あれは、まだ寒かった二月の話です…
法事のために隣町の親戚の家へと行き
ました。その日は朝から雪が降り気分
の乗らない朝だったのを覚えています
家に到着し一通り挨拶。その後お仏壇
に手を合わせ、ふと隣を見て思い出す
あっ、車の中にお供え物を忘れてきた
慌てて取りに行き再度お仏壇の横へ…
しばらくするとお寺さんが来て法要が
始まる。静まり返った部屋に線香が漂
う。何か嫌な予感…もう少しでお参り
も終わり足の痺れからも開放される。
食事を頂き、いつもの顔ぶれと雑談を
していると、この地方ならでわの風習
が始まる。お供え物は食べ切れないた
め来た人に全て均等に配るのが定番だ
今日はありがとう。手渡された菓子袋
有難く頂き家路を急ぐ…家に着き少し
休暇、その後で袋を開けたとき異変に
気付く。な、何かおかしい…中を見た
一瞬だが背筋に寒気が走る!な、無い
俺の持ってったマルセイバターサンド
きっと見えない何かが悪さをしたに違
い。とても不思議で怖い体験でした…
後になって聞いた話ですが、その家の
お祖母さん、六花亭が大好きらしくて
それだけ入れなかったと(笑)同い年
の息子が笑い話で教えてくれました!