まずは上のマップを見て欲しい。
これは浅草駅東側の様子なのだが、見ての通り『吉野家』、『松屋』、『すき家』の牛丼3強が密集しているのがわかるだろう。
それも半径50m以内に、である。
これほどの密集具合は、おそらく関東では他に無いのではないだろうか。
タイトルにも書いてしまっているから何を言いたいのかはバレバレだと思うので、もう言ってしまおう。
そう、これはまさに・・・
牛丼三国志である。
つまり、
こういう事だ。
おそらく浅草の地では今、『吉野家』、『松屋』、『すき家』による熾烈な勢力争いが起きているはずなのだ。
浅草と言えば年配が多いイメージだが、こんな激しい大戦争の真っ只中ではお爺ちゃんもお婆ちゃんも安心してヨボヨボできるはずもない。
この3店舗による、血で血を洗う戦いに怯えながら暮らしているのだろう。
実際には血ではなく皿を洗っていると信じたいが。
個人的に応援したいのは、最近チキン系定食をレギュラー化した松屋だ。
チキン系定食だけでなく、人気メニューの『ごろごろチキンカレー』もレギュラー化し、ファンサービスにも余念がない。
これはまさに、王者『吉野家』、新興勢力『すき家』に対する
現代の黄巾の乱と言えるかもしれない。
だが、すき家も侮れない。
1899年創業の吉野家、1966年創業の松屋に対し、1982年創業とかなり後発のチェーンでありながら、その店舗数はダントツトップの1940店!(※2022年5月15日現在)
他店には無いトッピングとメニューの豊富さも魅力だ。
事実として前述の通り圧倒的な店舗数でもって、すでに日本中にすき家の赤壁を築き上げている。
そして一方の吉野家だが・・・
最近はあまり良いニュースを耳にしない。
せっかく自信作の親子丼をメニューに加えたというのに、そのタイミングで幹部の不適切発言やら、就活生に対する差別発言やら、ブランドイメージに傷がつきまくっている。
定食に力を入れている松屋、メニューの豊富さで勝負のすき家に比べ、基本的な王道の味で貫禄勝ちをし続けてきた吉野家。
牛丼界を長らく牽引してきたトップランナーに今、陰りが見え始めている。
一体どうして、こうなってしまったのやら。
これはもしや・・・
孔明のチキチキバンバンによる罠だったのか。
この決着がそう簡単につくとは思えないが、戦いの行く末を興味深く見守るとしよう。
もし浅草に行く用事があったら、この3店舗の食べ比べでもしてみようか。
あ、最後にこれだけは言っておかなくてはなるまい。
俺、三国志まったく知らねんだわ。
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