私の住むマンションの入り口、オートロックの扉の横付近目線の高さに2ヶ月前くらいに一枚の手書きの貼り紙がされました。いまや風雨にさらされインクが滲んでいますが(←屋外であるところにそんなものを貼るなんてね)、それは小学生に書かせたらしき絵と文字、貼り紙の右下隅にはマンション管理会社の名前が書かれています。なるほど、子どもが注意している体裁をとっているわけですが、これなら誰しも素直に聞き入れるかもしれません。「裏庭にタバコの吸売を捨てないで」とあります。惜しいですね、「吸殻」です。ひょっとして元の原稿を作った大人が間違えたのでしょうか。
現代において、PCで文書・文章を書くのが普通になりつつあると思いますが、その分国語力が怪しくなっている人が多いのかもしれません。吸殻を吸売というのは間違いなく手書きしたことによる誤りですが、文字を書くのではなく入力することが多い現代によく見られる、入力間違えされがちな同音異義語をいくつか挙げてみます。
【以外・意外】
そんなことをキミから言ってもらえるなんて意外だなあ。もうキミ以外僕は見ないよ。
【関心・感心】
私、アナタの発言にとっても感心したわ。そんなアナタの生き方に関心を持ったわ。
【懸命・賢明】
キミが懸命に努力するのを目の当たりにして、結局真っ直ぐ生きるのが賢明だと気付かされたのさ。
【週刊・週間】
週刊誌ってのはいいかげんな記事も多いけど、週間天気予報ってのも案外いいかげんだよね。
【収集・収拾】
アナタがいまどき切手の収集に熱心なのは理解してあげたいけど、私との関係の収拾はついてないわよ。
【適正・適性】
ウチの会社、就職の際に適性試験ってのがあるけど、労働環境は適正には程遠いよね。
【内蔵・内臓】
メタボとは内臓脂肪症候群のこと、いわば脂肪を身体に内蔵しているってことですね。
【避難・非難】
キミをほったらかして避難したから、みんなから非難されたのさ。
【味方・見方】
私はいつもキミの味方だ、とはいえその物の見方は残念だね。
…インターネット上で個人がダイレクトに書き込み発信が出来る今、あるいはメールを1日に何通も送る現代人にとって、単なる誤変換と言えばそうですが、やっぱりウッカリしている、ちょっとおバカさんという印象を持たれてカッコ悪いでしょうから、文章をアップする前、送信する前にちょっと気をつけて読み直せばいいのになと常々私は思います。そう、他人を注意するときなどは特に。