月別アーカイブ / 2011年04月

昨日お邪魔した
RINGO DEATHSTARRとcruyff in the bedroomのライブのことを書くつもりなのだが
全然ちがう着地になる予感。

すべてのはじまりは中学時代の同級生のアキラだった。

メタルバンドを父親の死がきっかけとなり脱退し
数年ギターを握らない俺を見かねた彼は
俺に新しい世界を見せつけた。

それらはジャンルで言ってしまえば
ネオアコやらネオサイケやらマンチェスターやらギターポップやらと言われた
それまでのオルタネイティブピッキングとスピードを競う
あるいはいかに様式を粉飾するかを第一としたメタルの世界とは真逆の
パーソナリティのちがいが個性というものではない
真のオリジナリティをみつけられそうな世界
…と当時は感じられた…であり
ネオアコ/ネオサイケを掘り下げた先には
ヴェルヴェットアンダーグラウンドがあり
そこはノイズの苑だったのだ。

すべてのはじまりはThe Velvet Underground。
ルー・リードの生きざまそのものの「ワイルドサイドを歩け」

そこにたどり着いたのは自力ではなく
ナビゲーションしてくれたのは
「小さいサイズの頃の」フールズメイトや新宿ビニールや吉祥寺ワルシャワや六本木WAVEなどなど…。
サブカルチャーという言葉ができる前のサブカルチャー。

話は前後するが
10年前wipeの取材でフールズメイトの編集部を訪れた際に
山積みされた「小さいサイズの頃の」それを
「頂いていいですか」と何冊も持ち帰る俺を
一昨年亡くなられた東條さんは目を細めて見ていらした。
そう、ZEPPET STOREも結成のきっかけはフールズメイト。

ヴェルヴェットアンダーグラウンドが突き刺した
ノイズの荒野をさ迷う旅は
その20年後の80年代後半に
クリエイションがシーンを引っ張り
ジザメリが最初にたどり着きマイブラ「LOVELESS」で終わる。

ジャーナリズムはシューゲイザーと銘打って
以降たくさんのフォロワーをさらに20年間輩出続けている。

すべてのはじまりはMy Bloody Valentineであり
はじまったと同時にそれ以上の進化不能な作品でもあった。
なるほど手を変え品を変え良質な作品はたくさんあれど…。
ヴェルヴェットアンダーグラウンドから数えれば40年
メタルの世界で嫌気をさした様式を追い求めるという螺旋であることも間違いない。

もちろん昨夜のリンゴデススターもその螺旋の中にいる。
いや、はっきりさせなければならないが偉そうに言っている俺もである。
だが彼らにはその螺旋にとどまっていたいという意識は感じられなかったのが俺には救いだった。
俺もそうであるように。
完全なる個を求める意識。

ヤナと久しぶりに人のライブを見ながら
当時の新しいモノを探す欲、あのドキドキ感をも思い出す。

彼らにまだそれはないのだが
ヤナがライブを見ながら
「当時のまこっちゃんの音みたい」という言葉でその感覚は甦った。

まだあるはず。
新しい俺の、未だ俺も知らない、俺だけの音をまた探したい…と。
もうすぐ46だというのに…。

天下無双とは…ただの言葉じゃ


[Total Feedback]
■日程
2011年4月30日(土)
■場所
高円寺HIGH
■出演
<LIVE>
sphere/東京酒吐座/Al Van She's Coming/PLA S TICZ O O MS/dario
■open / start
17:30 / 18:00
■adv. / day
¥2000 / ¥2500 (+1drink500yen)
■チケット
・店頭販売・・・3/30発売
sphere お問い合わせフォームにて予約承ります。
■問い合わせ
sphere official website
高円寺HIGH (TEL:03-5378-0382/MAIL:info@koenji-high.com)


http://www.spheresongs.com/

http://igoagainstslider.com/

http://makotogomi.net/

http://www.tetrahedron-r.com/

震災の翌週
俺は名古屋の高島屋の11Fにある今風の大型書店にいた。

広大なフロアとそれでも入りきれず
二人がやっとすれ違えるほどしか余裕をもたない通路を挟んで
大量に積まれた書籍の中で俺が手に取ったのはなぜか
…山本周五郎の「樅の木は残った」であった。

他のタイトルに対してあまり興味が持てない中
題名だけであれば子供の頃に大河ドラマで放映されたこと
そのオープニングが能面か何かのひたすらアップとかで
子供心に気色悪かったこと…などの記憶はあるが
アルバム制作を締切が迫りながらも
大量の電気を消費するわけにもいかず
「読書」する行為が必要だった俺にとっては
その程度の引っかかりと文庫本三冊というちょうど良いボリュームで
その本を選ぶ理由には充分であった。

内容は書くつもりはないが…
従来この伊達騒動の悪役とされる原田甲斐が
領地である船岡にて旧家臣や町人などから愛されていた
…というところから作者が創造した新しい解釈により
外様大名を軒並み取り潰そうとする幕府の策略から
まさに四面楚歌の御家の一大事の中
周囲の人間をも誑かしながらも
最期は罪を己の一身に浴び
御家の安泰を望みながらも
狂人の汚名と自家の男子4人その孫2人は切腹され
原田家は断絶…という忠臣として描かれ
1970年に大河ドラマ化されたその原作は
その団塊の…という時代背景と相まって
大河ドラマの歴史の中でも名作と数えられている。

…としっかり内容に触れてしまったが

この本で俺が共感したのは
主人公の孤独感と
それを取り巻く登場人物もまた孤独を抱えていて
自分が10代の終わりに体験した父との別れと
そこで父親が教えてくれた
孤独であるが孤独ではないという矛盾であり
制作中にいくらでも感じるその孤独に打ち勝つ方法であり
…を今一度思い出させてくれた。

良い本とであった。


あ、ライブっすから。


[Total Feedback]
■日程
2011年4月30日(土)
■場所
高円寺HIGH
■出演
<LIVE>
sphere/東京酒吐座/Al Van She's Coming/PLA S TICZ O O MS/dario
■open / start
17:30 / 18:00
■adv. / day
¥2000 / ¥2500 (+1drink500yen)
■チケット
・店頭販売・・・3/30発売
sphere お問い合わせフォームにて予約承ります。
■問い合わせ
sphere official website
高円寺HIGH (TEL:03-5378-0382/MAIL:info@koenji-high.com)


http://www.spheresongs.com/

http://igoagainstslider.com/

http://makotogomi.net/

http://www.tetrahedron-r.com/

ずいぶんと前に
おじいちゃんが縁側で
大東亜戦争の話をしているようなのかも知れない…という喩えで
俺は伝わらないやも知れぬ事柄を
自分よりは年下にあたる世代に伝えたがる話をした。

それは結果的に人のためになるならないとは別に
自己が経験したことを整理し
さらに先に向かうことには役立っているわけだ。

その標的はつねに自分のまわりに数名はいて
俺の縁側日記のページは更新され続ける。

俺から見れば彼らの特徴は
それらの中から吸収したいページだけを抜き取り…だ。
「ほら、そのページは前後と連動していてな、そこだけをかじったところでのぅ…」と
また縁側でぼやくのである。

そんなジレンマは都度感じるのだが
それでも成功の基準は人が決めるのではないのだから
俺はずいぶんな幸せ者だと思えている。
縁側日記に付き合ってくれる人が大勢いて。

なぜなら俺が
進化し続けていれるのだからな。


[Total Feedback]
■日程
2011年4月30日(土)
■場所
高円寺HIGH
■出演
<LIVE>
sphere/東京酒吐座/Al Van She's Coming/PLA S TICZ O O MS/dario
■open / start
17:30 / 18:00
■adv. / day
¥2000 / ¥2500 (+1drink500yen)
■チケット
・店頭販売・・・3/30発売
sphere お問い合わせフォームにて予約承ります。
■問い合わせ
sphere official website
高円寺HIGH (TEL:03-5378-0382/MAIL:info@koenji-high.com)


http://www.spheresongs.com/

http://igoagainstslider.com/

http://makotogomi.net/

http://www.tetrahedron-r.com/

↑このページのトップへ