この日の朝もホテルで朝食をとる。
昨日は1日、大人のパリ散策に娘を連れ回したので
今日は娘が楽しみそうな所へ行こうということになり
自然史博物館などがある植物園に行ってリュクサンブール公園でゆっくり過ごすことに。
ホテルを出て散歩しながらodeon駅から地下鉄で植物園のあるjussieu駅まで行くつもりが
odeon駅は工事中だったためさらに隣駅のcluny la sorbonne駅まで歩くことに。
たいした距離ではないが、案の定、娘から抱っこをせがまれる。
このちょっとの抱っこの積み重ねで僕の少ない1日の体力は少しずつ失われていく。
jussieu駅を出て、少し歩くと植物園に入る。
今日の目当ては自然史博物館の進化ギャラリー。
園内を散歩しながら進化ギャラリーを目指す。
今日は気温は相変わらず低いけど、とても気持ちのいい天気。

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ホテルの近くの路地。
ガラス窓はないが、この路地もパッサージュだと聞いた事がある。
出かける度に通る。
歴史を感じる石畳や、個性的な看板、古い通りが持つ独特の雰囲気がとても魅力的。

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ランプやモザイクの装飾が覗かずにはいられないcafeの入り口

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建物の間をつなぐ、カラフルなライト。
薄暗い通りにひときわ目立っていて、絵の参考になるな~ついついカメラで撮ってしまう。

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植物園の入り口(裏口のような所)に建っている古い建物。
ボロボロだけど、これも絵になる建物。

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おんぼろの窓や手前にある外灯もいいが、なによりもこのグレーの色。
パリに来て、この時までに何枚か絵を描いているのだが
今回1番感じたのは、普段使わない色を混ぜ合わせて描かないと
なかなかパリの建物の色を出す事が出来なかったということ。
新しい色の発見、現地で物を見て描く嬉しさを、
こういったグレーの色が気付かせてくれる。
そして空の青。
日本にいて資料を見て描く世界を一瞬にして否定してくる
現場の色。
グレーの色もそうだけど、空の青もまた今回の大収穫だと思う。

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そしてこれも大収穫の公園の木々。
こういった木々の並木道がパリの公園の至るとこで見る事ができ
その度に写真を撮り、スケッチをする。
今回の「七色めがね」の作品にもよく登場するほど気に入ってしまった。
前回パリに行ったのは9月だったので緑の生い茂る頃。
木の枝が持つ魅力に気がつかないままだった。
絵本の「マドレーヌちゃん」シリーズではこういった木々を作者がよく描いていて
何度か真似をして描いていたこともあったけど
今回実物をみながらスケッチ出来た事がとても嬉しかった。

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この並木道は圧巻。
映画のような世界。

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植物園のパノラマ。

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博物館。
空の青と雲の形。

パリの青空に圧倒される。
周りに高い建物も山もないせいか
空気が澄んでいるだけなのかのか
空が広く青く感じる。
空の青が透き通っていて、絵の具で描くなら、なにも混ぜたくない青。
茶形で黄ならせる事も、白を混ぜる事もなく
チューブから出したそのままの青と水で薄めた濃淡だけで表現したい。
白い雲は画用紙の白を使おう。
建物のグレー、芝の緑、木々の黒、雲の白、空の青。
この色の対比がどんどん目に飛び込んでくる。