_var_mobile_Media_DCIM_104APPLE_IMG_4479.JPG


歪んで傷だらけの春
麻酔も打たずに歩いた
体の奥底で響く
行きたりないと強く

まだ味わうさ
噛み終えたガムの味
冷めきれないままの心で
一つ一つ失くした果てに
漸く残ったもの

これが愛じゃなければ
何と呼ぶのか
僕は知らなかった

呼べよ花の名前を
ただ一つだけ
張り裂けるくらいに
鼻先が触れる 呼吸が止まる
痛みは 消えないままでいい

(WOW…)

疲れたその眼で何を言う
傷跡隠して歩いた
そのくせ
影をばら撒いた
気づいて欲しかった

まだ歩けるか
噛み締めた砂の味
夜露で濡れた芝生の上
逸る胸に尋ねる言葉
終わるにはまだ早いだろう

誰も悲しまぬように
微笑むことが
上手く できなかった

一つただ一つでいい
守れるだけで
それで良かったのに
あまりにくだらない
願いが消えない
誰にも奪えない魂

何に例えよう
君と僕を
踵に残る似た傷を
晴れ間を結えば
まだ続く
行こう
花も咲かないうちに

(WOW…)

これが愛じゃなければ
何と呼ぶのか
僕は知らなかった

呼べよ畏れるままに
花の名前を
君じゃなきゃ駄目だと
鼻先が触れる
呼吸が止まる
痛みは 消えないままでいい

あまりにくだらない
願いが消えない

止まない


ksiePLwkOm.jpg



- 馬と鹿 -
歌 ・ 作詞 ・ 作曲 : 米津玄師