前々回、試着の大切さをお伝えしましたが、
今日は「店員さんが苦手で試着ができない」という方へ、私なりのおすすめの方法をお伝えしたいと思います。


店員さんが苦手で試着ができない人の共通な悩みとして、
①恥ずかしい
②「いかがですか?」と声をかけられると困る
③断りづらい
などが挙げられるのではないでしょうか。


私は大学生の頃に2つの服屋さんでアルバイトをして、その後大手のアパレルメーカーで
アルバイト→準社員→社員となりました。

長男の出産を機に退社したので、販売員歴のトータルは5年半くらいで決して長い方ではありませんが、『信頼できる販売員さん』を見極める目は養われたと思います。

そんな私が「この人信頼できる!」と思えた販売員さんは(一緒に働いていた同僚を除いて)
今までで3人…ぐらいでしょうか。

あくまでも私の行くお店の中で、試着をした時にたまたま接客してくれた店員さんに限りますが。


意外とテキトーな店員さんは多いです^_^;


何を隠そう、私自身も決して『信頼できる販売員』ではありませんでした。

接客が好きだったので、お客様への対応は自分なりにベストを尽くしていた…と思いますが
(でも、レイアウトやマネキンを変えることに集中して接客をおざなりにしてた時もあった
服に関しての知識・自社の商品についての知識は浅く、信頼してもらえるレベルではなかったと思います。


だから
「そんなに店員さんにビビらなくても大丈夫!」と、言いたいです。


前置きが長くなりましたが、


①恥ずかしい
試着室のカーテンをシャッと開けると、
「お疲れ様でしたー!」と店内の店員さん数名から言われたり、
店内にいる他のお客さんも振り向いたりして恥ずかしい時ありますよね。

その気持ちはわかります。
でも、恥ずかしいからと言って試着を省くと、前々回お伝えしたように無駄な時間や労力を消費する毎日が待っています。

人の目なんて気にしなくて大丈夫!
…とは言っても、やっぱり苦手な方は苦手ですよね

どうしてもお店での試着が苦手な方は、前回お伝えした「返品可能」な通販サイトを利用して自宅で試着をしましょう。
返品送料が無料でなくても、交通費や店員さんとのやり取りの煩わしさを考えれば決して高くないと思います。

又はUNIQLOやZARAなど、店員さんが接客をしてこないお店もありますので、積極的に利用してみて下さい。

でも、可能であれば、シーズンのはじまりにショッピングモールやデパートなどでウィンドウショッピングをすると、季節のはじまりのワクワク感が味わえるのでおすすめです。
店員さんの服装やディスプレイも参考になりますよ。

もし、店員さんに声をかけられるのが不安であれば、お友達と一緒に行くのもいいですね。
1対1より、2対1の方が優勢ですし(笑)




②「いかがですか?」と声をかけられると困る
試着をしてみて、もし「ちょっといいかも」と思ったら、勇気を出して試着室の外に出てみましょう。

試着室の鏡で見るよりも、店内にある鏡で2・3メートル離れて見た方が自分の姿を客観的に見られますし、
もし試着室の照明がお洒落なオレンジ色だったら、肌も服も黄みがかって見えて本当の色がわからないので、なるべく自然光に近い所で顔映りなどのチェックが必要です。

そうしないと、実際に外で着た時に「似合ってなかった」とガッカリすることになります。


試着室から出るタイミングは、店員さんが「いかがですか?」と、声をかけてきてくれた時が一番自然に出やすいと思います。
合わせたい色やアイテムを伝えれば、店員さんが似たものを持って来てくれるかもしれないので、是非伝えてみましょう。

それが難しい人は、合わせたいアイテムを着てお買い物に行くと、失敗を防げるのでおすすめです。



ではもし、「試着したらイマイチだった」という時はどうすればいいでしょう。



そんな時は「大丈夫でーす」と言って試着室から出なくてOK!



うっかり試着室から出ると、アレコレ店員さんにすすめられる可能性もあるので、買う気が全くない時は出るのはやめましょう。
律儀に対応しなくても気にしなくて大丈夫♪




③断りづらい
私の販売員経験では、
「試着してくれる」=「買ってくれる」というより、
「同じ日に2回目の来店」=「買ってくれる」の方が印象としては強かったので、1回目の試着で断られても、「またお待ちしてまーす♪」ぐらいの気持ちでした。


なので、試着の時に断るよりも2回目の来店で断る方が、パワーが必要だと思います。


「やっぱり気になるからもう1回行って試着してみよう」なんて足を運んだら、
「また来てくれた!買ってくれるかも!」と、店員さんの期待値を上げてしまい、断るハードルが上がりかねません。


勇気を出して1回目の来店で試着までしてしまいましょう!



実際に試着をしてみたらイマイチで、その服の購入を見送りたい時。

私が最近よく使うのは「似合わなかったのでやめておきます!」

これ、結構便利です♪

買う気がないのに「ちょっと考えます」と言うのは、嘘をついているのと同じなので罪悪感を感じてしまう…ということありませんか?

「似合わないからやめておく」というのは本当の事だし、ここまでハッキリ伝えると店員さんも諦めてくれます。
これを言ってもしつこく勧めてくる…という経験は今のところありません。


逆に「気に入ったんだけどもう少し悩みたい」という時は、
「今日はやめておきます」
一晩考えます」
「今日は手持ちがないので出直します」
などと、ハッキリ伝えるようにしています。


中途半端に悩んでるオーラを出してしまうと、店員さんは「もう一息だ!」と押してきます(笑)

「今日購入されると〇〇ポイントプレゼントしているんですよ」
「今日までセールで〇〇円引きなんですよ」
「これが最後の1点ですよ」(このセリフ、販売員時代に私も実際言っていましたが、嘘をついたことはありませんよ^_^;でも、「今は」最後の1点だけど、週明けに再入荷するかも…ということもあります

なんて、たたみかけられる可能性があるので「毅然とした態度」が、重要です。


ちなみに、私は1回目の来店で試着した場合
「急ぎで必要」「気になっていたアイテムでアウトレットで一目惚れ」などの場合などを除いては、基本的に買いません。

この事についてはまた改めて書きますね。



以上、店員さんが苦手な方向けの試着の方法をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

少しでもそんな方の背中を押すキッカケになれたら嬉しいです。


オシャレは楽しむものです。
楽しいオシャレの為にする買い物が、憂鬱な気持ちの原因なんて、本末転倒です。


幸い、今はお買い物の選択肢が沢山ある時代です。

いつものやり方が自分に合わないからといって「買い物はキライ」と決めつけずに、別の方法を試してみて下さい。
自分に合った方法が見つかるまでは面倒に感じるかもしれませんが、一度見つけると格段に楽になって、お買い物がきっと楽しいものに変わると思います。

あなたがオシャレを楽しめますように。
応援しています!



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