月別アーカイブ / 2017年04月

こんにちは♪めしょんです

o0450028612750418604.jpg
 

今回のテーマは♪
【可愛いとは?】


私が思ってる『かわいい』っていうのは
【そこにあるもの】ではなく
【生み出されてく】っという感覚なんですが。


どういうことかというと


例えば15年前のトップモデルのファッション等を見ると
『昭和か!』っつって突っ込んでしまうと思うのです。


ヘアースタイル見ても、メイクを見ても
『おっふ』ってなると思うのです。


でも、その時代には間違いなくそれが可愛くて皆の憧れで
確かにそれが可愛かったんです。


『かわいい』が【そこにあるもの】だとしたら
今も変わらずそれは可愛いわけなんですよ。
確固たる答えなわけですから。


だけど、『かわいい』っていうのは結局【生み出されるもの】なわけです。
モデルやアーティストやデザイナー。
自分の世界観を発信する人達が生み出すもんなんです。
答えを生み出していく姿が答えなわけです。


つまり、『かわいい』がどこかにあってそれを掴みにいく感覚ではなく
『かわいい』というのは
今ココを生きてる奴が生み出せるものだと思うんです。


『かわいい』が【そこにあるもの】っていう解釈だったら
自分より外部にしか答えも価値もないと
言ってるようにしか聞こえないのです。


そうじゃないだろ?って。


『かわいい』なんてもんは
どこかに落ちてるもんでも、あるもんでもないのです。


自分より外部にしか答えや価値を求めない考え
そろそろやめようぜ?って思うのです。


例えばリア充にしたって、
世間の充実を自分の充実と思い込んでるのと同じなわけです。


・クリスマスは彼氏といるのがいい。とか
・高級車でドライブするのがいい。とか
・女子会によく参加してるのがいい。とか
・ブランド物をたくさん持ってるのがいい。とか


そんな世間の…っていうか多くはTVの中のリア充を
自分の充実だと思い込んでるのも同じなわけです。


自分以外の所に、答えを求めてる。
自分以外の所に、価値を置いてる。


クソくらえだろう?


その世間の充実を体感してない自分はなんてダメなんだ…
って自分責める道しかないじゃないですか。
そうやって、意味わかんない所入っていったりするわけじゃないですか。


それこそクソくらえだろう?


自分で判断し自分で選択し、自分で生み出して行こうぜって
そう思うのです。


だって答えも、価値も『あるもの』じゃなく『生み出すもの』なんだから。


…っというわけで♪
自分の思う世界観を発信して下さいね♪




人生が変わる名言364『あるもんじゃなく生み出されるものです』

こんにちは♪めしょんです

今回のテーマは♪
【ザルみたいな脳みそにはなるな】


結構色んな人とお話しする中で、最近感じるのが。


ザル思考が多い。


ザル思考って言うのは
もはや、どれだけの衝撃が目の前にあろうとも
ノンストップですり抜けていく思考なんですが


脳みそが完全に響かない状態なんですよ。
何打っても響かない。
もちろん目の前のチャンスに気付かないし掴めない。
完全なる思考停止状態に近いわけです。


というか、自分の可能性に興味がなさ過ぎる。


目の前で起こってる事が他人事。
自分には関係ない。
むしろ自分の可能性も自分には関係ない。


だから全ての情報がザル。全ての経験がザル。
最高のパフォーマンスが目の前にあってもザル。
衝撃を与える言葉が目の前にあってもザル。


そして、やる気を出したかと思えば
1日~3日でまた、元通りになる


さて、このザル思考はどうなってるのか?なんですが。


ザル思考って
ヤバイ経験を避けてると
そうなるわけです。



今コレ、一番大切なんじゃない?って思うのです。


ヤバイ経験をしろと。


今の時代って、良くも悪くも、何やっても生きられるんですよ。
動ける体があるのに、全然仕事しなくても生きてる人多いし
基本的に食料に困る事はないわけです。


衣服も、大抵皆たくさんあるのです。
イイ時代っと言えばそうなのかも知れません。


だってリスクを負わなくてもいいわけですから。


ただ、
そのリスクを負わない生き方は
完全にザル思考を作ってるわよ?って思うのです。


例えば今の日本を創った世代の方って少なからずと
危機まっしぐらだったわけですよ。
猫か!っつーくらいまっしぐらなわけ。


本気で生きないとマジで食えないし
本気で生きないとマジで死んじゃう可能性があったのです。


その中で、自分の可能性とかを広げていく楽しさを覚えるわけ。
リスクを負ってでも、ヤバイ経験をしてでも、挑戦するわけ。
で、本気でヤバイ経験するから、色んな事を吸収しようとするわけです。


安全・安定・保険という奴が創った世界は
ある意味いい世界なのかもしれません。


だけど、同時に極めてヤバイ世界なわけです。


ヤバイ体験を避けて生きるというのは、極めてヤバイのです。


別に挑戦なんてしなくても、生きていけるし、安全だ。
どうせ失敗するのなら、何もしないほうがいい。


こんな感じで、ヤバイ思考を作り出し

目の前に衝撃的なできごとがあろうとも ⇒自分には関係ない
輝いてる人を見ても ⇒ どうせ私とは無関係
珍しくやる気が出ても ⇒ 安定・保険がすぐ側にあるから元通り


だからザルになるわけです。


いいだろうか。
安定・安全・保険という奴は一見イイ世界なのかもしれない。
何もしなくても生きていけるし、さぞかし安全だろう。


しかし、冷静に考えた方がいいのです。
歳を重ねる為だけに生きるのかと?
惰性で生きる為に生きてるのかと?


ザル思考から抜け出すには
とにかくヤバイ経験から避けてる自分に気付くことです。


ヤバイ経験を避けるから、頭のザル化が進むのです。
なにも吸収できないのです。
衝撃があっても麩みたいに何も感じないのです。


自分を高めたかったら
ヤバイ経験をして下さい。
安定という幻想なんてブチ壊して下さい。


安全に生き延びるために生きてるんじゃないのです。


衝撃をすり抜けるようなザルで生き続けるのでしょうか?
感動をすり抜けるようなザルで生き続けるのでしょうか?


それが嫌ならヤバイ体験をしろ。


ザルが器に変わったとき
衝撃も感動も受け取ることができ


その器を溢れさせる事ができたとき
衝撃も感動も与える事ができるのです。




人生が変わる名言363『ヤバイ体験をしろ』

こんにちは♪めしょんです

o0400025712747503071.jpg

今回のテーマは♪
【おいきなさい】


【思い立ってからアクションまでの時間】
の長さで、人が進化していくかどうかわかるんですね。


本当に、自分のやってみたい!って思ったこと。
そうだ、これだ!って思い立ったこと。


それらを思い立ってからファーストアクションまでの時間が
尋常じゃなく長い、女性が増えてるなーっと
思っちゃうわけです。



そして気付けば、思い立った事を忘れてしまうのです。


そして、思い立ってからのアクションが早いタイプの人は
失敗とは、結果の名前ではなくプロセスの名前。
っていうのをわかってるから、どんどん進化していきます。


綺麗になっていく女性も
思い立ったらGO!なわけなのです。


やる前から、その後の心配なんかしてる場合じゃないのです。

もし、こうしたら…こうなっちゃうんじゃ…。怖い!!

↑この感情はわかるんです。わかるんですが。


思い立った事を何もやらなかった未来の方が怖いだろ?
って思うのです。


LadyならばGO! なのです。


今の気持ちのまま
こちらの記事にGOしてね♪ 



美言862『LadyならばGO!!』

こんにちは♪めしょんです

o0450028112731174069.jpg

今回のテーマは♪
【放っておくな】

以前に書いた
プロフェッショナルな美女思考 
↑とても大切な事を書いておりますので、見て下さい。


綺麗になりたかったり、自分の人生輝かせたかったり。
もしそうならば、この思考は非常に大切にして欲しいと思ってるのです。


自分の奥底に眠ってる気持ちを放っておかない。
本当は起こしたいアクションを放っておかない。
自分の無知を放っておかない。


放っておかないっていうのは
自分に対してどれだけ真剣に向き合えてるか?という事です。


人間って言うのはたくさんの事に気をとられて
気付けば自分の夢すら放っておいたりしてしまうものです。


遠くのものばかり追いかけて
今大切な半径3mすらも放っておいたりしてしまうものです。


せっかく芽生えた感情も放っておき
せっかく掴みかけてるチャンスも放っておき
せっかく綺麗になろうとしてる自分も放っておくわけです。


簡単に言うと
成功してるビジネスマン達は、単純に放っておかなかった人です。
挑戦も、好奇心も、顧客も放っておかなかった人です。


そして失敗したビジネスマン達は、単純に放っておいた人です。
書類も、仕事も、顧客も、放っておいた人です。


暗いわ。…っつーか暗いわ。夜ってものっすご暗いわ。
っていう【不満】を放っておかなかった奴が光を作り


俺は弱い。何て弱いんだ…
っていう【絶望】を放っておかなかった奴が希望を作り
海賊王のクルーになったり。


【放っておかない】

この思考は当たり前のように美容にも当てはまります。


無知を放っておかない
好奇心を放っておかない
体型を放っておかない
髪がボロボロなのを放っておかない
感情を放っておかない


無限に出てくるのではないでしょうか?


大きな夢を持つと、先ばっかり見ちゃって
目の前の事、全く手をつけてない人いるけど
そこを放っておくなよと思うのです。


今この瞬間を生きなければ
その思い描いた大きな夢に辿り着く事はないぞと。


だからこの瞬間を放っておくなよと。
そう思うわけです。


そんな人はせっかく掴みかけてるチャンスもキッカケも
放っておかないし


そして


チャンスもキッカケも
そんな人を放っておかないのです。




美言861『放っておくな!』

こんにちは♪めしょんです

o0400025212729066316.jpg

今回のテーマは♪
【ハデに生きろ】


そこそこ地味に生きてる私が言うのもなんなんですけどね。
派手に生きるといい事あるわ。っと思うわけです。


ここでの派手に生きるっていうのは
あくまで、わざと大きめに言ってるんですが


日本人の性質上、派手に生きるのを否定しがちだと思うんです。


派手なファッションは否定され、派手な髪色は否定される国なので
とにかく派手を否定しちゃうわけですが
何より大事なのが


派手に生きる自分も受け入れたれよ。


そう思うわけです。


普段小さめのアクセサリーを選んでるなら
大きいキラッたアクセサリーを選ぶ自分も受け入れたれよと。


普段、無難な色を選んでるなら
ショッキングピンクを選ぶ自分も受け入れたれよと。


私は決して地味な色を否定してるんじゃないんですよ。
私はブラックもホワイトもグレーもブロンズやアンバーも好き。
それぞれの色に歴史や物語がある。


但し同時に、ド派手カラーにも
歴史や物語がある事を知って頂きたい。


そして、自分の歴史になる事や
物語を創って行く事も知って頂きたい。


だから
派手なカラーが似合う自分も受け入れたれよと。思うわけです。


生き方にしても、同じく
派手な自分がいていいわけなんです。


アナタの尊敬する人や憧れてる人は
恐らくですが、そういった自分を受け入れてる人だと思います。


派手に生きるときもあれば
派手にファッションを飾る時もあって
派手に笑う時もある。


そういう自分もいていいんだろ?


あと、派手という言葉がチープで伝わりにくいのですが


派手な自分を受け入れてやると
綺麗になると同時に運気も上がるわけです。
バランスは大切ですが。


大切なのはそう言う自分もいていいじゃないか。
だから開花させてやろうぜ。
そういうわけなのです。


綺麗になる事や、可愛くなる事。本気で思うなら
派手な自分の存在を抱きしめてやって欲しいんです。
そいつのパワーすげぇから。


そんなわけで、
いつもより少し派手に今日を生きるといいと思うわ♪



人生が変わる名言360『バギーよりド派手にいけ!』

※この物語はスーパーフィクションです。


お通夜の日、私は、ご親族の方と共に一夜を
エリカと一緒に過ごさせてもらった。

棺桶をあけ、静かに眠るエリカはいつもと変わらず
透き通るように綺麗で、今にも…


『ジロジロ見てんじゃないわよ。ぶさいく』


っといつもの口調で言いそうだった。言ってほしかった。


エリカから貰ったものは計り知れない。
あの時、素直に退職させられてたら
きっと私は何も掴まずにそして、何も掴もうとせずに惰性で生きてただろう。


彼女は現実とは自分で創っていくもんだと教えてくれた。
今、こうして冷たく眠るエリカを見て
エリカの現実を、私は引き継いでいきたいと思った。終わらせたくないと思った。


-『早く電話に出ろ!ぶさいく!ははっ♪』

エリカが勝手に着信音にしたエリカ着ボイスが鳴った。
深夜、静まり返った中、棺の近くにいる私から聴こえたエリカボイスに
親族中が驚いた顔をしたが、みんな笑ってくれた。いい人達だ。


「新しいプロジェクトの事だが…後半のトップバッターだそうだ」


『…はい?』


「だから。後半のトップバッターだそうだ。」


『…イ…イチローっすか?』


「何をふざけてるんだ!代々木ランウェイの後半トップバッターだ!
ただのアシスタントで呼ばれたお前が
大御所でもなかなか抜擢されない後半トップバッターだ!」


『ランウェイ?何かの間違いでしょうか…?』


「決めたのは【oMaMe】のデザイナー兼編集長だよ。
まったく何考えてるんだか
とにかく!業界はその抜擢で大注目だ!しっかりしろよ!」



…後半のトップバッター……ランウェイ……
…!?


後半のトップバッターはゲストアーティストのライブの後
音楽に合わせてランウェイでパフォーマンスをする。っという
アーティストとモデルとオーディエンスを繋げるという需要な役割。
ここで下手に温度差を出してしまってはコレクションは台無しである。


…え?
…私が?


今更心臓がバクバクなり出した。
エリカの方に目をやると、うっすら笑っていた。
「全力で行ってこい。バカヤロウ」そう言わんばかりの顔だった。




代々木第一体育館で行われるランウェイは、華々しく幕を開けた。
夢にまで見た一流モデルが自分の横を通ってステージへ向かっていく。
私は完全にのまれそうだった。


永遠の夢だと思っていたランウェイ。
一生、上がる事はないと思ってたステージ。
周りのメンツと比べて何から何まで劣っている自分。


頭は完全に真っ白だった。


ゲストアーティストの演奏が始まった。
この後、私の出番だ。…帰りたい。
一瞬、昔の弱っちい自分に戻った気がした。


--


『いい?現実なんて自分が創ってんのよ。
自分がふさわしいと思った世界が現実よ。何見てんのよ。バカ』


--!?


私は首の骨が折れるほど振り返った。
ステージから聞こえる爆音は消え、私はいるはずもないエリカを探した。


『ぶさいくなんだからぶさいくなりにやりゃいいのよ。
格好つけたって格好悪いだけよ。
それに比べてんじゃないわよ。ばか。皆、上に決まってんだろう。』


『モデルって言うのはね。撮影されるからモデルなんじゃないの。
皆が自分のモデルにしたい。自分の未来のモデルにしたい。
そう思わせるからモデルなの。
だからアナタは心や生き方も皆のモデルになるような存在になりなさい』


「エリカ…さん。」


-『どうしたの?なんか聞こえた?』


私はスマコさんの声で我に帰った。
その時、真っ暗な通路にたくさんの文字が書いてある壁を見つけた。


「スマコさん…あれは?」


『あぁ。。。あれはこのランウェイに出た人が
皆ああやって名前を残していくのよ』


スマコはアナタも書く?っという感じで眉毛を動かした。
私は頷き、ゆっくりその壁に近づいていった。


ここに名前を書いた人達はどんな思いでここに辿り着いたんだろう。
ここに名前を書けなかったものも何十万人もいる。
辿り着きたくても辿り着けなかったものが山程いる。


ここに書かれてる面々の名前を見てそう思った。
誰もが本気で生きていて、誰もが進化してる人だった。
そして、このコレクションに関わった
何千人の人達の思いを乗せて表現できる人達だった。


その時、私の目にある文字が飛び込んだ。


「スマコさん…これって…」


『ああ。そうよ。エリカちゃんだわ。』


「…エリカさんもこの同じステージに立ったんだ…」


『後半のトップバッターでね』


エリカさん…。


「スマコさん。私、このステージが終わったら…
今できる最高のパフォーマンスを今から見せてくるから…
不細工なりのパフォーマンスを見せてくるから…」


『わかったわ。…今は書かないのね』


「その代わり!--」


『エリカちゃんの下は私が死守しておくわ♪』


スマコは白い歯を見せて、親指を立てた。


ステージ上は最高潮に盛り上がりを見せ
MCの掛声と共に




私はランウェイへの一歩を踏み出した。





--



--物語後記ーー

全6話のランウェイ
いかがだったでしょうか?


夢中で描いた結果、気が付けばこの一記事の長さで言うと
30話を超えたので、これはまずいっということで
6話にまとめさせてもらいました。


ですので、少々ぶっ飛び感はあったかもしれません。
おでん屋のおっちゃんとのストーリー、エリカからのレッスン。
できる限り、この6話に詰め込んだつもりではございますが


完全版ではもの凄くやりとりがありましたので
どれだけ伝わったかな?っと思っております。


主役に名前を付けない。ということで
よりリアルに自分を当てはめることができるかな?
っと思い、名前をつける事はしませんでした。


スラッとお読み下さったのなら一度
ご自身を主人公にして、お読み頂ければと思います。


それでは♪アナタが起こすランウェイへの一歩
私は心から楽しみにしておりますので♪


本気で自分を生きた奴にしか
見れない景色を
一緒に見に行けたらなと、思っております。




最後までお読み下さいましてどうもありがとうございました

※この物語はスーパーフィクションです。


パシャ。パシャパシャ。
『はーーい頂戴!あーもう最高!もう一回その笑顔見せて!
んもーーー!イチイチ完璧!!イチイチ最高!』


彼の名前は須摩村さん。通称スマコ。
この業界では知らない人がいない一流カメラマンでありクリエーターだ。


私がモデルとして歩み始めた頃、ずっとずっと笑顔が不自然
と言われてへこんでた所、「私が引き出してあげようかしら?」
っと偶然言われたのが知り合ったキッカケだ。


関係者曰く、私がこの業界に入って最初に起こした奇跡が
スマコさんに気まぐれ極まりないオファーを貰った事らしい。


『あら。アナタの笑顔…んーーー。あの子に似てるわね!
エリカちゃん!エリカちゃんにそっくりよう!』


「…え!?エリカさん。知ってるんですか?」


私は驚きのあまり声を大にして聞いてしまった。


『知ってるも何も…あんな才能持ったモデルなかなかいないんだから!
あー。もっと撮りたかったわぁ。エリカちゃん。』


私はエリカに似てると言われて飛び跳ねるように嬉しかったのだが
以前おでん屋のおっちゃんから聞いたエリカのモデル時代が気になって思わず聞いた


「エリカさんはなんでモデル辞めちゃったんですか?」


『そうねぇ。スイッチ入った時のパフォーマンスは一級品だったんだけどねぇ。
どうしてもこの業界は誰かと比べられちゃうの。たった一つの物差しでね。
ホラ、人って何でも比べたがるじゃない?』


確かにそうだ…。私たちは学校教育から
ずっと誰かより優れてる。誰かより劣ってる。
そういう一つの物差しでずっと計られてきた。
だから失敗するのも怖くて…


『だからあの子も比べちゃったのよ。クダラナイ世間の物差しでね。
上を目指してる時はいいの。でもピラミッドの上に行けば上に行く程
上は叩き潰そうと、そして下は引きずり下ろそうとしてくるのを感じるわ。
きっと…そういうのが嫌になっちゃったんだろうねぇ。。。』


「そうなんですかぁ…。そんな事があったんですね。。。
もう一つ聞いてもいいですか?」


『なぁに?』


スマコはひげをジョリジョリ右手でこすりながら質問を待った。


「なぜ。あの時、私を撮って下さる気持ちになったんですか?」


『んーーー。勘違いしないでね。アナタだから。とかじゃないのよ。
単純にあの時アナタ【oMaMe】のコート着てたじゃない?
私、あのコート好きでさぁ!一回撮ってみたかったの!
そしたら、とんでもない笑顔までくれちゃって…!!んもうぅ!凄い才能だわぁ!』


…変な人だ。
でも…私を開花させてくれた大事な大事な存在。



その日の撮影が終わり
私は退職後も週一回、美容マインドやカメラを前にした時の心構えを
レッスンしてくれるエリカに会いに彼女のマンションへ向かった。


オートロックの前で呼び出しを押しても、出ない。
次の瞬間、私の後ろを救急隊員が猛ダッシュでマンションに入っていった。


心臓が尋常じゃなくドキドキして振り返った。


…エリカさん!


私は救急隊員に便乗してオートロックを抜けた。
救急隊員はエレベーターで上がっていった。
私は猛ダッシュで28階まで階段で上がろうとしたが…さすがに無理。


もう一台のエレベーターが運良く降りてきたので
降りてきた人を押しのけてエレベーターに乗り込んだ。
私は28階のボタンを高橋名人よりも早く連打した。


『エリカさん。エリカさん。エリカさん。。。』


エレベーターの扉が開くと同時に、私は飛び出した。


嫌な予感は、その辺の占い師よりも的中する。


救急隊員が慌ただしく入っていったのはエリカの部屋だった。


私は救急隊員を押しのけ、倒れるエリカを見つけた。


『エリカさん!エリカさん!』


「下がってください!!急ぎますから!」


『エリカさんは!エリカさんは大丈夫なんでしょうか!?』


「命に別状はありません!ただ!だいぶ衰弱されてるようです!
いいから下がって!」


…私は、急に体が震え
ただ、廊下の邪魔にならない所に座り込む事しかできなかった。



「…お知り合いの方ですか?」


『…はい。』


「病院まで、付き添ってもらっても?」


『…はい。』


「じゃあすみません。少し急いで一緒に救急車に乗って下さい。」


私は震えが止まらないまま、救急車に乗り込んだ。
救急隊員が手際よく応急処置を行う中
私はエリカの顔を見た。



エリカはうっすら目をあけ、私の顔を見て小さな声で言った。


『…何泣いてんのよ。。。ぶさいく。』


涙でぐしゃぐしゃになった私を見てエリカは振り絞るように声を出した。


『大丈夫よ。わかる。3日で普段通りになるわ。
だからアンタはちゃんと仕事しなさい。ほら、アイメイク崩れてる。』


「エリカさん…わたし…」


『なんも喋んなくていいわ。うるさいわね。
モデルって言うのはね。撮影されるからモデルなんじゃないの。

皆が自分のモデルにしたい。自分の未来のモデルにしたい。
そう思わせるからモデルなの。
だからアナタは心や生き方も皆のモデルになるような存在になりなさい』


エリカはそう言って、少し眠った。


私は3日後、新しいプロジェクトからオファーが決まり
その日、エリカは亡くなった。






つづく

※この物語はスーパーフィクションです。


『おーーーーー!なんか雰囲気変わったのぅー!!
恋でもしとるんか!?恋でも!』


おでんより温かい言葉が一番に飛んできた。
見た目が変わったなんて今まで言われた事なかったから
この何気ない一言が心の底から私は嬉しかった。


「おっちゃん、熱燗一合頂戴♪」


『おっ!今日は熱燗か!外は寒くなってきたからな。』


「それもあるけど、おっちゃんと一緒に飲みたかったの」


おっちゃんは顔を真っ赤にして嬉しそうに
もう一つおちょこを持ってきた。


『じゃあ、乾杯じゃな!』


「何に?」


『新しい自分の発見に決まっとるじゃろうが!』


「ははは!そか。じゃあそれに乾杯」


私は、エリカさんから学んだ事、【oMaMe】のコートを買った事
それを支払う為の逆転劇。今までの事を夢中で話した。
そして…これから自分がどうやって変わっていくか?ってことも。


「おっちゃん。この前、進化してる人間に人は興味を持つし応援したくなる
って言ってたよね?」


『そうじゃったかの。まぁ今のお前さんを見たらそうなんじゃろうな』


「私、進化してる!?」


『ちびっとだけな。見た目は結構変わってきたの
髪型も、服装も、その…
スタイルもじゃ。』


おっちゃんは恥ずかしそうにスタイルをほめてくれた。
実はこの1ヶ月で5キロ痩せる事ができた。
もう少しであのコートも着れるんじゃないか?って位な気持ちだった。


『ダイエットをしたのかね?』


「ううん。歩き方を学んだから、それは常に意識してるけど
これと言っては何もしてないよ」


『それじゃな。ポイントは。
綺麗な体を作るのは、日常より頑張るぞ!!っていう
世間で広まるダイエットじゃないんじゃ。
日常を丁寧に生きる。日常を整える。それが全ての秘訣じゃ』


「ふーん。おっちゃん、わかりやすい。どこで学んだのかしら。」


『…ん?さては【めしょんのブログ】を読んどらんな?』


「…え?」


『いや。なんでもない。
それに仕草も女っぽくなってきたな』


…仕草。これはエリカの仕草なんかをずっと見てきたからだろう。
指先まで行き渡るエリカの美意識は、体という枠を超え
その周囲一体まで魅力を振りまいていた。


日常にしても、エリカの食生活や美容法、睡眠等、多くのものをコピーした。
イメージや立ち方一つで大きく体型は変わる事を学んだ。
何より…エリカの呼吸と合わせたらそうなった。


『そうじゃ。そこに座っとるひげのお客さんいるじゃろう。
彼はモデル事務所の社長さんじゃ。』


ーーそれを聞いて私は思わず帰りたくなった。
今の私は見られたくない。あと数ヶ月後なら…


そう考えてると、その会話を聞いてたのか、その社長さんが横に腰掛けた。


『隣、いいかな?』


「ははははいーーーーーっ!!」


(猛烈に帰りたい!思わず【は】を4回も言ってしまった!帰りたい!)


この時、エリカが言った一言が思い浮かんだ。


ー『現実なんてね、自分が勝手に創り出した幻想なの。思い込みで創ってんのよ。
現に、あのショーウィンドウの前にいた日から随分と変わったでしょう?
次はそのコートが似合う現実を創ればいいのよ。』


…チャンスやキッカケって言うのは、いつもすぐそばにあって
それを見つけられる自分になってるか?掴める自分になってるか?
だけなんだ…。これはピンチじゃない、チャンスだ。


『君はモデルをやりたいのかい?』


「いや……。はい!やりたいと思ってます!ランウェイを歩きたいです!」


『はははっ。ランウェイはちょっとアレだけど
スナップからなら今度うちで撮ってみるかい?』


思わず、さっき食べた白滝が鼻から大量に出てきた。


「とととと…撮ってみます!…いや。お願いします!」


『…その前にその白滝取ろうね。じゃあ。僕はこれで』


彼は名刺を置いて帰っていった。


「おっちゃん。。どうしよう!私、失敗したかな…」


『いやいや。いい出しっぷりだったぞ。
あのお客さんは気に入らなかったら名刺なんぞ置いていかん。
いいか?今アンタは、【欲しい!なりたい!】っていうゾーンから
【必要】なゾーンに入ったんじゃ。』


「必要なゾーン?」


『そうじゃ。今までは綺麗になりたい!っとか思っとったじゃろう?
でもそれだけじゃ人は変わっていかないんじゃ。
なりたい!っという願望は最も必要な要素じゃがな。
同時に今の自分は違う。っと脳が思ってしまう場合もある』


…なるほど。欲しい。だけでは今までも手に入らなかった。
でも、あのコートが私にふさわしい。っと思ったら手に入って
その為に資金が必要だ。って思ったら手に入った。


おっちゃんは私の目を見て、絶対に聞き逃すな。
っという眼光で続けた。


『しかしこの、【必要性】という奴はそれ単独で動くとただの【義務】になるんじゃ。
ならなければならない。っという制限的なものにもなるわな。
【なりたい!っという欲求】があって【必要性】というのは
はじめて、大切なものになるんじゃ。』


…聞いた事ある。have to~じゃなく want to~が大事だって。
でも今までも綺麗になりたい。痩せたい。って思っても何もならなかったし
全然腑に落ちてなかった…
そこに必要性が加わると……。


なんだか体に電流が走るような感覚だった。


「おっちゃん。ありがとう!今日は帰ります!また、報告にくる!」


『そうじゃな。待ってるわい。』




…あのおっちゃんは何者なんだろう?
それより…今はやりたい事もやるべき事もたくさんある!


早速今日の事務所の社長にメールしてみよう。
今までの自分だったら絶対自分からメールなんてできなかった…
これが必要性か…


夜も遅く、強烈に寒い中、熱い思いを膨らませながら
私は自宅へ猛ダッシュした。





つづく

↑このページのトップへ