの廃棄排出方法が都市にしては細かく定められています。私の居住地は月曜日がプラスチックとビニールの包装、水曜日は瓶と缶、ペットボトル、火曜日と金曜日はそれら以外の普通ゴミ、古紙は収集はなく市内各所の市民センターに持って行くか地域の町内会の資源回収に出しなさいとのこと。そして排出するにはゴミ別の4種類の専用袋(ご丁寧に大中小特小の4サイズあったり)を買わなくてはなりません。そしてマンションのそばに設置されているゴミ捨て場(家庭ゴミステーションとか資源化物ステーションとの名称)は収集日の朝以外は施錠されているのでゴミは出せませんと。まあ、新居はベランダがやけに広いのでゴミが溜まってもベランダに置いておけばいいですし、魚の内臓やアラは冷凍することにしました。
ところが、実際に生活してみてわかったのですが、まずゴミ捨て場の施錠、実はされていなくて開けっ放しです(考えてみれば誰かが開け閉めするのも手間ですよね)。つまりいつでも出せます。収集の人が収集日に該当するゴミ袋だけ回収しています。そしてあまりきちんと分別せず、普通ゴミとして出されるゴミが多いようです。ビニールの袋や包装は分別できるなら分別してね、くらいのことのようです。こうなると東京にいた頃とあまり変わらないのですが、実は私、分別って案外面倒でないなと思いました。分別さえすれば週に4回もゴミが清々しく出せるわけですし、まあ、分別しろと言われたらやりましょう、たとえ24時間ゴミを出せても私はきちんと収集日の朝に出しましょう、そう思ったとき、ああこれがかつて裏表がないで賞がもらえた理由なのかと気づいた次第です。
でもこの北九州市のシステムが果たしてエコなのかと考えるとそうでもない気もします。袋の種類と収集日が細かい分ムダも多そうで、なんて言ったら怒られますかね。…私は当面はゴミ分別に付き合いますけど、人口減少が止まらない北九州市、なんとなくこの細かなゴミ分別システムをやめそうな予感がします。